JR中央線「武蔵小金井駅」「東小金井駅」からバスで5、6分。
または西武新宿線「花小金井駅」からバスで5分。
”江戸東京たてもの園”は小金井市の小金井公園内にあり、文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示する野外博物館です。
ものすごく簡単に言えば、昔のたてものがたくさん建っているんです。
なんだか昔の世界にタイムトリップしたような、映画セットの中に迷い込んだような、そんな感覚を味わえるんです。
”江戸東京たてもの園”は西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンとあり全部でおよそ30の建物が建っています。
映画”千と千尋の神隠し”に出てくる”油屋”のモデルとなった建物も、”江戸東京たてもの園”にあるんですよ!”子宝湯”という建物なんですけど、そちらももちろん後ほど紹介します。
常盤台写真場
1937年(昭和12)に建てられた写真場。
内部は、建てられた当初の様子を再現しています。
”江戸東京たてもの園”では中にはいることができる建物も多くあります。
ここは2階のスタジオ。
三井八郎右衞門邸
日本の近代史に三井財閥として名をのこした三井同族十一家の総領家(北家)、三井八郎右衞門氏の第二次世界大戦後の住宅です。
港区西麻布に1952年(昭和27)に建てられました。
さすがの豪邸。
手前に客間、そしてうしろは食堂。
前川國男邸
日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として、 品川区上大崎に1942年(昭和17)に建てられた住宅です。
外観は切妻屋根の和風、内部は吹き抜けの居間を中心に、寝室・書斎を配したシンプルな間取り。
田園調布の家(大川邸)
1925年(大正14)郊外住宅地の一つである大田区田園調布に建てられた住宅です。
可愛いですね、古いヨーロッパ映画に登場しそうな食堂です。
この邸宅は、家族のための居間を中心に、食堂、寝室、書斎が配置された「居間中心型」とよばれる間取り。
この時代には珍しい全室洋間の住宅となっています。
デ・ラランデ邸
1910年(明治43)年ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより平屋の洋館が3階建てとして増築されたものです。
デ・ラランデ邸ではお食事を楽しむ事ができるので、ランチやお茶に利用してみてくださいね。
奥にみえる女性たちが着物を着ていますね。
着物で”江戸東京たてもの園”を歩くのはとても画になるのでおすすめです。
ピリ辛ジャーマンライスをいただきましたよ。
私にとっては”ピリ辛”ではなく、”辛い”でしたけれど。笑。
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
アクセス:JR中央線「武蔵小金井駅」「東小金井駅」からバスで5、6分/西武新宿線「花小金井駅」からバスで5分
子宝湯
こちらが、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった「子宝湯」です。
「子宝湯」は1929年(昭和4)に開業した足立区千住の銭湯で、施主の出身地である石川県から気に入った職人をつれてきてつくらせたもの。
このまま本当に銭湯として営業したら面白いだろうな〜なんてことを考えたくなりますね。
脱衣所です。
女湯です。
男湯と女湯の境にあたる部分にはめこまれている”タイル絵”は、大正から昭和にかけて東京の先進的な銭湯が取り入れたスタイルです。
ほとんどが九谷焼で焼かれています。
また、写真奥にみえる男湯に描かれているペンキ絵、題材は風景が多く、なかでも富士山の絵が最も多いのだそう。
鍵屋(居酒屋)
台東区下谷の言問通りにあった居酒屋です。
手頃な値段でうまい酒が飲める鍵屋は、まちの人々、職人、サラリーマン、芸人などに支持されました。
「いらっしゃい!」なんて居酒屋ごっこはいかが?
大和屋本店(乾物屋)
大和屋本店(乾物屋)は、写真右側のたてもの。
港区白金台に1928年(昭和3)に建てられた木造3階建ての商店で、戦前の乾物屋の様子を再現しています。
鍵屋(居酒屋)での居酒屋ごっこにつづいて、お買い物ごっこはいかが?
江戸東京たてもの園のさまざまな、たてもの他
万世橋交番
正式名称は須田町派出所。神田の万世橋のたもとにあったものをトレーラーでそっくり運びました。
都電7500形
渋谷駅前を起終点とし、新橋・浜町中ノ橋・(神田)須田町まで走っていた車輌です。
上野消防署(旧下谷消防署)望楼上部
1970年(昭和45)まで使用された望楼(火の見櫓の近代版)です。
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
アクセス:JR中央線「武蔵小金井駅」「東小金井駅」からバスで5、6分/西武新宿線「花小金井駅」からバスで5分