じつは見どころの多い早稲田。大学があると言うことで飲食店も多く、休日のおでかけにもぴったり。私が実際に巡った、早稲田のおすすめスポットをご紹介しています。
1. 朝7時開園の「甘泉園公園」で癒しのひととき
早稲田駅より歩いて7分ほどの場所にある「甘泉園公園」は14,235平方メートルの日本庭園。規模はそこまで大きくありませんが、入園無料で美しい庭園散歩が楽しめます。
朝7時から開園しており、朝の時間を緑のなかでゆっくりと過ごしたい人にもおすすめ。上池と下池がある池泉回遊式庭園で、池のまわりをぐるっと散策できます。
四季折々の景色が楽しめることで知られ、春には桜やつつじ、初夏にはあじさい、秋には紅葉、そして冬には雪吊りと、四季折々の風景にうっとり。
人も多くなく、まさに癒しの時間。数カ所ベンチがあるほか東屋もあり、ゆっくりと寛げます。
甘泉園公園
住所:東京都新宿区西早稲田3-5
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩7分/都電荒川線「面影橋」より徒歩1分
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file15_03_00011.html
2. 「肥後細川庭園」で趣のある風景を楽しむ
ホテル椿山荘東京の隣に広がる「肥後細川庭園」。熊本藩主・細川家の下屋敷だった場所に広がっており、無料で入園できます。
大きな池を中心に広がる池泉回遊式庭園で、面積は18,500平方メートル。池周りには季節の花が咲く美しい庭園です。
明治20年頃に細川家の学問所として建てられた「松聲閣(しょうせいかく)」がある風景も趣があります。私が訪れたときは2階にあがることができ、畳の部屋から園内を見渡す景色を楽しめました。
さて、場所は「早稲田駅」から徒歩15分ほど。園内の長い階段をのぼった先には、細川家に伝来する美術品や歴史資料を展示する「永青文庫」もあります。
細川侯爵家の家政所(事務所)として昭和初期に建てられた建物だそう。
肥後細川庭園
住所:東京都文京区目白台1-1-22
アクセス:東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」、東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩15分
https://www.city.bunkyo.lg.jp/b036/p004891.html
3. 「法輪寺」で花手水を堪能する
名門「早稲田大学」のすぐそばにある小さなお寺「法輪寺」。小さいながらも、境内はさまざまなデコレーションが施されており、山門にたどり着いた瞬間から「わぁ!」と心が華やぎます。
境内の至るところに花手水があります。参拝に訪れた方をもてなす気持ちで、住職さんが自ら花を仕入れて活けていると言います。
宝探しのように「あ、ここにもあった!」と、木陰にひっそりと置かれている花手水もあり、探す楽しさもあります。
法輪寺
住所:東京都新宿区西早稲田1-1-15
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩2分
https://www.ho-rinji.com
4. 「穴八幡宮」で金運アップを願う
法輪寺と道路を挟んで向かいにあるのが、金運アップの「一陽来復御守」が有名な「穴八幡宮」です。源義家が創建したとされています。
御祭神は應神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうご)。全国にある八幡神社でお祀りされている神様と同じです。
お腹や顔が黒くなっている布袋様もいます。布袋様は福や財をもたらす神様で、多くの人が撫でているのがわかります。なにやら、撫でながら願い事をすると叶うのだとか。じつはこの布袋様のお隣にある手水社にも布袋様が鎮座されています。
さて、金運アップの「一陽来復御守」が頒布されるのは、冬至祭の日から節分までですが、それ以外の時期でも参拝に訪れたいとても気持ちがいい神社。境内には緑も多く癒されます。
穴八幡宮
住所:東京都新宿区西早稲田2-1-11
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」3B出口より徒歩5分
https://www.anahachimanguu.jp
5. 山手線内で最高峰「箱根山」に登ろう
アクティブな大人女子のお出かけで訪れたい「箱根山」。山手線内で最高の山(然の山では港区にある愛宕山が最高峰)で、と言っても標高はわずか44.6mです。
