秋の彼岸花の時期にはじめて訪れた「神代植物公園 水生植物園」。人も少なく静かで、東京23区からそう遠くない調布市にありながら、まるで里山に来たような風景が楽しめて、すっかりお気に入りの場所になりました。
そして今回は、6月1日の初夏。
ちょうど花菖蒲が見頃を迎えていて、秋に訪れたときとはまた違った表情で楽しませてくれました。
初夏の「神代植物公園 水生植物園」は花菖蒲が美しい

調布市にある「神代植物公園」は、東京都立としては唯一の植物園です。入園料は大人500円。でもじつは、近くに「水生植物園」というエリアがあることは、そこまで知られていない様子。こちらはなんと、無料で入園できます。

園内入ってすぐ、くつろげるベンチが置かれている展望広場になっています。ベンチに座ってのんびりしていると、ここが東京であることを、つい忘れてしまいそうになります。

この展望広場から「はなしょうぶ園」を眺めることができます。木道の両脇に、紫色や白色をした花菖蒲が咲いていて、一枚の絵画のような景色でした。

花菖蒲と木道って、どうしてこんなに絵になるのでしょう…。つい見惚れてしまいます。

見てください、この景色!電車とバスを乗り継いで、どこか遠くの里山に旅行に訪れたような気分になってしまいます。
深大寺城跡の芝生広場は知る人ぞ知る穴場

前回訪れたときは足を運びませんでしたが、園内から小さな山道をのぼっていくと、「深大寺城跡」という史跡にたどり着きます。ここは国指定の史跡であり、「水生植物園」の城山地区として公開されています。

山道を進んでいった先に、こんなに開放的な芝生広場が広がっているなんて思ってもいませんでした。この芝生広場のまわりにはベンチがたくさん設けられていて、誰にも邪魔されず過ごすことができる超穴場です。木陰のベンチで本を読む時間なんて、なひとときになりそうです。

芝生広場のすぐ近くには「深大寺城そば畑」もありました。花の見頃は10月下旬だそう。可憐で小さな白い花が咲くころ、また訪れてみたいと思いました。
住所・アクセス/関連サイト
アクセスはバスを利用するのが一般的ですが、「調布駅」から2kmもない距離なので、私はいつも深大寺エリアを訪れるときは駅から歩くことが多いです。
歩いてのんびり向かう時間も、ちょっとした旅気分でおすすめです。
東京都調布市深大寺元町2丁目
京王線「調布駅」または「つつじヶ丘駅」から京王バス 深大寺行きで「深大寺小学校」または「深大寺」下車
京王線「調布駅」から小田急バス 吉祥寺駅または三鷹駅行きで「深大寺入口」下車
JR中央線「吉祥寺駅」または「三鷹駅」から小田急バス 調布駅北口行きで「深大寺入口」下車
JR中央線「吉祥寺駅」または「三鷹駅」から小田急バス 深大寺北口行きで「深大寺」下車