東京23区にある入園無料の日本庭園15選

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肥後細川庭園

東京23区にある日本庭園の中から、入園無料で楽しめる庭園を集めました。すべて、わたしが実際に訪れたスポットばかりです。なかには「えっ、無料でいいの?」と驚いてしまうような、美しく広大な庭園もあります。

目次

1. 東渕江庭園(北綾瀬)

東渕江庭園

東渕江庭園は、足立区立郷土博物館に隣接する日本庭園です。博物館は入館料が必要ですが、庭園は無料で入園OK。

園内に入ると池の広がりが目に飛び込んできます。池に突き出すような滝見台も風情たっぷりで、池を間近で見ると、とにかく透明度が高くて、気持ちまで澄んでいくよう。

東渕江庭園

設計したのは、新宿中央公園などを手がけた造園家・小形研三(おがた けんぞう)氏。池の周りをぐるっと周遊できる池泉回遊式庭園で、趣のある園路には季節の花が彩りを添えています。

こぢんまりとした庭園ですが、そのぶん静かにゆっくりと散策が楽しめます。

東渕江庭園
東京都足立区大谷田5-20-1
公式サイト

2. 帰真園(二子玉川)

帰真園

帰真園(きしんえん)は、2013年(平成25年)4月に開園した世田谷区初の回遊式日本庭園です。二子玉川駅から徒歩約10分の「二子玉川公園」内にあり、名前には、自然に回帰するという意味が込められています。

多摩川の源流から二子玉川あたりまでの縮景が表現されており、変化に富んだ水景を楽しめます。ユニバーサルデザインを採用しており、誰でも安心して散策できるのも特徴です。

帰真園

池に浮かぶように建つ姿が趣たっぷりの「旧清水邸書院」。書院の周りに設けられた通路から庭園を眺めて過ごすひとときも風流です。二子玉川らしい高層マンションとの対比も面白いです。

二子玉川公園
東京都世田谷区玉川1-16-1
公式サイト

3. 檜町公園 日本庭園(六本木)

檜町公園 日本庭園

六本木駅から徒歩約3分の場所に、静かな日本庭園が広がっているのをご存知でしたか?

江戸時代には長州藩・毛利家の下屋敷があった場所で、庭園跡を利用して、2007年に、東京ミッドタウンの建設と同時に再整備されました。公園の面積は、約1.4ヘクタール。その半分ほどが日本庭園で、大きな池を中心とした池泉回遊式庭園になっています。

檜町公園 日本庭園

昭和記念公園の日本庭園や、六本木ヒルズの毛利庭園も手がけた、ランドスケープアーキテクトの榊原八朗氏が造園。大都会とは思えないほど自然豊かで、どこか遠くの渓谷を訪れたような水の流れも楽しめます。

大きな東屋や、ところどころにベンチも備わっており、ふらりと訪れて心落ち着くひとときを過ごせます。

檜町公園
東京都港区赤坂9-7-9
公式サイト

4. 旧安田庭園(両国)

旧安田庭園

JR総武線・都営大江戸線「両国駅」より徒歩約5分の場所にある「旧安田庭園」は、東京都指定名勝に指定されている日本庭園です。

江戸時代、本庄宗資(のちの本庄松平氏)の下屋敷として整えられたことがはじまりで、明治には旧岡山藩主・池田家の邸宅を経て、実業家・安田善次郎の本邸となり、のちに当時の東京市へ寄付。震災後の復元を経て、1967年(昭和42年)には墨田区の管理となりました。

旧安田庭園

大きな特徴のひとつが、人工的に潮入りを再現していること。もともとは「潮入り池泉回遊式庭園」として造られ、かつては隅田川の水を引き入れ、潮の満ち引きを庭園の景観に取り込んでいました。

水位調整のための水門は昭和40年ごろに閉じられましたが、現在はポンプを使って潮の干満を再現。水位の変化によって庭園の表情が変わるという、都内でも珍しい仕掛けを持ちます。

旧安田庭園
東京都墨田区横網1-12-1
公式サイト

5. 向山庭園(豊島園)

向山庭園

東京都練馬区向山にある「向山庭園」は、昭和55年(1980年)5月1日に開園。昭和初期に鉄道大臣(現・国土交通大臣に相当)を務めた江木翼(えぎたすく)氏の邸宅跡地とされています。

園内は高低差があり、高い場所から、もっとも低い場所にある池へと水が流れています。そのせせらぎが心地よく、緑に囲まれた中で、心がほっと落ち着く時間を過ごすことができます。

和の趣の中に、洗練されたデザインが施されているのも特徴で、おでかけスポットとして気軽に訪れやすい雰囲気があります。

向山庭園

ひょうたん型の池を覆うように、青もみじが葉を広げて清々しい景色が広がります。秋には真っ赤に燃える紅葉が楽しめる、穴場の紅葉スポット。

園内はところどころにベンチが設けられ、お気に入りの場所に腰を下ろして静かに過ごせます。

向山庭園
東京都練馬区向山3-1-21
公式サイト

6. 皇居東御苑 二の丸庭園(大手町)

