東京の避暑地へ。御岳渓谷遊歩道を歩く”ゆる”ハイキングで絶景に癒される

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御岳渓谷遊歩道

前回のつづき。秘境感たっぷりのJR青梅線「軍畑駅」で下車し、歩くこと10分くらい。ようやく「御岳渓谷遊歩道入口」へ辿り着きました。「御嶽駅(みたけえき)」をゴールに、ゆるハイキングのスタートです。

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御岳渓谷遊歩道を歩きながらまずは「清流ガーデン 澤乃井園」を目指す

御岳渓谷遊歩道

それまで歩いてきた青梅街道の道のりとは一点して、目の前に現れたのは、狭い石段。「いよいよ渓谷だ!」と興奮しながら下っていきます。

御岳渓谷遊歩道

すぐそばを流れるのは多摩川。小さな木の橋がかけられていて冒険心がくすぐられます。道中はずっと、人がひとり通れるくらいの狭さがつづきます。

御岳渓谷遊歩道

途中、容赦なく大きな岩が待ち構えているのも、この遊歩道では珍しくありません。それでも、険しい坂道を登ったり、下ったりはなく、比較的歩きやすいです。

御岳渓谷遊歩道

雄大な多摩川の流れを見ているだけで涼しい気持ちになりますが、それだけでなく、実際、道中は涼しさを感じながらのハイキングでした。というのも、遊歩道の多くが木陰なのです。日に照らされないだけでも、ずいぶんちがいますよね。

そしてまた、川の水をふくんだ風が、とてもひんやりしていて気持ちがいいのです。

御岳渓谷遊歩道

ひとつひとつの板のあいだの隙間が広さがあり、ちょっとしたスリルを感じる橋。

御岳渓谷遊歩道

小さなスリルを感じながら橋を渡り、ほどなくすると見えてきた建物…それは「CAFE雫」。そう、ずいぶんあっという間に「清流ガーデン 澤乃井園」へついてしまったのです。「CAFE雫」は「清流ガーデン 澤乃井園」に隣接しています。

といっても、スマホで撮影した写真を確認すると、軍畑駅からは40分、遊歩道入口からは30分くらい経過していました。

「清流ガーデン 澤乃井園

こちらが「清流ガーデン 澤乃井園」。私たちはランチがてら、そばやおつまみをいただきましたが、それはまた別の記事で書くことにします。

こちらで長い休憩をしたのち、ゴールの「御嶽駅」を目指して、再び御岳渓谷遊歩道を歩きだしました。

「御嶽駅」を目指して再び御岳渓谷遊歩道を歩く

御岳渓谷遊歩道

「うわぁ!トトロみたい!」興奮した、緑に覆われた狭い道。相変わらず、人ひとり通れるくらいの道がつづく「御岳渓谷遊歩道」ですが、先ほどまでの遊歩道と違うところがあります。それは、コンクリートの道だということ。

阿吽Labo.

しかも、この狭い道沿いにはカフェも点在しているのです。こちらは「阿吽Labo.」。表にあるメニューを見ると、こだわりのあるドリンクや、おいしそうなカレーの写真があって、いつかこちらで時間を過ごしてみたいと思った。陶芸のギャラリーを兼ねているらしい。

御岳渓谷遊歩道

ほどなくして、今度は沖縄を訪れたような道が現れました。この遊歩道はいろんな表情を見せてくれて楽しい。

御岳渓谷遊歩道

途中には緑に囲まれた東屋も。東屋からは、間近に青い多摩川と、そして「鵜の瀬橋」を眺めることができました。

喫茶・手打そば 笑(えみ)

つづいて見えてきたのは「喫茶・手打そば 笑(えみ)」。手作り感のある看板やメニューに、ほっこり和みます。

御岳渓谷遊歩道

途中、川が隠れたり、すぐそばに川が見えたりを繰り返しながら、御岳渓谷遊歩道はつづいていきます。ひらけた景色に出くわすたびに、心のなかで「はぁ〜きれいだなぁ」とつぶやいてしまいます。

御岳渓谷遊歩道

御岳渓谷遊歩道はまだ先がつづきますが、長〜い石段をのぼることにしました。

御岳橋を渡って対岸にある「玉堂美術館」へ

御岳橋からの眺め
御岳橋からの眺め

このまま「御嶽駅」と向かうこともできますが、私たちは「御岳橋」を渡って対岸へ渡りました。眼下に透明度の高い多摩川が流れ、目の前に深い緑の山々がうつる、「御岳橋」から眺めもとても美しいです。

玉堂美術館
玉堂美術館

向かったのは「玉堂美術館」。石垣と白い壁が長く伸び、青もみじが彩りを添える景色のなかを歩いていると、どこか京都を旅している気分です。

「玉堂美術館」には美しい枯山水庭園があり、その庭園は、アメリカの日本庭園専門誌『SUKIYA LIVING MAGAZINE(The Japanese Gardening)』において、「2024年日本庭園ランキング」7位に選ばれた名園なのです。

旅館建物室礼美術館 河鹿園

そして川のほうへ目をやると、ごつごつした岩も目立つ多摩川の奥に、風情のある建物が見えます。これは「旅館建物室礼美術館 河鹿園」。国登録有形文化財である元・割烹旅館「河鹿園」の建物をそのまま利用した美術館です。

ゴールの「御嶽駅」に到着!おつかれさまでした

御嶽駅

再び「御岳橋」を戻り、JR青梅線「御嶽駅」へ到着しました。丸い郵便ポストが、レトロな駅舎の存在感をさらに際立たせています。

電車の本数が少ないことを思い出したのは、「御嶽駅」へ向むべく「御岳橋」を歩いていたときのこと。つぎの電車の時刻を調べると、あと30分近くある。

気持ちのいい遊歩道を再び歩いて「沢井駅」へ向かうのも悪くない、と考えたものの、万が一乗り遅れたら、また電車を待つことになる…と冷製になり、「御嶽駅」で電車を待つことに。

幸い、駅には冷房の効いた待合室があり、快適に電車を待つことができました。

これで、御岳渓谷遊歩道を歩くゆるハイキングはおしまいです。

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この記事を書いた人

「ホリデーノート」を運営/Yahoo!ニュース エキスパート執筆/マインドフルネス・アドバイザーコース ディプロマ取得/電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』出版

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