職場のイライラさせる人にイライラしない方法とは

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職場のイライラさせる人にイライラしない方法とは

できれば心穏やかに過ごしたいのに…職場にイライラさせる人がいる。という時、そのイライラをどうしますか?

友人の話を聞いていても、どこの職場にもいるものなんだなぁと思わされますが、一週間に5日間働いているとすれば、人生のなかで仕事は大きなウエイトを占めます。その仕事において(職場において)イライラさせる人がいれば、日常の大部分をイライラして過ごすことになります。

仕事中だけならまだしも、仕事以外の時間や休日にも、職場のイライラさせる人を思い出して、嫌な気持ちになったりする。

イライラさせる人ほど、思い出してしまうものですから。

しかしこれでは、自分の人生を、その、イライラさせる人に乗っ取られているようなもの。これは避けたいですよね。

この記事では、職場のイライラさせる人にイライラしない方法をご紹介していきます。

目次

イライラしても自分が嫌な気持ちになるだけ

イライラしても自分が嫌な気持ちになるだけ

人によってイライラするポイントは異なると思いますが、職場でイライラさせる人には、たとえば以下のような場合があると思います。

・相手のせいで自分が迷惑をこうむる
・何度言ってもやらない、期日を守らない
・私のことを考えてくれていない
・自分勝手、自分のメリットしか考えない
・仕事しない、仕事が遅い
・私ばかりが◯◯している
・仕事ができないのに上司に評価されている

イライラはイライラを呼んでしまうもので、イライラしているときは改札で引っかかったり、誰かにぶつかられたり、卵を落として割ってしまい、掃除が大変だったり…なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。

イライラしても損をするのは、結局自分。自分が嫌な気持ちになるばかりで、相手は、のほほんとやっているものです。

イライラさせる相手を変えることはできない

イライラさせる相手を変えることはできない

他人を、こちらの思うように変えたいと思うと、人生で悩みがどんどん増えていきます。他人はコントロールできないからです。

できないことを、「ああしたい、こうしたい」といくら悩んでも、できないから解決しない。解決しないから、ずっとイライラが続きます。

だとすれば、変わるべきは自分。自分の考え方を変えるしかありません。

自分の考え方を変えるのは、自分でできること。自分でコントロールできることで悩むと、現状を変えていくことができます。

職場のイライラさせる人にイライラしない考え方

職場のイライラさせる人にイライラしない考え方

職場のイライラさせる人にイライラしなくなるには、自分の考え方を変えること。と言うのは、書いてきた通りです。

ここからは、どうやって考え方を変えていくかを書いていこうと思います。

もし満たされた日々を過ごしていたら?

もし、十分すぎるぐらいに潤沢なお金を持っていて、毎月お給料もがっぽり入ってきて、体力もあり余るぐらいにあり健康で、愛情たっぷりの、愛に溢れる毎日を過ごしていたら。

職場のイライラさせる人に、イライラしないのではないでしょうか?

自分が満たされて幸せな毎日を過ごしていれば、他人にイライラすることはそうありません。

実際に、おなじ相手におなじ様に被害を被っていても、イライラしない人もいますよね。その人のもって生まれたものかもしれませんし、その人は毎日満たされているのかもしれません。

イライラさせる人のことを考えて過ごすより「どうやって私を満たしてあげようか?」と、自分を楽しませてあげて、喜ばせてあげる方法を考える。

その方が、自分も幸せです。

自分も誰かをイライラさせているかも

自分が被害者だと思うから、職場のイライラさせる人に対してイライラしてしまうけれど、もしかしら、自分も誰かをイライラさせているかもしれません。

私も、このことに気づいた出来事があります。

数年前、仕事で関わりのある女性が、私に攻撃的な態度をとっていました。しかし「私はなにも悪いことはしていない」と思っていたし、単純に私のことが気に食わないだけなのだろうと思っていました。

つまり、問題は相手にあると思っていたのです。

時が経ち、相手との関係がよくなった時に、私は気づきました。私がイライラさせていたのだと。

私は、彼女が「あなたに言いました」ということに対して、聞いた覚えがなく「そんな話を聞いた覚えはない」という態度を取っていました。

言った本人にすれば、「私は絶対に正しい」「あなたの方が間違っているのに」とイライラするのも無理はありません。

その後、私は殴り書きのメモをみて、彼女に聞いていたことを思い出したのですが…、攻撃的な態度を取られているときには、「私はまったく悪くない」と思っていたので、自分の行いを顧みることをしなかったのですね。

