習い事も様々ですが、日本の伝統文化を味わう和の習い事の世界に足を踏み入れてみませんか?敷居が高いイメージがありますが、最近ではカジュアルに学べるものが増えてきています。定番のものからユニークなものまで、大人の女性のおすすめの和の習い事をご紹介しています。
1. 着付け
和の習い事の定番中の定番ですね。
浴衣は自分で着られても、着物を自分で着られるという女性は少なく、しかしちょっとしたお出かけに着物でお出かけできると休日の楽しみが増えます。
着物を着ている時は姿勢がよくなり、また大きな動きができない分、女性らしい所作が身につきます。
2. 茶道
茶道は、日本文化の総合芸術と言われています。
着付け同様に姿勢がよくなり美しい所作が身につくだけでなく、最近よく聞かれるようになった「マインドフルネス」に通じるものがあり、心を落ち着かせて今ココに集中できます。
また「茶道を習っている」と言うのは、ちょっとした会話のきっかけにもなります。
3. 華道・生け花
贈り物としても利用でき、派手さのあるフラワーアレンジメントもいいけれど、空間そのものを生かす芸術作品と言える生け花もおすすめです。
花の名前を自然に覚えられるようになったり、それぞれの花の季節も覚えられ、大人の女性として一目置かれるよう知識が身につくようになります。
なにより美しい花に触れ合っている時間は、心が癒されますね。
4. 書道
書道を習うメリットは何と言っても字が綺麗になることです。手紙やハガキを書くときなど、印刷された文字にたよらず、自信をもって手書きできるのは嬉しいですよね。
字が綺麗であることで損をすることはひとつもありませんし、姿勢が良くなったり集中力がつくなどのメリットもあります。
5. 和菓子
最近ではSNS映えする和菓子が人気を集めていますが、自分で美しい和菓子が作れたら楽しいですよね。
和菓子って自分でつくれるの?なんだか難しそう?と感じるかもしれませんが、じつは自宅で手軽につくれる和菓子も多いんです。
時間のある時に単発で習うのもいいですし、定期的に通って腕を磨くのもいいですね。
6. 日本舞踊
日本舞踊は歌や音楽にあわせて踊るだけのものではなく、多くのものにはストーリー性があり感情を表現するものです。
これまで紹介した和の習い事同様に、日本舞踊を習うことによって姿勢がよくなることや美しい所作が身につくなどのメリットがありますが、そのほかにも普段あまり運動をしていない女性にとっては運動になったり、浴衣や着物も自分で着られるようになるなどのメリットがあります。
7. 和楽器(和太鼓、三味線、お琴)
音楽が好きな女性なら、和楽器にも挑戦してみるのもいいですね。
和太鼓や三味線、お琴などを習っている人はそう多くないので、やっぱり会話のキッカケになります。
和太鼓は全身運動になり、そして三味線やお琴は一人でも大勢でもでき、仲間と一緒に披露する機会を設けるのも楽しい時間です。
8. 詩吟
歌うことが好きなら詩吟や民謡に挑戦してみてはいかがでしょうか?
詩吟は「声の武道」とも言われ、お腹の底から声を出すので腹筋が鍛えられます。
9. 組紐、つまみ細工
組紐とは日本伝統の工芸品で、複数の細い糸を組み上げた紐のこと。小さく切った布をつまんでおり大ヒット映画『君の名は。』で重要な鍵をにぎるアイテムとして登場し、世界にも名前が知られるようになりました。
そして、つまみ細工とは小さく切った布をピンセットでつまんだりして、花などのモチーフをつくる日本の伝統工芸です。
どちらも和のアクセサリーをつくることができ、自分用はもちろん、友人へのプレゼントや、ゆくゆくはネットで販売などするのもいいですね。
10. 香道
香道は茶道、華道と並ぶ日本の三大伝統芸能のひとつですが、この二つほど知られていません。
香道とは字の通り、香りを楽しむ芸道です。
香をを焚き、香りを聞いて(嗅いで)鑑賞する「聞香(もんこう)」と、香りを聞き分ける「組香(くみこう)」の2つが中心となっています。
11. 絵葉書、絵手紙
直筆のハガキや手紙をもらうことがとても少なくなった今、色鮮やかな素敵な絵葉書が届いたら嬉しくなってしまいますよね。
絵を描くことに自信がなくても、それが返って味わいにもなるので初心者でも十分に楽しむことができます。
12. 俳句
テレビ番組の影響で俳句がひそかなブームとなっています。
俳句は五・七・五のたった17文字だけで、情景や喜怒哀楽などを表現する世界で最も短い文学とも言え、脳を活性化させたり感性が身につくといったメリットがあります。
似ているものに川柳があり、こちらも五・七・五で詠みますが、川柳には季語が必要なく、風刺的な作品が多くみられます。
13. 水墨画
水墨画とは墨だけで描かれる絵ですが、その濃淡やグラデーション、ぼかし、にじみなどによって、繊細に表現できます。
道具もそれほど多くなく初期投資があまりかからないのはメリットです。
水墨画に色を加えるものは墨彩画とよばれ、俳句に絵を添える俳画などに利用されます。