有意義とは自分にとって価値があり、意味があるということ。この記事では、休日の有意義な過ごし方とあわせて、有意義に過ごすために大切な3つのことをご紹介します。
有意義な休日の過ごし方17選
人生を楽しむには、健康な心と体があってこそ!心や体のためになる過ごし方をふくめ、有意義な休日の過ごし方をご紹介していきます。
1. 本を読むことにはメリットがいっぱい
2019年に文化庁が行なった世論調査(全国16歳以上の男女/有効回答数1,960人)では、「読書」に関して以下の結果が報告されています。
47.3%が1ヶ月に1冊も本を「読まない」と回答。
つまり約半数の人が、1ヶ月に1冊も本を読まないということになります。
ふだんから本を読む人にとっては驚きの結果ですが、つづけて「読書のいいところは?」との問いに対する上位3つの回答が以下です。
・新しい知識や情報を得られること
・豊かな言葉や表現を学べること
・感性が豊かになること
新しい知識が増えるって楽しいですよね。また、感性が豊かになることで自分だけの魅力が増します。
そして読書にはこれらに加えて、ストレス解消の効果や、幸福度があがる効果が期待できます。
有意義な休日を過ごしたい!と思ったら、まるっと1日本を読むと決めて過ごすのもおすすめです。
2. 体にも心にもいい!体を動かして気分爽快
休日を有意義に過ごすなら、体を動かす時間をつくる。体を動かす方法には、以下のような過ごし方があげられます。
・スポーツジムに行く
・ヨガやピラティスなどのレッスン
・ランニングする
・ウォーキングする
・サイクリングする
・スポーツ系習い事の体験レッスン
・趣味としてスポーツを楽しむ
体を動かすことが健康にいいことは、なんとなくわかると思いますが、じつはメンタル面でも体を動かすことには、いい効果があります。
とくに有酸素運動をすることでストレスに対抗するホルモンの分泌が活発になり、気持ちもポジティブになります。
3. モヤモヤ撃退!(カフェで)自分と向き合う時間を過ごす
自分と向き合う時間を取れていますか?
もし充実しているはずなのに、なんだかモヤモヤするなら、本当にやりたいことをやっていないからかもしれません。
日常生活で「しなきゃ」いけないことを優先しすぎると、本当にやりたいことがわからなくなっていきます。
やりたいことをやっているつもりでも、本当はそれほどやりたくないことをやっているのかもしれません。
休日はカフェで自分と向き合う時間をつくる。
・どんな自分になりたいのだろう?
・お金と時間がたっぷりあったら何をやりたいだろう?
などと自分に問いかけて、自分の本心を探ってみる。
またジャーナリングもおすすめです。
ジャーナリングとは時間を決めて、あるテーマに沿って、頭に浮かんだことを書きつづるというもの。
自分の考えていることが整理でき、思わぬ解決法が思いついたり、大きな問題だと思っていたことが、大したことがないことに気付けるなど、さまざまな発見があります。
4. 自分が「やりたい」と思うことをやる
休日を有意義に過ごすには、シンプルにやりたいと思ったことをやるのが一番です。
「やらなきゃ」ではなくて、本当にいま自分が「やりたい」と思うことをやる。
「やりたい」と思うことがわからない場合は、上記で紹介したように「自分と向き合う時間」をつくり、やりたいことを探ってみましょう。
自分がやりたいことを、自分にやらせてあげる。
そうやって自分を喜ばせる時間は、心を満たしてくれます。
心に欠乏感をかかえている状態と、満たされている状態では、頭に思い浮かぶことも違ってきます。
まずは自分を満たす!
