春、夏、秋、冬。日本には四季がありどの季節にもよさがあり味わいがあります。休日は季節を感じて過ごしてみませんか?この記事ではなぜ季節を感じることが大切なのか、そのメリットや季節を感じて過ごす方法をご紹介しています。
季節を感じる大切さとは?
さて、なぜ季節を感じることが大切なのでしょうか?
季節を感じる=今を楽しむ
それはまず一つに、季節を感じるとは今を楽しむということだからです。
私たちは放っておくと、「ああしなければよかった」と過去の後悔が頭を占領したり、明日の仕事のことやずっと先の不安など、未来のことを考えてしまいます。
そうやって今を楽しめないまま、大切な今という時間を過ごしてしまいます。
過去や未来のことばかり考えていると脳が疲れてストレスを感じやすいのだそう。
幸福度が高い人は今を楽しんでいる人であり、今を楽しむことの一つが季節を感じることなのです。
季節を感じる=情緒を育む
季節を感じることは情緒を育むことにつながります。
情緒が豊かな人は心が豊かで、人生も豊かになっていきます。
美味しいものをたべて「美味しい」と感じ、美しい景色をみて「美しい」と感じる。
道端に咲いている花をみて「綺麗だなぁ」と感じ、青空をみて「気持ちいい」と感じる。
日々「やらなくてはいけないこと」に追われていると、感じる心を忘れてしまいがち。
小さなことにも喜びを感じ、幸せを感じられる人生って素敵ですよね。
季節を感じて過ごすことで、喜びや幸せを見つけやすい、感じる心が育ちます。
季節を感じる=どの季節も好きになる
あなたが好きな季節はいつですか?
苦手な季節はありますか?
筆者が一番好きな季節は夏で、苦手なのは冬です。
まったく逆の人もいらっしゃるでしょう。
苦手な季節を「嫌だ、嫌だ」「早く終わらないかな」と思って過ごすより、どの季節であってもその季節のよさを味わって過ごすほうが楽しいですよね。
季節を感じて過ごすと、どの季節も好きになります。
好きとまではいかなくても、楽しめるようになります。
季節を感じて過ごす9つの方法
それではここから、休日に取り入れたくなる季節を感じて過ごす方法をご紹介していきます。
1. 季節のお花見をする
季節を感じる方法として真っ先に「花」が思い浮かぶ方も多いかもしれません。
ここで言う「お花見」とは、季節の花をめでること。
【春】桜、ネモフィラ、菜の花、チューリップ、バラ
【初夏】紫陽花、ラベンダー、花しょうぶ
【夏】ひまわり、サルスベリ、ユリ
【秋】紅葉、コスモス、彼岸花、ダリア、秋バラ、ススキ
【冬】水仙、椿、クリスマスローズ、ロウバイ
休日には季節の花絶景を見に行くプランを立ててみるのもいいですね。
2. 季節の果物狩り・味覚狩り
栽培方法によって一年中おなじ果物狩りを行なっている施設もありますが、やっぱり旬の果物は旬の時期に楽しむのが最高!
地域によっても果物狩りや味覚狩りができる時期にはズレがありますが、一般的には以下の季節になります。
【冬〜春】イチゴ
【初夏】さんらんぼ
【夏】メロン、ブルーベリー、桃
【夏〜秋】梨、ぶどう、栗拾い
【秋】芋掘り
【夏〜冬】りんご
【秋〜冬】みかん、柿
自然を味わいながら旬の味覚を味わう果物狩りで、ぜひ季節を感じてみてくださいね。
3. 季節の果物でジャムをつくる
休日に旬の果物でジャムをつくるのはなんだかお洒落な過ごし方ですよね。
基本的なジャムづくりの材料はたったの3つ!
・いちごなどの果物
・砂糖
・レモン果汁
ゴロっとした果肉がのこる、手作りならではのジャムが楽しめます。
パンに塗るのはもちろん、朝食にパンケーキを焼いて手作りのジャムでいただくのも素敵ですね。
季節ごとに旬の果物でつくったジャムと、パンケーキが並ぶ食卓で季節を感じる。
そんな楽しみ方はいかがでしょうか。
4. 季節の食材で料理をする
トマトやきゅうり、なす、大根など旬以外の季節にも多く出回る野菜も多くありますが、なかには「これを食べると春だな〜」など季節を感じる食材もあります。
【春】菜の花、たけのこ
【夏】ゴーヤ、とうもろこし
【秋】栗、さつまいも、サンマ
【冬】柚子、春菊、かぶ、白菜、牡蠣
春には筍ごはん、夏にはトウモロコシごはん、秋には栗ごはん、冬には牡蠣ごはん。ごはんだけでも季節を感じる食べ方ができますね。
食卓をとおして季節を感じることは、料理をする楽しみも増えます。
5. 季節にあわせて部屋の模様替えをする
カーテンを洗うタイミングで季節を感じる色や柄に切り替える。
夏にはい草をつかったクッションなど、季節らしい素材感をインテリアに取り入れる。
部屋に季節ごとの花を飾る。
季節ごとに食器のテイストを変えてみたり、部屋に飾る雑貨にも季節感を取り入れる。
自分が過ごす部屋に季節を取り入れるのも、季節を楽しむ方法のひとつです。
6. 季節のファッションを楽しむ
夏には半袖やノースリーブを着るし、冬にはニットを着てコートをはおる。
当たり前のように季節ごとのファッションに身を包んでいると思いますが、「季節のファッションを楽しむぞ」という視点をもつと、ちょっぴり苦手な季節も楽しめるようになります。
筆者は冬が苦手ですが、冬には冬にしかできないファッションがあります。なによりモコモコのニットやマフラーを巻いた女性って可愛い!
そうやって冬のファッションを楽しもうとすると、苦手な冬にも楽しみができます。
7. 五感から季節を感じる
冬のひんやりとした空気、夏の暑さのなかに吹く風の心地よさ、少しずつ冷たさを感じる秋の空気、柔らかくあたたかい春の空気。
肌に感じる季節の温度って情緒がありますよね。
また音や匂いからも季節を感じることができます。
冬には雪が降って静まり返る町、夏にはセミの鳴き声や風鈴の涼やかな音、秋には金木犀の甘いかおり、春には小鳥のさえずり。
五感で季節を感じると情緒が育まれていき、心が豊かに育ちます。
8. 季節の行事を楽しむ
春、夏、秋、冬それぞれに季節の行事があります。
【春】お花見、端午の節句(菖蒲湯・かしわ餅)
【夏】七夕、土用の丑の日、お盆
【秋】お月見、秋祭り、酉の市
【冬】冬至、七草がゆ、節分、大晦日、お正月、クリスマス
そのほか地域によって季節の行事やイベントが行われるので、ぜひ参加してみてください。
ただ過ぎ去る一日にせず、小さなことでも行事に即したことをやってみると季節を感じることができます。
9. 季節の遊びを満喫する
春にはピクニックや潮干狩り、夏にはマリンスポーツやバーベキュー、流しそうめん、秋には陶芸や読書、紅葉風呂、冬にやスキーやスノーボード、鍋パーティー、雪見風呂。
季節ならではの遊びを満喫して、それぞれの季節をたっぷり味わってみましょう。