日の長い夏に比べて、夜の時間を長く感じる秋。実際、秋分の日(9月23日ごろ)には昼と夜の時間が同じになり、だんだん夜の時間が長くなっていきます。さて、秋の夜長はなにをして過ごしましょうか?どんな風に楽しみましょうか?この記事では、秋の夜長にやりたいことをご紹介しています。
秋の夜長とは?
「秋の夜長」と言うけれど、果たして、なぜ「秋の夜長」なのでしょうか?
秋より冬のほうが夜の時間が長いように感じますし、実際、秋分の日(9月23日ごろ)には昼と夜の時間が同じになり、冬至(12月22日ごろ)が一年で最も夜が長くなります。
この「秋の夜長」は厳密な時間の長さをさすのではなく、日の長い夏から秋への移り変わりにより、体感的に「あー夜が長くなったなぁ」と感じるから。
寒い冬に比べて秋の夜は過ごしやすく、夜の時間を長く楽しめるという意味も込められているそうです。
一般的には秋分の日(9月23日ごろ)から立冬(11月7日ごろ)までを「秋の夜長」と言います。
さて、秋の夜長には何をして過ごしましょうか?
秋の夜長におすすめの過ごし方
1. しっぽりお酒を飲む
ワイワイとお酒の時間を楽しむより、しっぽりとお酒を楽しみたい秋の夜長。
家で間接照明の明かりを灯し、好きな音楽をかけながらお酒を飲む時間は、まさに至福のひとときと言っていいかもしれません。
秋の夜長に似合うお酒といえば、ちびちびと飲めるお酒。
いくつかの日本酒を買って、日ごと、週ごとに飲み比べをするのも楽しい過ごし方ですね。
日本酒が苦手な方は、ワインという手も。
食欲の秋、味覚の秋といわれる秋の食卓にはワインも似合います。
2. 夜風を浴びながら散歩
夏の生ぬるい空気を感じる夜散歩もいいけれど、秋の少しひんやりとした空気を感じる夜散歩も、情緒があっていいですよね。
オレンジ色の明かりが灯る飲み屋さんを横目に見ながら歩いたり、だんだんと色づく葉っぱに情緒を感じながら歩いたり。
お月見を楽しみながら歩くのもいいですね。
季節を感じる夜散歩で、感性を育んでみてはいかがでしょうか。
3. 秋の夜長の定番といえば!読書
秋の夜長の過ごし方、やはり定番は読書。
仕事帰りに本屋さんに寄り道して、読みたい本をさがす時間も楽しいですよね。
コーヒーをズズズとすすりながら、はたまたお酒をチビチビと飲みながら、心ゆくまで読書を楽しむ秋の夜。
小説の世界にひたるもよし、心がほっこりするような本を読むもよし!
筆者のおすすめは『心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ』という本です。
けっしてほっこりするような本ではありませんが、家が片付くと同時に、心のモヤモヤがスーッと消えていきます。
秋の夜長に気持ちをスーッとさせたい人におすすめです。
4. サウナやよもぎ蒸し!秋の夜長は温活タイム
だんだんと肌寒さを感じる秋の夜長。
サウナや岩盤浴、よもぎ蒸しで温活タイムを過ごすのもおすすめです。
「サ活」とうい言葉が生まれるほどブームが到来しているサウナ。美容にもことから女性人気も高まっています。
サウナの醍醐味は「ととのう」こと。
サウナの交代浴(サウナと水風呂を交互に入る)で交感神経が優位になり、その後休憩(外気浴)することで副交感神経が優位になり、ととのう状態になります。
サウナにはよく眠れる効果も期待できるので、サウナにはいり、ぐっすり眠る、最高の秋の夜長が過ごせそうです。
また「よもぎ蒸し」もおすすめ。
よもぎなどの薬草を煮立てた蒸気を女性器官にあて、粘膜から成分を吸収させるもので、老廃物が排出されることいよる美肌効果や、生理不順、リラックスし自律神経を整えることにも効果があると言われています。
5. のんびり編み物に興じる
はじめてさんのきほんのき 棒針編みてとりあしとりレッスンの会(写真提供:クチュリエ)
これからやってくる冬にむけて、編み物に興じてみるのもおすすめです。
マフラーや手袋といったファッション小物だけでなく、インテリア小物も作れるのが編み物の魅力。
あたたかみのある雑貨で、冬をほっこりと過ごすことができるでしょう。
まったくの初心者さんには「編み物キット」からはじめてみてはいかがでしょうか。
手芸キットを販売する「クチュリエ」では、以下のような編み物キットを販売しています。
はじめてさんのきほんのき 棒針編みてとりあしとりレッスンの会
自分用にはもちろん、可愛い編み物雑貨が作れるようになれば、友達にプレゼントもできますね。
秋の夜長に編み物デビューしてみませんか?
