渋谷や表参道のお洒落なカフェもいいけれど、休日は古民家カフェでのんびりと。本を読んだり、未来の予定を立てたり、友達とおしゃべりに花を咲かせるもよし。
古民家カフェはたいてい、ちょっぴり静かなところにあって、人がわんさか行き交うこともなく、ゆるりと時間を過ごすことができます。
今回は、休日にゆるりとした時間を過ごすことができる東京の古民家カフェをご紹介します。
1. 松庵文庫(西荻窪)
西荻窪駅から歩いて7分ほど。住宅街にひそりとお店を構える古民家カフェ「松庵文庫」は映画に出てきそうな雰囲気のある古民家カフェ。静かな店内では、心地のいい時間を過ごすことができます。
平日のランチタイムでも、開店前にはお客さんがお店の前で待っていることもあるので、ランチの場合は予約をするのがおすすめです(11時30分から12時の来店にかぎり予約ができるそう)。
ランチにいただいたのは「お米御前」です。メインはお魚とお肉のどちらかを選べ、この日のお魚は「鰈の幽庵焼き」でした。
さて、「鰈」。この漢字読めますか?
答えは「カレイ」です。
食事が運ばれてくれると、お店の方が一品一品メニューを説明してくれます。そしてお盆には、ちゃんとお品書きの書かれた紙まで用意されていました。
お味のほうは・・・どれも丁寧に作られているのだなと想像させる味で美味しく、身体も心も本当に癒されます。
ランチにはドリンクをつけることもできまるので、午後のひとときをゆったりと居心地のいい松庵文庫で過ごしてみてはいかがでしょうか。
松庵文庫
住所:東京都杉並区松庵 3-12-22
アクセス:JR中央線・総武線「西荻窪駅」より徒歩7分
営業時間:水〜金11:30〜21:00 土日11:30〜18:00
定休日:月火
HP:http://shouanbunko.com/
2. つむぐり(浅草)
浅草駅から15分ぐらい歩いたところに佇む古民家カフェ「つむぐり」。駅から15分も歩けば、あの賑わいがうそのように静かな住宅街にたどり着き、そんな住宅街の一角にある「つむぐり」」では、自分だけの静かな時間を過ごすことができます。 忙しい日常を忘れて休日はゆっくりと過ごしたいという方は、ぜひ読みたかった本をバッグにしのばせるなどして、つむぐりの扉を開いてみてください。
そして古民家を利用しているカフェということで、段差や急な階段、吹き抜けなどがあることから、元気な子供たちには少し危ないのです。それゆえ安全性の面から中学生以上の来店のみとなっています。
そのようなことからも、ゆっくりと大人の時間を過ごすことができるカフェと言えます。
カフェつむぐりのコーヒーはさっぱりとしています。口のなかに残るような、胃にもたれるような感じがなく、コーヒーが苦手な人にも飲みやすいコーヒーです。しかし深みのあるコーヒーを飲み慣れている方には、少しものたりなさも感じる場合も。その場合はお店の方に相談してみると、濃いめにしてもらえるかもしれません。
つむぐりでは、浅草三丁目にある米粉シフォンケーキotacoさんのシフォンケーキをいただけます。このシフォンケーキがしっとりしていてとても美味しいのです。ほんのりとした甘さで食べやすく、甘すぎるものが苦手だという方も、美味しくいただけると思います。
松庵文庫
住所:東京都台東区 浅草5-26-8
アクセス:浅草駅から歩いて15分ぐらい
HP:https://cafetsumuguri.tumblr.com/
3. モモガルテン(中野)
東中野駅から歩いて15分ほど、堀越学園のすぐ近くにある古民家カフェです。
まわりはごく普通の住宅街で、ポツリと佇む風情のあるモモガルテン。
鎌倉へミニトリップしたような、そんな気分を味わえます。
メニューは喫茶店のようなメニュー。
こちらはカレーライス。
モモガルテン
住所:東京都中野区中央2-57-7
アクセス:中野坂上駅、新中野駅、東中野駅から徒歩10分〜15分
4. HAGI CAFE(日暮里)
日暮里駅または千駄木駅から歩いて5分ほど、いわゆる谷根千(やねせん)エリアにある古民家カフェです。
古めかしい古民家カフェ、というよりはお洒落にリノベーションした古民家カフェ。
「HAGISO」という、木造アパート「萩荘」をリノベーションした施設の1階にあります。
先に紹介したモモガルテンが鎌倉なら、HAGI CAFEは那須にミニトリップした気分。
「HAGISO」へはいると、カフェ以外の施設のショップカードが置いてあったりして。
ところどころにアパートの面影を残しているのも面白いですよ。
HAGISOオリジナルブレンド。
和の雰囲気を醸し出した上品なカップに、厚みのある木をソーサーのようにコーディネート。スプーンもややぽってりとした陶製で、なんだか心遣いが感じられ嬉しくなってしまいます。
HAGI CAFE
住所:東京都台東区谷中3-10-25
アクセス:「日暮里駅」または「千駄木駅」より徒歩5分
5. スパイスカフェ(押上)
押上といえばスカイツリーの町ですね!
駅からは15分ぐらい歩いたところにあるスパイスカフェは、カレーが大評判の、人気の古民家カフェです。
お店の前にはたくさんの植物があって、この植物たちがなければ、うっかり通りすぎてしまいそうな、まわりは普通の住宅街。
小さな庭を眺めながら思いを馳せることができます。
チキンカレーのランチです。
骨付きのチキンがゴロンとはいっていて、もちろんスパイスも効いていて、こりゃたまらんわ!なカレーライス。
スパイスカフェ
住所:東京都墨田区文花1-6-10
アクセス:「押上駅」から歩いて10〜15分
6. Tenement(広尾)
これまでの4つの古民家カフェとは打って変わって、ちょっぴり都会派、広尾にある古民家カフェです。
なんなら恵比寿からも歩ける場所にあります。
カフェ内で流れる音楽も、なんだかお洒落なレトロポップな感じで、やっぱり都会派。
「Tenement」は洋食カフェで、メニューもザ・洋食。
味もgooooood!
なにより、ごはんに添えられたオリジナルの旗が可愛らしいですね。
チーズケーキとコーヒーでゆっくり過ごすのもいいですね。
個人的には黒豆チーズケーキが気になります。
Tenement(テネメント)
住所:東京都渋谷区恵比寿2-39-4
アクセス:東京メトロ「広尾駅」、JR・東京メトロ「恵比寿駅」より歩いて10分と少し
7. こぐま(曳舟)
下町風情を感じる町に、ぽつりと佇む古民家カフェ「こぐま」。昭和二年に建てられた、元は薬局だった建物をリノベーションしています。
カフェのなかに入ると、壁には器などが並び、座席の椅子は、学校で使われているような椅子。その椅子に置かれている座布団の、いい意味で地味な感じが、古民家っぽさをさらに際立たせています。
ランチタイムにはお食事も提供していて、上の写真の焼きオムライスは、2012年にすみだブランド認証「すみだモダン」グルメ部門を受賞しています。
お食事もいいですが、こうゆう「こぐま」のような古民家カフェには、やっぱり和スイーツが似合いますね。
こぐま
住所:東京都墨田区東向島1-23-14
アクセス:東武スカイツリーライン「曳舟駅」より徒歩8分