リトリートのやり方とは?日常を離れ自分を見つめる休日

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リトリートのやり方とは?日常を離れ自分を見つめる休日

リトリートという言葉を聞くようになりました。

リトリートには「退去・隠居・避難」という意味があり、ふだん生活している範囲内から飛び出し、非日常の空間に身を置きながら、自分の心と体を癒し、自分をみつめ、本来の自分を取り戻すというものです。

Retreatment(リトリートメント)から来ているとも言われ、このことから、本来の自分を取り戻すための小さな逃避行、と言われています。

次の休日は、リトリートメントで自分を見つめる休息をしてみませんか?

この記事では、リトリートのやり方を、「心得編」と「実践編」にわけてご紹介し、リトリートにおすすめのホテルをご紹介していきます。

目次

リトリートのやり方〜心得編〜

リトリートのやり方〜心得編〜


さて、リトリートはただ非日常の場所へ旅行をすればいい、というわけではなく、自分を癒し、見つめ、本来の自分を取りもどす目的も含まれています。

そのためには以下のこと心がけると、よりリトリートの効果が高まります。

1. できるだけ自然のなかに身を置く

都会のラグジュアリーなホテルで過ごすというのも、たしかに非日常かもしれません。

しかしできることなら、リトリートでは自然のなかに身を置きたいものです。

人間も自然の一部です。

コンクリートの建物に囲まれたなかで過ごすより、自然の中にいる方が心地よいことは、誰もが経験しているでしょう。

山や森、湖、海など自然を感じられる場所へ行きましょう。

2. 時間にゆとりを持って過ごす

非日常の空間に身を置きながら、あれもこれもと予定を組み、あくせくしながら過ごすのではなく、時間にゆとりを持って、余白を楽しむ時間にしましょう。

五感をつかって、自然を体いっぱいに感じたり、おいしいものを味わったり、予定をこなす旅(時間)ではなく、感覚を大切にする旅(時間)にしましょう。

3. なるべくスマホから離れる

写真を撮ったりするのはよくても、なるべくならスマホから離れる時間を多くもちましょう。

リトリートをしている間は、SNSをチェックしたり、ネットで情報を調べるのは最小限にしたいものです。

スマホを使いすぎると脳疲労を起こすと言われています。

せっかくの休息ですから、自分を縛っているものからは離れて、脳も心も解放させましょう。

リトリートのやり方〜実践編〜

リトリートのやり方〜実践編〜


それではここからは、実際に何をしたらいいのか?リトリートのやり方をご紹介していきます。

1. 森や海で自然浴する

森のなかを時間をかけて散歩したり、ただ海の音を聞いて過ごす。

小鳥のさえずりや葉っぱがそよそよと揺らめく音、そして川の流れる音や海の波の音には、”1/fゆらぎ”とよばれる癒し効果があると言われています。

自然のなかで過ごすだけで、慌ただしい心、賑やかな心が落ち着き、本来の自分を感じる余白が生まれてくるでしょう。

2. 大自然のなかでヨガをする

呼吸を大切にするヨガは、健康的な体づくりに効果があるだけでなく、心を整える効果も期待できます。

ヨガリトリートという言葉もあるぐらい、リトリートの一環としてヨガは人気。

大自然のなかで、ゆっくりと体をほぐしながら心まで癒されるヨガをする時間は、ある意味とても贅沢な時間です。

3. ゆっくりと温泉につかる

ゆっくりと温泉につかって体を癒すのも、リトリートのやり方のひとつです。

温泉にはさまざまな効果があることがわかっており、温熱作用・水圧作用・浮力作用による疲労回復や、温泉のある環境による、心の癒し効果もあります。

また昔から湯治(とうじ)という言葉があるように、温泉には人が本来持っている自然治癒力を回復し、リフレッシュさせる力があります。

4. 瞑想(マインドフルネス)で脳を休ませる

ひと昔前まで怪しいものというイメージの強かった「瞑想」ですが、世界的にも有名な人たちが行っていることもあり、近年は日常的に取り入れる人も多くなりました。

瞑想にはストレスの経験や集中力の向上、不安が少なくなり幸福感が味わえるなどの効果があるとされ、瞑想によって脳を休ませることで、究極のリラックスが体験できます。

大自然のなかで瞑想をする時間はリトリートで取り入れたいことのひとつです。

5. 体にやさしい食事をとる

リトリートの一環として、マクロビオティックをはじめとする、体にやさしい料理を提供するホテルもあります。

たとえばジャンクフードは体にあまりよくないことは知っていると思いますが、体だけでなく心や脳にも影響を与えると言われます。

体の状態は心にも影響しますので、体によくないものが心にもよくない事は当たり前かもしれませんが、体が喜ぶようなやさしい食事をとると、心を豊かにしてくれます。

6. お寺で写経を楽しむ

リトリートの一環として、静かなお寺で写経を楽しむのもおすすめです。

写経は「書く瞑想」とも呼ばれ、写経に取り組んでいる間はネガティブな感情が静かになり心が安定し、脳が活性化するなど、さまざまなよい効果があると言われています。

写経とはお経を書き写すことですが、定番となっている般若心経だと1時間かけて276文字を書き写します。

1時間で276文字というのは、とても少なく感じますよね。

それぐらい丁寧に、集中して一文字一文字を書いていくのです。

7. お寺で座禅をする

静かなお寺での写経だけでなく、座禅もまたリトリートのやり方のひとつです。

座禅と瞑想は似ている気がしますが、座禅はもともと修行の一環であり、姿勢を正して座ることが目的です。

一つのことに集中することで精神を統一させ、自分の内側と向き合います。

最近では科学的にも座禅が体や心にいい影響を与えることが実証されており、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活性化し、ストレスの軽減や心を安定させるなどと言われています。