6. ゆっくりとお風呂タイムを楽しむ
秋の夜長は、いつもよりゆっくりとお風呂タイムを楽しむ。
いつも使っているものよりちょっぴり高級な入浴剤や、アロマ、バスソルトなどを入れて、「はぁ〜気持ちいいなぁ」と寛いだり。
キャンドルを灯せばさらにリラックスできますね。
そのほかシートパックでお肌を潤したり、ドリンクや本を持ち込むのもアリ。
キャンドルやドリンクなどは、バスタブトレーに乗せるのがオシャレです。
そしてお風呂上りにはバスローブを羽織れば、まるで海外映画のようですね。
7. キャンドルナイトで幻想的な夜
電気を消してキャンドルの灯りだけで過ごす、秋の夜長。
キャンドルの炎のゆらめきは「1/fゆらぎ」とよばれ、リラックス効果があることがわかっています。
あたたかみのあるオレンジ色の光のなか、お酒を飲んだり音楽を聴いたり。ゆっくり読書もいいですね。
同時にアロマを焚くことでさらなる癒しの時間を過ごせます。
ただし、くれぐれも火の取り扱いには気をつけてくださいね。
8. 夜カフェでまったり過ごす
チェーン店のカフェもいいけれど、個人でやっているような小さなカフェのほうが、より静かに自分の時間を過ごすことができます。
あえてスマホはバッグに入れたままで、読書をしたり、ノートを広げて自分と向き合う時間(思考を整理する時間)を過ごすのもおすすめ。
しかし、ただただコーヒーを味わいながらボーッとするのもアリです。
つい「何かをしなきゃ!」と余白を埋めようとするかもしれませんが、そんな人こそ、あえてボーッとする時間も必要だと言われています。
9. 写経で心を整える
夜に写経会を開催しているお寺は少ないですが、自宅で写経を行うこともできます。
今は100均にも写経用紙が売っている時代!
写経を行うことの効果は、集中力がつくことやストレスの解消になること、脳の活性化やメンタルを整えるなどさまざまです。
写経は、経文を一文字一文字、丁寧に書き写していくもの。
定番の「般若心経」は266〜276文字ですが、丁寧に書き写していくと一時間はかかり、秋の夜長の過ごし方にもぴったりです。
10. 紅葉夜景を見にいく or 動画で楽しむ
実際に紅葉夜景を見にいくのが一番ですが、まだ紅葉の時期には早かったり、おでかけできない場合は動画でも楽しむことができます。
動画なら、日本のいろいろな場所の紅葉夜景に酔いしれることができますね。
「綺麗だなぁ」と日本の秋のすばらしさを愛でながら、お酒を飲むのも風流な秋の夜長です。
動画を見ながら「実際にこの目で見てみたいなぁ」と思った場所に後日訪れたり、「いつか行こう」と行きたい場所としてリストアップしておくのもいいですね。
近年は全国各地で紅葉のライトアップを行うようになりましたが、やはり京都はダントツ!