とくに最近頑張りすぎていると感じている人は、遠慮なく好きなことをして自分を満たしてあげることで、エネルギーチャージができます。
5. 部屋の片付け・掃除をすると物事の流れがよくなる
有意義な休日の過ごし方として、部屋の片付けや掃除をとくにオススメしたいのは、部屋の片付けをずっと後回しにしている人です。
「いい加減、部屋を片付けないと…」と、心にひっかかっている状態は、詰まりを起こしている状態です。
たとえばホースに何か詰まっていると水が勢いよく流れませんよね?これと同じで、心のなかに無意識にひっかかっているものがあると、物事の流れも滞りがちです。
部屋の片付けだけではなく、お金の支払いなどもそうですが、「やらないと、払わないと」という心のひっかかりを取ることで、物事がスムーズに流れ出します。
心のなかにスペースが空き、新しいものが入ってくるようなります。
また、部屋の乱れは心の乱れへとつながります。
部屋を片付けることによって心もスッキリとして、気持ちよく毎日を過ごすことができます。
6. まるっと1日、自分を整えるメンテナンスデー
「今日は私を綺麗にするぞ!」と、徹底的に1日まるごと、自分メンテナンスのために時間を使ってあげると気分が上がります。
・美容院で髪を整えてもらう
・ヘッドスパで癒されながら髪を綺麗にしてもらう
・ネイルサロンで爪を整えてもらう
・美容皮膚科で肌の悩みを改善してもらう
・エステで癒されながら肌を綺麗にしてもらう
・アロマオイルのマッサージで凝りをほぐしてもらう
・美容整体で姿勢の改善につとめる
・よもぎ蒸しで体の中から温める
1日まるごとと言っても、あまりに予定が詰まっていると疲れてしまいますので、ゆっくりとランチやカフェタイムを楽しめるぐらいの余裕をもって、プランを組み立てたいですね。
7. 自分の体をいたわるランチを食べに行く
有意義な休日とはたくさん予定が入っている休日ではなく、なにか一つでも自分の意思で行なったことがあれば有意義な休日になります。
「今日は体にいいランチを食べるぞ!」と決めて、体にいいランチを食べに行く。この予定がひとつ入っているだけでも有意義な休日です。
大切な自分のために、自分の体のために、健康的(ヘルシー)な食事をいただく。体にいいものを食べると心が喜ぶのは、自分を大切にしているからです。
8. 新しいことにチャレンジして新しい扉を開く
小さなことでも、なにか一つ新しいことにチャレンジする。
人は目で見ているのではなく、脳で見ているという言い方をすることがあります。目にはたくさんのものが見えているけれど、実際には脳で意識したもの(無意識もふくむ)しか拾うことができません。
なのでもし、あなたが「新しいことにチャレンジする」という言葉が気にかかったのなら、意識的にしろ、無意識的にしろ、心のどこかで「新しいことにチャレンジしたい」と思っていたから。
「やってみたいな」と思っていたことがあるなら、この休日に一歩踏み出してみる。
新しいことをすると、文字通り、新しい扉がひらきます。
筆者は、ずっとやりたいと思っていたこをやって、自分には合わないことに気づきました。これもある意味、新しい扉。
やってみたことで、「あ、これ違った」と気づくことができ、また次のやりたいことがムクムクと心に思い浮かぶのです。
9. 大切な人と笑って過ごすのは有意義な時間
家族、恋人、友達…大切な人と、ただ笑って食事をする。これだけでも、とても有意義な時間です。
セロトニン、オキシトシン、ドーパミン。この3つは代表的な幸せホルモンです。
この中でも「オキシトシン」とは、人との触れ合いによって分泌されるホルモンであり、大切な人との触れ合いや楽しい会話を交わすことは、ストレスの軽減、幸福度のアップにつながります。
10. ただの遊びじゃない!カラオケも有意義な時間
休日にカラオケをすることも有意義な時間のつかい方です。
大きな声で歌をうたうと気分がスッキリしますが、歌う前にくらべて、歌ったあとはストレスホルモン「コルチゾール」の量が減ったという研究結果があります。
カラオケがストレス解消に効果があることが、実証されているのですね。
それだけでなくカラオケは有酸素運動になり、軽い運動と同じような効果が期待できます。
11. 写経をして心を整える
写経とは、一文字一文字、丁寧に経文を書き写すことです。写経の定番である「般若心経」は260〜270文字前後ですが、はじめての場合はかるく1時間はかかります。
写経用紙と筆ペンがあれば自宅でもできますが、静寂ただようお寺で写経に興じる時間もとても癒されます。
写経はもともとは修行のひとつですが、最近は写経により集中力がつくことや、字の上達、ストレス解消、脳の活性化などさまざまな効果が期待できると言われています。
写経をしたことがない方は、ぜひ一度、休日に時間をとって写経に興じてみてください。
12. 副業になるかも!?興味のあることを勉強をする
なにかを学ぶって楽しいですよね。休日はちかい将来のために勉強をする時間につかうのも有意義な過ごし方です。
ひと昔前とちがい、副業OKの会社も増えてきています。
興味のあることについて学びを深めることによって、副業に結びつく可能性が広がりますし、副業ではなく将来的に本業にだってできるかもしれません。
自分の可能性を決めているのは、他でもない自分です。
さぁ、チャレンジしてみましょう。
13. 仲間ができることも!習い事をする
大人になると友達ができにくいと言われますが、習い事をすることで、同じことに興味がある仲間ができることがあります。
頑張って友達を作ろうとしなくても、好きなことを習うのは楽しいもの。楽しんでいると、自然と交流が広がっていきます。
以前、喜多川泰さんの『運転者』を読んで、ハッとさせられたことがあります。
一字一句覚えていませんが、だいたい以下のような感じのことです。