山登りというよりお散歩気分の登頂で、山頂まであっという間。それでも、山頂からは青い空と豊かな緑だけが見える世界が広がり、ここが新宿区早稲田であることを忘れてしまいそうになります。
じつは、「箱根山」にのぼると、戸山公園サービスセンターにて「登頂証明書」がいただけます。あくまで自己申告ですが、せっかくなのでぜひ記念にもらってみてください。
戸山公園 箱根山
住所:東京都新宿区戸山1~3丁目
アクセス:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」より徒歩8分/東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩10分
https://www.tokyo-park.or.jp/park/toyama/index.html
6. 早稲田大学「村上春樹ライブラリー」は一般の人も入れる
早稲田大学内にある「村上春樹ライブラリー」は、世界的な建築家・隈研吾氏が設計を手掛け、2021年10月1日にオープンしました。
大学の構内ですが、一般人も誰も自由に入ることができます。
村上春樹氏の作品がズラリと並ぶ館内には、日本ではなかなか見られる海外版の作品も。さまざまな場所にテーブルや椅子が置かれており、本を読みながら過ごす人を多く見かけます。
フロアによって企画展の開催や、オーディオルームなど趣向をこらした展示となっている他、地下には早稲田大学の学生が運営するカフェ「橙子猫」があり、私が訪れた日も多くの人で賑わっていました。
村上春樹ライブラリー
住所:東京都新宿区西早稲田1-64号館
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩8分
https://www.waseda.jp/culture/wihl
7. 「坪内博士記念演劇博物館」はアジア唯一の演劇・映像専門総合博物館
村上春樹ライブラリーのすぐ近くに「坪内博士記念演劇博物館」があります。特徴的な建物は、イギリスの劇場「フォーチュン座」を模したもの。
アジア唯一の演劇・映像専門総合博物館とのことで、日本や世界の演劇・映像に関する100万点ものコレクションがあるそう。
坪内逍遙(つぼうちしょうよう)博士は、日本ではじめて『シェイクスピア』を完訳した小説家。朝ドラ『らんまん』では坪内逍遙博士をモデルにした人物も登場しました。
坪内博士記念演劇博物館の前には銅像も建てられています。
坪内博士記念演劇博物館
住所:東京都新宿区西早稲田1-6
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩8分
https://enpaku.w.waseda.jp
8. 「夏目坂珈琲」で甘酸っぱいレモンケーキはいかが?
夏目坂通りの近くにあるカフェ「夏目坂珈琲」。夏目坂通りとは、夏目漱石の生家が沿道にあったことから名付けられた通りだそう。
店名から喫茶店を想像してしまいそうですが、白と青を基調としたお洒落なカフェ。早稲田大学の学生さんなのかな?と思うような人たちがパソコンを広げている姿をちらほら見ました。
コーヒー豆やスイーツの素材には、広島県産のものを使用。瀬戸田町生口島のレモン農家がつくるレモンを使用した「レモンケーキ」は酸味が効いており甘酸っぱさがとても爽やか。
先にお会計を済ませるスタイル。早稲田散歩の足休めに訪れたいカフェです。
夏目坂珈琲
住所:東京都新宿区戸山1-11-10
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩6分
https://www.natsumezaka.coffee
9. 古民家カフェ「ベジトコーヒー」で健康的なランチ
早稲田にある古民家「ベジトコーヒー」は、野菜を中心にした食事がいただける健康的なカフェ。大人女子のランチにぴったりです。
人なつっこい看板犬が出迎えてくれるアットホームな雰囲気で、居心地ばつぐん。BGMもスローで、リトリートしている気分にもなります。
ランチにいただいたのは「酵素玄米プレート」。メインと野菜デリ2種、サラダ、スープがついています。
ベジトコーヒー
住所:東京都新宿区西早稲田1-1-8
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩3分
https://www.instagram.com/vegetocoffee/