清水寺や高台寺、瑠璃光院など、さまざまなお寺で幻想的なライトアップを開催しています。
11. 秋の夜長に温泉で極楽気分
温泉宿にお泊まりできたら最高!ですが、日帰り温泉でポッカポカに温まるのも極楽気分です。
露天風呂があるなら、お月見温泉。
なかには露天風呂から紅葉が楽しめる温泉もあります。
温泉で火照った体には、秋の夜風が気持ちよくクールダウンしてくれます。
12. リラックスヨガで気持ちよく眠る準備
ヨガ教室で気持ちのいい汗を流してリラックス。
ヨガ教室のなかには、アロマをたいたりキャンドルを灯すなど、よりリラックスに特化したレッスンを行なっている教室もあります。
ヨガ教室に通うのが難しい場合は、自宅でヨガのレッスンが受けられるサービスもたくさん登場しています。
自宅なら好きなアロマをたくこともできますし(もちろんアロマなしでもOK!)、すっぴん参加もできます。
13. マインドルフルネス瞑想でメンタル向上
マインドフルネス瞑想に興味はあったけど…とか、一度やってみたけど続かなかったという方は、シーンとした秋の夜長にトライしてみてはいかがでしょうか?
マインドフルネスとは「今ここ」に集中すること。
なんだか疲れやすい人は、今ここに集中できず、頭のなかが未来に飛んだり過去に飛んだりして脳が疲れている状態なのかもしれません。
今ここに集中できないと、どうしても不安になりやすかったりします。
マインドフルネスはメンタルを向上させるだけでなく、脳の活性化にも効果があるを言われており、世界的大IT企業のgoogleや、Appleなども取り入れているのだそう。
14. 秋の夜長は美容タイム
秋の夜長は美容に時間を使うのもおすすめです。
・シートマスクでお肌を潤す
・丁寧にボディクリームを塗る
・マッサージオイルでマッサージ
・頭皮ケアをしっかり行う
・美容ドリンクを飲む
・体を温めるスープをつくる
などなど。
女性は肌の調子がいいだけでご機嫌になります。
自分の「キレイ」のためにたっぷり時間を使ってあげて、心も満たされちゃいましょう。
15. 自宅で!レイトショーで!映画鑑賞
レイトショーのいいところは人が少ないところ(作品にもよりますが)。
映画を楽しみ、余韻に浸りながら軽く一杯、はたまたカフェでコーヒーをすすり、帰宅。そんな秋の夜長もいいですね。
映画館のような大画面や音響ではないものの、自宅での映画鑑賞は、好きなドリンクや食べ物を用意してリラックスして映画を見ることができるのが大きなポイント。
VOD(ビデオ・オン・デマン)と呼ばれる動画配信サービスも多く、今日はこの映画を見ようなど、日替わりでおうちシネマを楽しむことができます。
「U-NEXT」は映画やドラマなど見放題作品数No.1の動画配信サービスです。
音楽のライブ映像の配信もあるので、秋の夜長におうちライブも楽しめます。
\ 31日間無料 /
16. ビューンと秋の夜のドライブタイム
寒い季節のほうが夜景が綺麗に見えますよね。
冬だと寒すぎるけれど(それもまたいいのだけれど)、秋の夜は肌寒さが心地よく、夜景ドライブにもぴったりです。
途中であたたかいドリンクや小腹を満たすテイクアウトグルメを買うなど、寄り道もドライブの醍醐味。
なんだか切なさを感じる秋の空気は、ロマンチックな雰囲気も演出してくれます。
17. コトコト煮込み料理を楽しむ
秋の夜長は時間をかけて、のんびりコトコト煮込み料理。
煮込んでいる間に、副菜を一品、二品つくって出来上がりを待ちましょう。
おいしいお酒も用意して準備万端!
あたたかい煮込み料理をメインにしたディナーは、心もポッカポカにあたたかくしてくれます。
せっかくなら秋の味覚をつかった煮込み料理を楽しんでもいいですね。