笑顔で機嫌のいい人には話しかけたくなるけど、誰が、不機嫌な顔をしている人に話しかけようとするだろう。
ご縁というのは人が運んでくるものですが、そういう縁に恵まれるのは機嫌のいい人、というわけです。
習い事でもなんでも楽しそうにしていると、自然と人との縁にも恵まれていきます。
14. 自然に身をひたし無意識を浄化する
自然に触れることで癒される経験をしている人は多いでしょう。自然にはストレスホルモン「コルチゾール」を減少させる効果があることが明らかにされています。
しかし自然に触れることは、ストレスを減少させるだけではありません。
田坂広志さんの著書『運気を磨く』では、無意識にあるネガティブな想念を浄化する3つの方法が紹介されており、その一つが「自然に触れること」とされています。
意識のうち私たちが認識できる意識は5%、のこり95%は無意識であり、私たちの行動のほとんどが無意識によるものと言われます。
となると無意識にネガティブな想念が満ちていると、行動も、それに従ったものとなります。
しかし無意識は無意識だけに、変えていくのはなかなか難しい。難しいながらも無意識にあるネガティブな想念を浄化するのが、自然のなかに身を置くこと、というわけです。
休日は渓谷を散歩したり、山に登ったり、自然とたわむれる時間を過ごす。遠くまで行けない場合は公園でもOK。
ゆっくりと自然を味わう時間をつくり、エネルギーチャージとともに無意識の浄化を行いましょう。
15. 美術館で感性をみがき魅力的な人になる
ふだん美術館に行く機会がないなら、なおさら、休日は美術館に足を運んでみるのもオススメです。
アートに詳しくなくても、作品を見ていると何かを感じるはずです。その、自分がありのままに感じる心が感性をみがきます。
感性を磨くことで、魅力的な人になります。自分だけのオリジナルな魅力が培われていきます。
美術館にはカフェやレストランを併設しているところもあるので、休日はアート鑑賞を楽しんだあと、ミュージアムカフェで余韻にひたる、そんな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
16. ひとり旅は自分を成長させてくれる
つい、目に見えるモノ、手元にのこるモノにお金を使いたくなるかもしれませんが、よく言われるように、モノより経験にお金を使うほうが幸せになれます。
ひとめ惚れして買ったはずの洋服も、何度も着ているうちに、当たり前にあるものになってしまいます。
しかし旅行は、いつまでも心に残る。だんだんポジティブな思い出に変化していくので、数年後に思い返しては、笑顔になれます。つまり幸せが長くつづくのですね。
それだけではなく、ひとり旅という経験は、自分を成長させてくれます。
成長はなかなか目には見えませんが、「それまでとは違う自分」という要素が、必ずどこかにプラスαされているものです。
自分にたくさんの経験をさせてあげましょう。
とくにひとり旅は、知識も行動力もコミュ力も高まり、自分だけの経験が、その人最大の魅力である自分らしさを作りあげていきます。
17. たまの贅沢は心を潤し、自分を高める
節約はけっしてダメなことではないけれど、しすぎるのは問題です。節約しすぎると心が貧しくなります。「私はこんなに我慢しているんだ!」と卑屈にだってなります。
たまの贅沢は心を潤してくれます。
休日は、いまの自分のできる範囲で贅沢をしてみる。
贅沢は、モノを買うより経験にお金をつかうのがおすすめです。
上質や一流を知ることで、自分を成長させることができます。「私にも手が届く範囲なんだ」という気づきが、自分をさらなる高みに連れていってくれます。
それだけでなく、単純に「また、こういう経験がしたい」と頑張る意欲にもつながります。
ただし贅沢するときに「あー、お金を使ってしまった」と後悔しないこと。お金は喜びの対価です。
休日を有意義に過ごすために大切な3つのこと
ここからは、休日を有意義に過ごすための3つの心得をご紹介します。
1. 迷う時間はストレスになる!迷いを減らす
「今日はカフェに行こうかな。でも雨降りそうだし面倒だな…。でも家にいてもつまらないし」など、延々と迷う時間にはストレスがかかります。
カフェに行きたいと思ったのなら、カフェに行くと決めて、カフェで過ごす。
雨が降るから家で過ごすと決めたのなら、気持ちを切り替えて家で楽しめる方法を考える。
そして自分で決めたことに対して後悔しない。自分で決めたことはすべて、自分にとって正解だったと決めましょう。
2. 義務ではなく意思をもって行動する
「せっかくの休日だから有意義に過ごさなくては」と、義務的に1日を過ごすのではなく、自分の意思で「こうしたい、これがしたい」と思って行動する。
人は自分で「やろう、やりたい」と思ってやることには幸せを感じますが、「やらなくては、やらされている」と感じることは嫌になります。
いやいや「掃除をしなくては」と掃除をするのと、「綺麗になった部屋で、ゆっくりとコーヒーを飲もう」と思いながらする掃除は違いますよね。
なにが有意義で、なにが有意義ではないかは、何をするかではなく、何かをすることでどう感じているかです。
なにかをするにしても、自分の意思で行なったことは有意義に感じます。
3. 無駄なことを楽しむ余裕も必要
有意義とは反対の言葉のように聞こえる「無駄」ですが、無駄なことを楽しめると鬼に金棒です。一見すると「無駄」に思えることから、いいご縁やチャンスにつながることはいくらでもあります。
そのチャンスに気づけるかは、意識のちがいです。
有意義であること(意味があること)ばかりに意識が向きすぎると、視野が狭くなりチャンスに気づきにくくなります。
心に空白をつくって、無駄だと思えるようなことも楽しめるようになると、様々なことに気づけるようになります。