大人の休日散歩におすすめしたい「浜離宮恩賜庭園」。東京ドーム5個分という大きな庭園内には「中島の御茶屋」があり、池のある風景を眺めながらお抹茶と上生菓子で時間を過ごすことができます。
東京都内で最も大きな大名庭園
東京都内で最も大きな大名庭園である「浜離宮恩賜庭園」。面積は25haで、東京ドームに例えるなら5個分の大きさ!
「汐留駅」から歩いて5分。そのほか「新橋駅」と「浜松町駅」から歩いて訪れることができます。
すぐそこが汐留ということで、綺麗に整備された日本庭園の背後には高層ビルが建ちならぶ面白い光景。
大手門橋の入口から入ると、見どころのひとつである「三百年の松」を発見です。まるで大きな盆栽のような圧巻の枝。
中島の御茶屋で池を眺めながらお抹茶
浜離宮恩賜庭園を訪れた目的はふたつあり、ひとつが「中島の御茶屋」です。
大手門橋からは少々歩くため、美しい庭園をゆっくりと散歩しながら訪れることができます。
「中島の御茶屋」は潮入の池に浮かぶ茶屋。
「潮入の池」とは、都内で唯一、海水を引き込んだ池で、潮の満ち引きにより異なる情景を楽しむことができます。
中島の御茶屋のメニュー
「中島の御茶屋」のメニューとてもシンプルで、主なメニューは以下になります。
・季節の上生菓子とお抹茶のセット…850円
・どら焼きとお抹茶のセット…850円
夏に訪れたからかお抹茶がアイスとホットが選べました。
このほかにも冷たい羊羹などもありますが、ほとんどのお客さんが「季節の上生菓子とお抹茶のセット」が選ぶようです。
中島の御茶屋には池を眺めるテラス席も
「中島の御茶屋」は池のある庭園の風景を間近で眺めることができる席が用意されています。
暑い夏には利用している人はいませんでしたが、お店の方が「スリッパがあるので、外で写真撮ってもいいですよ」と声をかけてくださり、写真を撮るために外へ。
春や秋にこの席で情緒のある風景を眺めながらゆっくりと過ごす時間は至福だろうな。
「中島の御茶屋」の店内は夏はとても涼しく、なんとwifiも利用できます。おそらく外国人観光客に向けてのものでしょう。
店内からも池のある風景をバッチリと眺めることができ、汐留エリアという都会にありながら、ここだけ時間が止まっているようです。
店内にも池に向かってカウンターのようなテーブル席が設けられていますが数は少なく、筆者が訪れたときは埋まっていたので、赤い絨毯?を敷いた場所でいただきました。
真っ赤な絨毯に綺麗なグリーンをしたお抹茶と上生菓子が映えますね。
浜離宮恩賜庭園でキバナコスモス
「浜離宮恩賜庭園」を訪れたもう一つの目的はキバナコスモス畑を見ること。
キバナコスモスはオレンジ色と黄色の2種類あるそうで、浜離宮恩賜庭園に咲いていたのはオレンジ色のものが主。黄色のものも少し咲いていました。
7月〜9月上旬ごろまで楽しめるようです。
ものすごく大きな花畑というわけではありませんが、綺麗なオレンジ色をしたキバナコスモスが咲く光景を見ると自然と顔がほころびます。
キバナコスモスの見頃が終わると、つぎはいよいよ秋本番!コスモスが花を咲かせます。
浜離宮恩賜庭園へは歩きやすい靴で
園内は砂利が敷き詰められている場所が多いため、歩きやすい靴でお出かけください。
筆者はサンダルで訪れましたが、砂利が入って大変でした。
足が取られて普段の道よりも体力も時間もつかうので、浜離宮恩賜庭園を訪れるときは時間に余裕をもって訪れてくださいね。
また高低差がある箇所もあるので、やはり歩きやすい靴がおすすめです。
富士見山とよばれる小高い丘からは、大昔には富士山が見えたそうですが、現在は高層ビルたちに囲まれ見えません。しかし浜離宮恩賜庭園を眺めることができるのでぜひ登ってみてくださいね。
浜離宮恩賜庭園の基本情報
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
アクセス:【大手門口】都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」「汐留駅」・ゆりかもめ「汐留」より徒歩7分/JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋駅」より徒歩12分
【中の御門口】都営地下鉄大江戸線「汐留駅」10番出口より徒歩5分/JR「浜松町」より徒歩15分
開演時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:300円
浜離宮恩賜庭園は水上バスでもアクセス可能で、発着場があります(コロナの影響で運行していない場合もあります)。
日の出桟橋、浅草、お台場海浜公園へ行くことができ、浅草までは35分800円。ちょっとしたアクティビティ感覚で水上バスを利用するのも楽しいですね。