東京で和を感じられる場所12選!風情を楽しもう

当サイトは記事内に広告を含む場合があります。
旧前田家本邸

心がホッと安らぐような和の雰囲気を感じたい。庭園や建物、和を感じる街並み、ホテルなど…東京都内で、和を感じられる場所をご紹介しています。

目次

1. 旧前田家本邸(駒場東大前)

旧前田家本邸(駒場東大前)

京王井の頭線「駒場東大前駅」より徒歩8分ほどの場所にある「旧前田家本邸」。メインとなるのは洋館ですが、じつは和館もあり、どちらも無料で見学できます。

旧前田家本邸

どこか京都を訪れたような、和の雰囲気ばっちりの風情のある外観。

和館は外国からの賓客をおもてなしするために建てられたもので、ガイドツアーなしの見学は1階のみとなっています。

旧前田家本邸(駒場東大前)

約40畳ある大広間に洋風の照明がつけられているのが印象的です。庭園に降りることはできませんが、美しい池泉庭園を眺めながら時間を過ごすことができ、心癒されるひとときを過ごすことができます。

旧前田家本邸
住所:東京都目黒区駒場4-3-55
アクセス:京王井の頭線「駒場東大前駅」より徒歩8分
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kuminnokoe/bunkasports/rekishibunkazai/kyumaeda.html

2. 浜離宮恩賜庭園(汐留)

浜離宮恩賜庭園「中島の御茶屋」

汐留駅から歩いて5分の都会に、東京都内で最も大きな大名庭園「浜離宮恩賜庭園」があります。東京ドーム5個分という広大な日本庭園のなかでも、もっとも和の雰囲気を感じる場所が「中島の御茶屋」です。

浜離宮恩賜庭園「中島の御茶屋」

「中島の御茶屋」は、園内にある「潮入の池」に浮かんでいます。「潮入の池」とは、都内で唯一、海水を引き込んだ池。潮の満ち引きにより異なる情景を楽しむことができます。

「中島の御茶屋」では美しい風景を眺めながら、お抹茶でひと息つくことができます。

あわせて読みたい
浜離宮恩賜庭園「中島の御茶屋」で風流なお抹茶じかん 大人の休日散歩におすすめしたい「浜離宮恩賜庭園」。東京ドーム5個分という大きな庭園内には「中島の御茶屋」があり、池のある風景を眺めながらお抹茶と上生菓子で時間を過ごすことができます。

浜離宮恩賜庭園
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
アクセス:JR「新橋駅」より徒歩12分/都営大江戸線・ゆりかもめ「汐留駅」より徒歩7分/都営大江戸線「築地市場駅」より徒歩7分/JR「浜松町駅」より徒歩15分
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html

3. 肥後細川庭園&松聲閣(江戸川橋)

肥後細川庭園

肥後細川庭園が広がるのは、熊本藩主・細川家の下屋敷だった場所です。肥後というのは、現在の熊本県にあたる旧国名。

こんなに美しい日本庭園を無料で見学できるなんて…と驚きを隠せません。

肥後細川庭園
右に写っているのが松聲閣

肥後細川庭園には、和を感じられる建物「松聲閣(しょうせいかく)」があります。明治20年頃に細川家の学問所として建てられた建物です。

肥後細川庭園の休憩室「椿」

2階は展望所となっており、庭園を一望することができ、1階にある休憩室「椿」では、庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができます。冷たいお抹茶とあたたかいお抹茶があり、あたたかいお抹茶はお菓子つきです。

肥後細川庭園
住所:東京都文京区目白台1-1-22
アクセス:東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」・東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩15分
開園時間:午前9時〜午後5時(2月〜10月まで)/午前9時〜午後4時30分まで(11月〜1月まで)※それぞれ入園は閉園の30分前まで
休園日:12月28日〜1月4日
https://www.higo-hosokawa.jp/

4. 椿山荘(江戸川橋)

肥後細川庭園のお隣にあるのが名門ホテル「椿山荘(ちんざんそう)」です。現在は宿泊者やレストランなどの館内施設を利用する方のみしか入ることができませんが、和の趣を感じる美しい日本庭園があります。

名物となっているのが「東京雲海」です。春夏秋冬、期間をもうけて雲海を演出します。

椿山荘には庭園を眺めながら時間を過ごせるランジがあり、アフタヌーンティーをいただきながら優雅な時間を過ごすのもおすすめ。

お腹が満たされたあとは、ゆっくりと庭園を散歩する1日はいかがでしょうか。

椿山荘
住所:東京都文京区関口 2-10-8
アクセス:東京メトロ「江戸川橋駅」より徒約10分
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/

5. ホテルニューオータニ日本庭園(赤坂見附)

ホテルニューオータニ・日本庭園
庭園の背後にあるのは「ガーデンタワー」

東京メトロ「赤坂見附駅」から徒歩3分の場所にあるラグジュアリーホテル「ホテルニューオータニ」。敷地内には約1万坪(東京ドームの2/3ほど)の日本庭園があり、宿泊者でなくても入園無料で楽しむことができます。

