東京の写真映えする建物をご紹介しています。レトロな雰囲気がたまらない建物を中心に、思わず写真を撮りたくなるスポットを選びました。
東京の建物・映えスポット9選
思わず写真を撮りたくなる映える建物をご紹介しています。
1. ステンドグラスに見立てた大きな窓が映える!自由学園明日館(池袋)
賑やかな池袋駅から歩いて5分、静かな住宅街に建つ「自由学園明日館」は1921年(大正10年)に創立された女学校「自由学園」の校舎です。
近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライトと弟子である遠藤新により設計された建物は、1997年(平成9年)に国の重要文化財に指定。
使いながら保存するという「動態保存」を全国に先駆けて取り入れました。
1番の写真映えスポットは、ホールにある大きな窓です。
建設費用を抑えるために、窓枠や桟を使ってステンドグラスのように見せているもので、窓から見える前庭のみどりも美しく絵になります。
女学校時代、このホールでは毎朝礼拝が行われていました。
自由学園明日館
住所:東京都豊島区西池袋2-31-3
アクセス:各線「池袋駅」メトロポリタン口より徒歩5分/JR「目白駅」より徒歩7分
https://jiyu.jp/
2. 昭和の竜宮城!ホテル雅叙園東京(目黒)
目黒駅から歩いて3〜5分ほどの場所にある「ホテル雅叙園東京」。ミュージアムホテルと銘打つとおり、東京都指定有形文化財「百段階段」の見学が大きな見所となっています。
百段階段とは、ホテル雅叙園の前身である「目黒雅叙園3号館」のこと。階段の見学にあわせて付随する豪華絢爛な部屋も見学できます。
写真映えするのは百段階段だけではありません!
ホテルそのものも和の趣向をこらした空間で、まるで異世界。小さな庭園もあり見学できるので、ぜひ合わせて訪れてみてくださいね。
ホテル雅叙園東京
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
アクセス:JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線・三田線「目黒駅」より徒歩3〜5分
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/
3. 駅徒歩1分にある巨大な名建築!旧公衆衛生院(白金台)
建築家・内田祥三(うちだよしかず)氏により1938年(昭和13年)に建てられた「旧公衆衛生院」。現在は「港区立郷土歴史館」を中心とする複合施設「ゆかしの杜」となっています。
中央エントランス側から見た外観に驚き!どうどうとそびえる、巨大で重厚感のある建物もさることながら、緑も配され、どこか海外の建築物を見ているような錯覚をおぼえます。
港区立郷土歴史館の展示を見るには入館料が必要ですが、ゆかしの杜自体は誰でも入ることができ、フォトジェニックな空間を無料で見学できます。
中央エントランスから入ると、円形の吹き抜けが美しい中央ホールがあります。装飾にも見とれてしまい、ため息ができます。
そして「旧公衆衛生院」でもとくに写真映えするとして人気の「旧講堂」。ズラリと340席が並んでいます。
旧講堂の窓から見える景色も素晴らしく、タイムスリップしたような、非日常の時間を過ごすことができます。
1階にはカフェもあるので、ランチやカフェタイムがてら、ぜひ訪れてみてくださいね。
旧公衆衛生院(ゆかしの杜)
住所:東京都港区白金台4-6-2
アクセス:東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」2番出口より徒歩1分
https://www.minato-rekishi.com/museum/2019/09/R01-01.html
4. バラの季節がとくに映える!赤坂プリンス クラシックハウス(永田町)
2016年7月27日に開業した「東京ガーデンテラス紀尾井町」。東京メトロ「永田町駅」9a出口より直結、そのほか「赤坂見附駅」からもすぐです。
オフィスやショップ、レストランが入る「紀尾井タワー」、5つ星ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」などから構成される複合施設で、そのひとつが洋館「赤坂プリンス クラシックハウス」です。
「赤坂プリンス クラシックハウス」は、1930年(昭和5年)に建てられた「旧李王家東京邸」。李王家とは1910年(明治43年)の日韓併合により、日本の皇族に準じる待遇で扱われた朝鮮の王家です。
「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれていましたが、2016年より名称を現在のものにし、レストランやカフェを備える施設として生まれ変わりました。
チューダー様式と呼ばれるスタイルで建てられた「赤坂プリンス クラシックハウス」自体が美しく映えますが、さらに映えるのがバラの季節です。
「赤坂プリンス クラシックハウス」を取り囲むように90品種・600株のバラが植えられており、とくにバラのアーチは映えすぎて大人気!