多くの人はイライラさせようと思って、イライラさせているわけではありません。無意識にイライラさせているので自分では気づかなかったりします。

もちろん、相手の心の許容量次第でもあるので、相手が勝手にイライラしている場合もあります。

しかし、もしかしたら、自分も誰かをイライラさせているかもしれない、と思うと、イライラさせる人にたいして少しは寛容になれるのではないでしょうか。

要するに、お互いさまなのです。

かと言って、「私も誰かをイライラさせてるのかも」と自分を責めたり、心配する必要はまったくなく、他人と分かり合えないのは当たり前、というわけです。

イライラさせる人の”おかげで”と考えてみる

職場のイライラさせる人の”せいで”、と考えると、ますます腹立たしくなります。”せいで”を”おかげで”に変えると、イライラもしなくなります。

むしろ「感謝」に変わります。

・イライラさせるA男さんの”おかげで”恋人への不満が小さなことに思えた

・イライラさせるB子さんの”おかげで”本当にやりたい仕事をやろうと決心がついた

・イライラさせるC助さんの”おかげで”成長できた

どんな出来事からも、”おかげで”を見つけることはできます。

映画やドラマには、たいてい主人公の邪魔をする人が登場します。言ってみればイライラさせる人。

そういう人が現れてくれるおかげで、主人公は成長し、ハッピーエンドを迎えたりしますし、そういう人が現れなければ、ものすごくつまらないドラマです。

あなたも、そんなドラマを見たいとは思わないのではないでしょうか。

自分の人生の主役は自分です。脇役として登場してくれた、イライラさせる人によって成長し、もしかしたらこの先に、素晴らしい未来が展開していくかもしれません。

そのためには、イライラさせる人の”せいで”で終わらせず、”おかげで”に変換する必要があります。

明石家さんまさんはイライラしない

明石家さんまさんはイライラしない

私がソウルで語学学校に通っていたとき、イギリス人の男の子と同じクラスでした。

ある日の授業で「最近怒ったことを教えてください」というものがあり、みんなが韓国語で答えていったんですね。

そして、そのイギリス人の男の子の番になったとき、彼の放ったひと言は衝撃的なものでした。

「僕は、今まで怒ったことがありません」と韓国語で言い放ったのです。

クラスは、彼以外、全員日本人の女性でしたが、みんなで「えーーーー!」と大合唱したことを今でも覚えています。

世の中に、怒ったことがない人がいるなんて信じられない気持ちでしたが、明石家さんまさんも怒ったことがないそうです。

明石家さんまさんの考え方は、つぎの通り。

・イライラさせる人は、アホなやつ
・怒る人は、自分のことをエラいと思っている

明石家さんまさんだけでなく、イライラさせる人のことは”おバカさん”だと思えばいい、とおっしゃる方はいます。

たしかに”おバカさん”だと思えば、多少、イライラしなくなりますよね。”おバカさん”には、何を言ってもしょうがない、”おバカさん”だからと。

イライラさせる人は、わざわざ自分の限られたエネルギーをつかうような相手ではない、ということなんですね。

そう思うと、イライラすることがバカらしくなってきます。

そして、「怒る人は自分のことをエラいと思っている」というのも衝撃でした。

イライラしていると、つい自分こそ正義だと感じてしまいますが、そもそも「私はそんなによくできた人間なのか」と。

自分だって完璧ではないし…と思うに至ります。

体の状態を変えるとイライラしなくなる!?

職場のイライラさせる人にイライラしない方法まとめ

体と心はつながっています。胸を張れば自信が出て、肩をすぼめると自信がなくなり消極的な気分になります。

よし!とガッツポーズをするとやる気が出たりもします。

イライラしているときの顔はきっと、口はへの字口になっていて、眉間にはシワが寄り、目はつりあがっているでしょう。

イライラしなくなるには、その逆をやればいい、というわけです。

つまり口角をあげて(ほっぺたをあげて)、目は優しく微笑んだ形に。そして眉間のしわをアイロンで伸ばすようなイメージで。

そうすると、自然とイライラもおさまってきます。

私もよくやりますが、口角を思いっきりあげて過ごしていると、本当にイライラがどこかへ飛んでいくのです。

そして、イライラさせる人も悪気があるわけではなく事情があるのかもしれないなど、相手を理解してみようと思える。

イライラさせる人にたいして、「理解しよう」と思うのは難しいかもしれませんし、無理に理解しようとしなくてもいいけれど、人は自分を理解しようとしてくれる人にたいして心を開くものです。

おそらくあなたも、あなたのことを理解しようとしない人ではなく、わかってくれよう、理解してくれようとする人にたいして、心を開き、歩み寄ってみようかな、と思うのではないでしょうか。

イソップ童話『北風と太陽』でも、北風が力づくで旅人のコートを脱がそうとしても、旅人は「コートを飛ばされるまい」と必死になりました。

しかし太陽のあたたかい日差しが、旅人のコートを脱がせたのです。

イライラさせる人にイライラをぶつけても、相手は頑なになるばかり、ということです。

職場のイライラさせる人にイライラしない方法まとめ

職場のイライラさせる人にイライラしない方法まとめ

最後に、職場のイライラさせる人にイライラしない方法をまとめたいと思います。

1. 自分が十分満たされていたら、そこまでイライラしないはず。好きなことをやり、自分をとことん満たす。

2. 自分も誰かをイライラさせているかもしれないし、自分だって完璧な人間じゃない、と考える。

3. イライラさせる人はおバカさん。わざわざ自分のエネルギーを使うような相手ではない。

4. 体の状態を変えると心も変わる。口角をあげて(ほっぺたをあげて)過ごすとイライラしなくなる。

5. 相手を理解しようとしてみる。人は理解しようとしてくれる人に歩み寄ろうとする。

いかがでしたでしょうか。できることならイライラしない毎日を過ごしたいものです。

イライラさせる人にイライラしない方法を習得することができれば、また一つ成長でき、より理想の人生に近づくことができるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

「ホリデーノート」を運営/Yahoo!ニュース エキスパート執筆/マインドフルネス・アドバイザーコース ディプロマ取得/電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』出版

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