ホテルニューオータニの日本庭園

池を中心として周囲をぐるりと歩くことができる、池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の日本庭園。鯉がおよぐ清泉池には真っ赤な太鼓橋が架けられており、人気の記念撮影スポットになっています。

ホテルニューオータニの日本庭園

そし写真映えするスポットとして人気なのが、高さ6mの大滝です。高低差がある場所だからこそ可能で、夜にはライトアップを行なっています。春には梅、秋には紅葉もあわせて楽しめます。

庭園散歩とあわせて利用したいのが、ガーデンタワー6階にある「ガーデンラウンジ」です。大きく取られた窓から日本庭園を見渡すラウンジで、大きなシャンデリアや、庭園の緑に映える赤を基調としたインテリアが、優雅な気持ちにさせてくれます。

アフタヌーンティーをいただきながら過ごす休日は、心をリフレッシュしてくれます。

ホテルニューオータニ・日本庭園
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」D紀尾井町口より徒歩3分/東京メトロ半蔵門線・南北線「永田町駅」7番口より徒歩3分/東京メトロ「有楽町線」2番口より徒歩6分/JR 中央線・総武線ほか「四ツ谷駅 」麹町口・赤坂口より徒歩8分
https://www.newotani.co.jp/tokyo/garden/

6. 春花園BONSAI美術館(瑞江)

春花園BONSAI美術館

江戸川区の住宅街に広がる「春花園BONSAI美術館」は、外国からのお客さんが8〜9割をしめ、日本人が訪れるほうが珍しいスポットです。

内閣総理大臣賞を4回受賞した盆栽作家・小林國雄氏が、2002年に私財を投じてオープンしました。

”夢のかけはし” と名付けられた真っ赤な橋が架かる池には、立派な錦鯉が泳ぎます。和の風情たっぷりで、外国の方に人気があるのもうなづけますね。

春花園BONSAI美術館

しかし見所はやはり、盆栽です。園内には所せましと盆栽が並び、なかには1億円の盆栽、数千万円の盆栽もあります。そう、こちらは盆栽を展示販売しており、購入することもできます。

1億円の盆栽を買う人がいるのだろうか…と思っていたら、日本人は買わないけど外国人に買う人がいるとのこと。船で運ぶのだそうです。

春花園BONSAI美術館

日本庭園以外にも、数寄屋造りの家屋があります。畳がしかれた部屋から眺める日本庭園も情緒があり、しばらくぼんやりと過ごしたくなります。

春花園BONSAI美術館
住所:東京都江戸川区新堀1-29-16
アクセス:都営新宿線「瑞江駅」より徒歩23分/JR総武線「小岩駅」または都営新宿線「瑞江駅」よりバス
http://www.kunio-kobayashi.com/

7. 堀之内妙法寺(新高円寺)

堀之内妙法寺

堀之内妙法寺はガイドブックなどで紹介されるようなメジャーなお寺ではありません。しかし、和の風情たっぷりでとても美しいお寺なんです。

訪れる人は口々に「こんな場所に、こんな風情のあるお寺があったなんて」と驚きます。

境内を歩いていると、どこからともなくお香が香り、癒されます。

堀之内妙法寺
本堂

メインのお堂は「本堂」ではなく、山門をはいって正面に現れる「祖師堂」で、「やくよけのおそっさま」と呼ばれる厄除けのお寺です。

祖師堂や本堂などのお堂が回廊でつながれており、風情のある雰囲気を醸し出しています。

堀之内妙法寺

山門(仁王門)とは反対にある裏門には、灯篭がズラリと並び、こちらも雰囲気がありますね。

堀之内妙法寺
住所:東京都杉並区堀ノ内3-48-8
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」より徒歩15分/東京メトロ 丸ノ内線「新高円寺駅」より徒歩13分
http://www.yakuyoke.or.jp/

8. 九品仏浄真寺(九品仏)

九品仏

ハイソでありながら親しみやすい街「自由が丘」からも歩いていける場所に、和を感じる美しいお寺があります。その名も「九品仏浄真寺(くほんぶつじょうしんじ)」。

東京ドーム2.5個分もの広さを誇り、本堂に相対するように三仏堂(上・中・下品堂)が並びます。三仏堂は、九品仏の由来となっている9体の阿弥陀仏を安置しています。

九品仏

波紋を表現した砂紋が美しい枯山水の庭園もあるので、ぜひ本堂から眺めてみてください。

とくに新緑や紅葉の季節は魅力が増し、京都を訪れたような雰囲気で小旅行気分も味わえます。

九品仏浄真寺
住所:東京都世田谷区奥沢7-41-3
アクセス:東急大井町線「九品仏駅」より約4分/東急東横線「自由が丘駅」より約15分
https://kuhombutsu.jp/

9. ホテル雅叙園(目黒)

ホテル雅叙園

目黒駅から歩いて3〜5分ほどの場所にある「ホテル雅叙園東京」。宿泊者でなくてもホテル内に入ることができ、庭園の見学などができます。

ホテル雅叙園

雅叙園は和の趣を感じさせる優美な内装で、一歩足を踏み入れた瞬間から別世界を訪れたよう。なんだか竜宮城へ迷い込んだような気分になります。

ホテル雅叙園の庭園

小さいですが庭園もあり、滝も流れています。上の写真はカフェラウンジ「パンドラ」から撮ったものです。庭園に出ることもできますが、こうしてラウンジでコーヒーを飲みながら庭園を眺める時間も至福です。