筆者が訪れたときも、アーチでの撮影はときには順番待ち。人がいなくなるのを狙ってササッと撮影しました。
こんな景色が無料で楽しめるなんて嬉しくなってしまいますね。
赤坂プリンス クラシックハウス
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内
アクセス:東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」9B出口より徒歩1分/東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」地下歩道D紀尾井町方面口より徒歩5分
https://akasakaprince.com/
5. 門をくぐるとそこには・・・!旧台徳院霊廟惣門(芝公園)
芝公園は日本でもっとも古い公園のひとつ。東京タワーのふもとに広がり、東京タワーのビュースポットとしても人気です。
そんな芝公園の一角に「旧台徳院霊廟惣門」という立派な門があることを知っている人は、それほど多くはないかもしれません。
「旧台徳院霊廟惣門」とは、徳川秀忠の霊廟の惣門だったものです。
旧台徳院霊廟惣門の先には階段があり、「その先にどんな景色が広がっているのだろう」と想像させる感じが写真映えします。
門をくぐった先に広がるのは「プリンス芝公園」。「ザ・プリンス パークタワー東京」ホテル内の公園です。
東京タワーを眺める穴場の公園として知られています。
旧台徳院霊廟惣門
住所:東京都港区芝公園4-8
アクセス:都営三田線「芝公園駅」より徒歩3分
6. 豪華絢爛でびっくり!旧前田家本邸(駒場東大前)
旧前田家本邸は、旧加賀藩主前田家16代当主、前田利為(まえだとしなり)侯の居宅として建設されたものです。
家族6人にたいして、なんと使用人が130人以上いたのは驚きです。
東京に数ある洋館のなかで、無料でこれだけの規模の建物を見学できるのは、さらに驚き。重々しいドアを開けると広がる玄関や階段広間からすでに広々としています。
部屋数ももちろん多いのですが、中でも最も豪華なのが、菊子夫人の部屋。絨毯も壁も紫色に統一されており、家族があつまるリビングとしての役割も果たしていたそうです。
旧前田家本邸
住所:東京都目黒区駒場4-3-55
アクセス:京王井の頭線「駒場東大前駅」より徒歩8分
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kuminnokoe/bunkasports/rekishibunkazai/kyumaeda.html
7. まるでイタリアな風景が映える!汐留イタリア街(汐留)
サラリーマンの聖地と言われる新橋からも、歩いて10分ほどの場所に広がる「汐留イタリア街」。その名の通り、イタリア人建築家の監修により整備された、イタリアのような風景が楽しめる場所で、映えスポットとしても人気です。
規模は小さいですが、そこはまるでイタリア!建物がなんだかミニチュアのようで、可愛らしい街並みです。
メインの広場にはベンチが置かれており、そこに座って過ごせば、気分はまるでイタリアです。
テラス席のあるイタリアンレストランもあり、ランチやディナーに訪れるのもいいでしょう。
汐留イタリア街
住所:東京都港区東新橋2丁目
アクセス:都営大江戸線・ゆりかもめ「汐留」駅より徒歩5分/JR山手線・東京メトロ銀座線「新橋駅」より徒歩10分
8. 映える展望スポット!葛西臨海公園クリスタルビュー
JR京葉線「葛西臨海公園駅」を降りてすぐの場所に広がる「葛西臨海公園」は、約78万平方メートルの面積をほこる広大な公園です。東京ドームで例えるなら約17個分!
葛西臨海公園の映えスポットといえば、展望広場レストハウス「クリスタルビュー」です。ガラス張りの建物は透明感があって美しく、その向こうには東京湾が広がる、ロケーション抜群のスポット。
クリスタルビューは地上2階、地下1階。冬に訪れたときには暖房がきいており快適でした。地下にはトイレやカフェもあります。
360度ぐるりと景色を楽しむことができますが、やはり目の前に東京湾が広がる光景はずっと眺めていたくなります。
葛西臨海公園
住所:東京都江戸川区臨海町六丁目
アクセス:JR京葉線「葛西臨海公園駅」より徒歩1分
https://www.tokyo-park.or.jp/park/kasairinkai
9. 慶應義塾図書館旧館(三田・田町)
慶應義塾図書館旧館があるのは、慶應義塾大学の三田キャンパス内。大学の中にあり、つかの間の大学生気分を味わえるスポットでもあります。
警備の方が立っていますが、学生以外でもキャンパス内に入ることができます。
慶應義塾図書館旧館は、1912年(明治45年)4月に、慶應義塾創立50年を記念して建てられました。1969年(昭和44年)には国の重要文化財に指定。
レンガづくりの美しい外観は写真映えします。
館内も写真を撮りたくなるレトロな空間。書庫として利用されているほか、重要文化財である建物内を一部見学できるだけでなく、無料で入館できる「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」があります。
「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」があるのは元大閲覧室だった場所。天井が高く広々とした歴史ある空間もあわせて楽しむことができ、見応えがあります。
慶應義塾図書館旧館には、カフェもあります。喫茶店のような食事や、インスタ映えするドリンクもあるので、ぜひ合わせて訪れてみてくださいね。
慶應義塾図書館旧館(福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館)
住所:東京都港区三田2−15−45 慶應義塾三田キャンパス内
アクセス:JR「田町駅」より徒歩8分/都営地下鉄「三田駅」より徒歩7分、「赤羽橋駅」より徒歩8分
https://history.keio.ac.jp/
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