美しい人と書いて、美人。本屋さんでも美人について書かれた本は多くありますが、「美人は内面から」と説く本が多くなったように思います。この記事では、美人になりたい人におすすめの本を厳選してご紹介しています。
1. 美人マインド
筆者いちおしの、美人になりたい人におすすめの本は、今村大祐さんの著書『美人マインド』です。
今村大祐さんは、モデル・コンテスタント指導メンターなどの肩書きをもち、一般の女性を30名以上、ミス・ミセスコンテストの日本代表に育成された方。
グランプリをとる女性は、もともと圧倒的な美人の方がむしろ少なく、美しくなるのに生まれつきの容姿は関係ないと書いています。
美人になるのに必要なのはマインド。
きれいになろうとする時の一番の敵は、ほかでもない自分自身であり、自分のきれいの制限をかけているのは他人ではなく自分なのです。
また、人から見られることで美人になることについてもページを割いており、SNSを利用することなどをすすめています。
理想の状態が叶っているかのように振る舞う
誰かのモチベーションの源になるかのような生き方をする
など、心に留めておきたい名言も多く、「私も美人になれるんだ!」と勇気を与えてくれる本。
マインドから変えていくことで、ただの美人ではなく、モデル級の美人になることを目指すことを目的としています。
2. 冨永愛 美の法則
冨永愛さんといえば、日本を代表するトップモデルです。そんな富永愛さんが考えていることや、やっていることを知れるのが『冨永愛 美の法則』。
テレビで冨永愛さんを見ると、姿勢や佇まい、仕草のひとつひとつが本当に美しいですよね。
この本には、美しい立ち方、美しい座り方、美しい歩き方などが書かれているので、あの美しい佇まいに一歩でも近くことができます。(欲をいえば、文章ではなく写真で説明がほしかった!)
そして冨永愛さんの食事術についても書かれていますが、当たり前ですが食事は徹底されています。食事についてより詳しく知りたい場合は『冨永愛 美をつくる食事』も合わせて読んでみるといいでしょう。
マインドの面では「まずは自分の素材の良さを活かす」ということ。自分のいいところを知って伸ばすことで、ほかのだれとも違う「雰囲気」をまとうことができる。
ついつい他人をみて「ああいう風になりたい!」と思ってしまうけれど(目標をもつのもまたよし)、まずは自分のいいところに磨きをかけることが大切だとおっしゃっています。
日本を代表するトップモデルから少しでも美人のエッセンスを盗んでみては?
3. 何かいいことあった?と聞かれるほど美人になれるモデルマインド
モデルでありウォーキング講師であり、ビュティースクールの講師でもある彩希子さんの著書『何かいいことあった?と聞かれるほど美人になれるモデルマインド』。
タイトルの「何かいいことあった?」という表現に、筆者はとても惹かれました。「綺麗になったね」と言われるより「言いことあった?」と聞かれるほうが、内側から美しいオーラを放っているように感じさせます。
ひと言で説明すると、モデルはどんなことを考えているのか?がわかる本。
ビューティースクールの宣伝はほとんどありませんが、読んでいると一度レッスンを受けてみたくなります(筆者は実際に調べました。一度グループレッセンを受けてみようと思っています)。
実際のモデルだからこその、キラキラ輝いているだけではない、モデルのシビアな内容についても触れられており、たとえば「自分の美を人任せにしない」。自分で努力して情報をあつめ、体質や体型を改善する。そして上手にプロを頼る。
モデルは甘い飲み物はほとんど飲まないし、レストランでも水は常温、など。
しかし大部分はマインドに関してや、モデルであるからこそ知っている、美人に見える秘訣などを教えてくれています。
他人と比較するのではなく、目指すは最高の自分
私はモデルと思い振る舞うことで、徐々にモデルっぽくなる
美しい人の責任は、美しくあることと、それを表に出すこと
オーラを出して堂々と振る舞いたいときは、無駄に動かない
実際にはモデルではなくても、モデルマインドを身につけることで美人として生きていくことができる、ということを教えてくれている本です。
4. 自分にあるものだけを見る
ロサンゼルスに住む世界的美容家であるジュミ・ソンさんの著書『自分にあるものだけを見る』。ジュミ・ソンさんは、レディー・ガガの専属エステティシャンとして4年半活動しました。
この本をオススメしたいのはズバリ、アラフォー世代。
アンチエイジングという言葉が気になり出した年代の方には、心にグサグサと刺さる言葉が書かれていて、きっと「いま読んでよかった」と思うはず。
もちろんアラフォー世代より下でも上でも、読んで損はない言葉が綴られています。
2万5千人の肌に触れてきた美容家だからこその答えが「人は内側からしか綺麗になれない」ということ。
そして美しさをもたらす内面、美の正体とは…マチュアであるかどうか。
マチュアとは、現在の自分が持っているもの、自分が今いる場所、自分の今に目を受けているかどうか、ということです。
もっと白くなきゃいけない、もっと痩せなきゃいけないではなく、自分基準のものさしをもち、私は私にしかなれないと気づく。
流行りだから、無難だからと世間に合わせるのではなく、自分がいいと思えばそれが、自分だけの美しさになる。
自分には自分だけの美があり、自分史上最高の自分になることだけを考える。
そして一気に若返ろうと思わず、これからの人生で一番若い「今日」を保つ!
ボトックスやヒアルロン酸は簡単にはじめられるけれど、一度はじめたら一生やり続けることになるのだそう。それには精神力とお金がかかります。
詳しくは本書を読んでいただきたいですが、筆者ももしかしたらいつかお世話になるのかも…と思っていただけに、読んでおいてよかったと思いました。
美人になる本というより美容、お肌、アンチエイジングという内容にも近いですが、美しい人でいるためのマインドについて、心のコリがほぐれるような言葉がたくさん綴られています。
5. 美人だけが知っている100の秘密
美容ジャーナリスト・齋藤薫さんの著書『美人だけが知っている100の秘密』。女優さんをはじめ、数々の美しい人たちを見てきているからこその視点で、美人についての100のエッセイが綴られています。
雑誌『美人百花』 での15年にわたる連載『美人力』を書籍化したもので、齋藤薫さんのするどい視点が爽快!
この切れ味のするどさや主張の強さが、人によっては読んでいて鼻につくと感じるかもしれません。
しかし筆者は純粋に「こういう考え方もあるのだな」と読んでいて楽しめ、「なるほどな」と唸ることの多い本です。と同時に「私はそうは思わないけれど」という感想も生まれてきて、本を読みながらディベートしている気分にもあります。
美人は自分が美人であることに強い責任感を感じている
毎日どこかでハッとさせられる、サプライズのある女になること
フランス女に学ぶべきは、わかりにくい色気
などエッセイストでもある齋藤薫さんの、独特の表現も魅力です。