8. アロママッサージで香りに癒される

日常を離れた心地のいい空間で、アロママッサージで癒される。

アロマのオイルは成分に効果があるだけでなく、その香りにも効果があり、私たちをリラックスへと誘います。

植物から採取される精油(エッセンシャルオイル)をつかった芳香療法である「アロマテラピー」は、日本では趣味として楽しむ人が多いですが、イギリスでは古くから民間療法として親しまれているもの。

アロママッサージで体も心も癒され、脳も心も解きほぐされるでしょう。

9. ヘッドスパで極楽の時間を過ごす

私たちは、普段たくさんの事を考えて、ものすごく頭を使っています。

毎日毎日頑張って働いてくれている頭のコリをほぐしてあげて、脳を癒してあげる(ドライ)ヘッドスパもリトリートのやり方のひとつとしておすすめ。

自分に手をかけて労ってあげることで、心が満たされ、本当の自分が喜ぶことに気付きやすくなります。

10. デジタルデトックスで脳を休ませる

スマホは私たちの生活になくてはならないものになりました。

スマホで簡単に人と繋がれてしまい、わからないことの答えもすぐに教えてくれ、自分が望んでいない情報もたくさん教えてくれます。

しかしその分、脳はたくさんのことを処理しなくてはいけません。

脳が情報を処理するためにエネルギーを使うと、それだけ疲れてしまいます。

リトリートのあいだは、スマホやパソコンなどから離れて、ゆったりと過ごしたいものです。

11. ファスティングで内臓をリセット

ファスティングはダイエットのために行うものではなく、内臓を休ませるためのものです。

最高のデトックス効果が期待でき、内臓の大掃除をして休ませあげ、心身ともに健康を目指すことができます。

また体質が改善されるだけでなく、脳を活性化させるのにもよいとされ、女性だけでなくビジネスマンにも近年人気なのだそう。

ファスティングによって、内臓を本来の状態にもどしてあげましょう。

12. 乗馬でリフレッシュする

ホースセラピーという言葉があり、乗馬には運動効果だけでなく心にもよい効果が期待できます。

広大な敷地や自然に囲まれた場所で、馬に乗る体験もリトリートのやり方のひとつ。

自然のなかで、ほどよく体を動かせる爽快感や、普段の目線とは違った高さからの景色が心をリフレッシュさせてくれます。

13. サウナで「ととのう」を体験をする

2021年新語・流行語大賞に「ととのう」という言葉がノミネートされるほど、流行っているサウナ。

サウナはただ熱さを我慢して汗を流すだけのものではなく、「サウナ→水風呂→ととのう」という流れが多幸感を生み出すのです。

スーパー銭湯のサウナではなく、自然のなかのサウナや、リゾート地にあるホテルのサウナでリトリートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

リトリートにおすすめのホテル

ここからは、リトリートにおすすめのホテルを厳選してご紹介していきます。

1. 湯河原リトリートご縁の杜(湯河原)

湯河原リトリートご縁の杜

湯河原リトリートご縁の杜(写真提供:OZmall)

ホテル名に「リトリート」とつけられていることから、リトリート目的で訪れる人が多いホテルです。

動物性の食材を使わない体にやさしい食事や、ホテル内には自然治癒力を高めるアロマオイルトリートメントが受けられる施設などがあり、もちろん温泉もあります。

湯河原リトリートご縁の杜
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-4-6
アクセス:JR東海道本線「湯河原駅」より徒歩約5分
http://goennomori.jp

2. 天空の庭 天馬夢(茨城)

天空の庭 天馬夢

天空の庭 天馬夢(写真提供:OZmall)

東京ドーム28個分の広大な敷地が広がる日本初のヘルスリゾート。大自然が広がるなかで、ファスティングやマクロビ食、ヨガ、デトックスエステ、乗馬、自然のなかのウォーキングなどを楽しむことができます。

天空の庭 天馬夢 あまむ
住所:茨城県高萩市大能733-2
アクセス:高萩駅から無料送迎あり
https://www.amamu.jp/

3. NEMU RESORT ネムリゾート(志摩)

NEMU RESORT ネムリゾート

NEMU RESORT(写真提供:じゃらん)

海と森、青い空に囲まれたリゾート施設。美しい自然を眺めながらヨガができる「ヨガテラス」があり(冬期は室内のガーデンルームになります)、朝ヨガなどが楽しめます。

そのほかカヤックやスターウォッチング(星空の美しい宿として有名)などアクティビティも多数。

天然温泉「恵みの湯」には趣向の異なる3つのお風呂があり、それぞれ「癒し」「浄化」「再生」の湯となっています。

NEMU RESORT ネムリゾート
住所:三重県志摩市浜島町迫子2692-3
アクセス:近鉄「鵜方駅」からタクシーで15分(賢島駅から送迎バス有)
https://www.nemuresort.com/

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この記事を書いた人

「ホリデーノート」を運営/Yahoo!ニュース エキスパートで執筆/マインドフルネス・アドバイザーコース ディプロマ取得/電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』出版

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