百段階段

ミュージアムホテルと銘打つとおり、東京都指定有形文化財「百段階段」の見学ができます。こちらは有料。

螺鈿細工が施されエレベーターの中から豪華絢爛なので、ぜひ一度は見に行ってみてください。

百段階段だけでなく、階段につながる部屋も見学できます。見学できる部屋のなかでも、もっとも豪華絢爛なのが「漁樵の間」。部屋の中はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられており、柱にも極彩色の彫刻が施されています。

着物がとてもよく似合うので、ぜひ着物でお出かけするのもおすすめです。

あわせて読みたい
ホテル雅叙園で百段階段&ランチ!庭園と館内見学だけでもOK 目黒にある「ホテル雅叙園」は庭園や館内の見学だけでもOK!服装もふくめて「ホテル雅叙園」の楽しみ方をご紹介。

旧公衆衛生院(ゆかしの杜)
住所:東京都港区白金台4-6-2
アクセス:東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」2番出口より徒歩1分
https://www.minato-rekishi.com/museum/2019/09/R01-01.html

10. 大田黒公園(荻窪)

大田黒公園(荻窪)

荻窪駅から10分ぐらい歩いた場所に「大田黒公園」があります。日本で草分け的存在の音楽評論家・大田黒元雄氏の屋敷跡に広がる日本庭園で、和の雰囲気を堪能できます。

まず正門から入ってまっすぐに伸びるイチョウ並木!

白い御影石に沿って綺麗にイチョウの木が並ぶ風景が、情緒たっぷりです。奥に見える「庭門」がまた、いい味だしています。

大田黒公園

大田黒公園は池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)で、池にはあずま屋が設置されており、やはり絵になります。

秋には紅葉のライトアップで有名ですが、春〜夏にかけては青もみじが美しいです。

大田黒公園
住所:杉並区荻窪3-33-12
アクセス:JR・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩10分
https://hakone-ueki.com/sub/

11. 深大寺周辺(調布市)

深大寺参道

古くから厄除けで知られるお寺「深大寺」。お寺自体も見ごたえがありますが、あわせて楽しみたいのが参道です。

石畳が敷かれ、古い建物を利用したお土産屋さんやお蕎麦屋さん、おまんじゅう屋さん、茶屋などがあり和の風情たっぷり。

この辺りは蕎麦が有名なので、ぜひランチには蕎麦をいただいてみてください。お蕎麦屋さんがたくさんあって迷うこと必至ですが…。

深大寺温泉 湯守の里

参道からは少し離れますが、「深大寺温泉 湯守の里」という天然温泉施設もあります。こちらも和の雰囲気が感じられる日帰り温泉。

地下1,500mから沸き出る源泉を一切加水しておらず、黒っぽい色をしたお湯が特徴的。緑を感じられる露天風呂もあります。

あわせて読みたい
深大寺での休日!ランニングと温泉と蕎麦と 東京にいながらにして旅気分が味わえる「深大寺」は、休日にフラリとお出かけするにもおすすめの場所。風情のある参道、そして名物の深大寺そばに温泉まであるので、半日を楽しく過ごせます。この記事では、筆者がランニングを楽しみながら休日に深大寺を満喫するプランをご紹介!もちろんランニングはしなくても楽しめますよ。

深大寺
住所:東京都調布市深大寺元町5-15-1
https://www.jindaiji.or.jp/

12. 神楽坂の路地

兵庫横丁
兵庫横丁

東京で和を感じる街並みといえば「神楽坂」。賑やかなメイン通りも歩くのが楽しいですが、より和の雰囲気を感じるなら路地です。

数ある路地のなかでも有名なのは、花街だった頃の名残を感じさせる「かくれんぼ横丁」と、老舗の料亭が軒をとつらねる「兵庫横丁」。

兵庫横丁は通りの美しさから、新宿区まちなみ景観賞も受賞しています。

兵庫横丁
住所:東京都新宿区神楽坂4-2周辺
アクセス:JR・東京メトロ・都営大江戸線「飯田橋駅」より徒歩5分/都営大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩5分/東京メトロ東西線「神楽坂駅」より徒歩7分

よかったらシェアしてね!

電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』

わたしをご機嫌にする休日

2025年3月31日まで期間限定で、Amazonプライム会員が無料で読める「Prime Reading」にも選ばれているので、プライム会員の方はこの機会にぜひ。

2024年1月、はじめての電子書籍『わたしをご機嫌にする休日〜ひとりの休日が好きになる39の過ごし方〜』を出版しました。

Kindle Unlimitedに登録している方なら0円で読めるので、お手にとっていただけますと幸いです。

この記事を書いた人

「ホリデーノート」を運営/Yahoo!ニュース エキスパート執筆/マインドフルネス・アドバイザーコース ディプロマ取得/電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』出版

目次