5月のはじめ、正確には5月1日。
一度は見てみたかった、青梅にある「塩船観音寺」のつつじを見に行ってきました。
あたり一面、想像以上のつつじが咲き誇る、まさに「つつじの楽園」。言葉を失ってしまうほどの美しさでした。
茅葺き屋根の風情ある山門が出迎えてくれる

「塩船観音寺」では、茅葺き屋根の仁王門が出迎えてくれます。
この山門は国指定の重要文化財。素朴ながらも重厚感を感じさせるたたずまいに、特別な場所に来たという気持ちになります。
公共交通機関をつかう場合、JR青梅線「河辺駅」からバスでアクセスすることができますが、駅から2.5kmほどなので歩いて訪れることも可能。
私はこの日、「塩船観音寺」の前に、もう一つのつつじの名所「薬王寺」を訪れていたので、「薬王寺」から歩きました。その距離3km!

入山料の300円を支払い、いざ境内へ!
平日とはいえゴールデンウィーク期間中だったので、それなりに人ではありましたが、境内はとても広く、なによりつつじの美しさに夢中で、人の多さはまったく気になりませんでした。
その数2万本!つつじ絶景と感動のご対面

境内の奥へ進んでいくと、いよいよつつじの絶景とご対面。
右を見ても、左を見ても、前を見ても、色とりどりのつつじが咲き誇っていて、本当に夢のような光景です。
「塩船観音寺」は、すり鉢状の地形に約2万株のつつじが植えられており、写真では伝わりきらない“高さ”と“迫力”があります。
さて、これから、つつじの間をぬって歩きながら、「塩船平和観音立像」をめざします。

舗装された道をくねくねと登っていくルートもありますし…。

ほぼ一直線に、細い階段を登っていくルートもあります。こちらはすれ違う際に譲り合いが必要となりますが、つつじに囲まれる体験としては格別。
登りは舗装された道で景色を楽しみながら、下はこちらの階段と、使い分けてもいいでしょう。

じゃーん!塩船平和観音立像のあたりからの眺めです。下から見上げるより、だいぶ高さがあるのがわかりますよね。見晴らしがよくて最高に気持ちがいいです。

つつじ越しの塩船平和観音立像。高さ11mあり、間近で見るとなかなか迫力があり圧倒されます。都内最大級の大きさだそう。

どんな高さ、どんな角度からつつじを眺めても、それぞれに違う景色が広がるので、まったく飽きません。

ぐるっと反対側にも周ってみました。こちらはつつじの間に松の木が植栽されていて、また違った趣を感じます。
30分くらいで見終わるのかな、なんて思っていましたが、実際には1時間近くを「塩船観音寺」で過ごしました。つつじを見るだけで1時間もかけるなんて、相当見応えがあるということですよね。
境内には飲食店もありましたが、多くの人で混雑していました。お弁当を持参して、ベンチで食べている方もいたので、自分で用意しておくのがいいかもしれません。テイクアウトグルメや名物の販売もしていましたよ。
塩船観音寺のつつじは、「一度は見てみて!」とおすすめたくなる、正真正銘の絶景でした。
住所・アクセス/関連サイト
東京都青梅市塩船194
JR青梅線「河辺駅」より西東京バス・都バスで「塩船観音入口」下車、徒歩10分
JR青梅線「河辺駅」より徒歩約40分