皇居東御苑

皇居東御苑が広がるのは、かつて江戸城の本丸や二の丸が置かれていた場所で、現在は一般公開されています。

面積は約21万平方メートル。東京ドームに換算するとおよそ4〜5個分にもなる広い園内の一角に、日本庭園「二の丸庭園」があります。

皇居東御苑

二の丸庭園は、9代将軍・徳川家重の時代にこの場所にあった庭園をもとに1964年(昭和39年)に造られたものだそう。

池のまわりには、きれいに剪定され、枝ぶりが整えられた松などが見られ、日本画のような美しい景色が楽しめます。

皇居東御苑
東京都千代田区千代田1
公式サイト

7. 平成庭園(西葛西)

平成庭園

東京メトロ東西線「西葛西駅」から徒歩約15分ほど、行船公園内の一角に「平成庭園」があります。

開園は平成元年3月。面積約1万200平方メートルで、築山や池、流れを配し、園路に沿って歩きながら移り変わる景色を楽しめる「築山池泉廻遊式(つきやまちせんかいゆうしき)」です。

訪れて感じるのは、水景の美しさ。浜辺の景観を表現した州浜によって、ゆるやかな水辺の広がりを感じられます。

平成庭園

滝や竹林、渓谷のような流れなど、さまざまな趣が楽しめる庭園ですが、数寄屋造りの茶室「源心庵」の前では枯山水が楽しめます。水面や水の流れを表現した砂紋や、曲線を描きながら飛び石が続く景色は、うっとり見入ってしまいます。

平成庭園
東京都江戸川区北葛西3-2-1
公式サイト

8. 大田黒公園(荻窪)

大田黒公園(荻窪)

JR・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から徒歩約10分の、静かな住宅街にある「大田黒公園」は、音楽評論家・大田黒元雄氏の邸宅跡を整備してつくられた庭園です。

正門をくぐると、御影石の石畳に沿ってイチョウ並木がまっすぐ伸び、絵のような美しさ。晩秋には黄金色のイチョウ並木になり、さらに季節が進むと、足元には黄色い絨毯が広がります。

大田黒公園

園内には、渓谷を訪れたかのような流れがあり、心地よいせせらぎを楽しみながら散策できます。その流れを覆うように葉っぱを広げるのは、青もみじ。新緑の季節は清々しく、秋には燃えるような紅葉が楽しめます。

大田黒公園
杉並区荻窪3-33-12
公式サイト

9. 花畑記念庭園(谷塚)

花畑記念庭園

足立区にある「花畑記念庭園」は、区制50周年を記念して整備された日本庭園です。築地塀や石垣に囲まれた外観から「どんな景色が広がっているのだろう」と期待が高まり、園内に足を踏み入れれば、その期待を裏切らない、和の趣たっぷりの景色。

池を中心に広がる池泉回遊式の庭園で、石組みや植栽など、日本庭園ならではの意匠が随所に施されています。

花畑記念庭園

園内にある集会施設「桜花亭」にはカフェが併設されており、庭園を眺めながらランチタイムやカフェタイムを過ごすことができます。

店内席も充実していますが、テラス席に出ると滝の音が心地よく響き、日常の慌ただしさがすっと遠のいていきます。

花畑記念庭園
東京都足立区花畑4-40-1
公式サイト

10. 甘泉園(早稲田)

甘泉園公園

甘泉園は、新宿区で唯一の回遊式庭園です。庭園の湧き水が、お茶に適していたことから「甘泉園」と名付けられたそうです。

江戸時代には徳川御三家のひとつである尾張徳川家の領地で、その後、初代清水家の江戸下屋敷に。明治以降は、中村藩主の相馬家の庭園として整備されたのち、昭和に入り早稲田大学が譲り受け、東京都への売却を経て、1969年(昭和44年)に新宿区の区立公園に。

下池と上池が広がり、下池には木道も整備され、緑あふれる園内で穏やかな散策が楽しめます。

甘泉園公園

大きな上池のほうでは、高台からの見晴らしも楽しめます。緑が生い茂る中を歩いていると、ここが新宿区であることを思わず忘れてしまいそうに。

朝7時から開園しているので、朝の清々しい空気のなかで、静かに過ごすのもおすすめです。

甘泉園公園
東京都新宿区西早稲田3-5
公式サイト

11. 肥後細川庭園(江戸川橋)

肥後細川庭園

東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」や、東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩約15分、ホテル椿山荘東京の隣に「肥後細川庭園」があります。

肥後とは、現在の熊本県にあたる旧国名で、かつてこの地には、熊本藩主・細川家の下屋敷がありました。

大きな池を中心に広がる庭園は、無料とは思えないほどの景観。高低差を活かした園内では、丘陵の樹林地で森林浴も楽しめます。

肥後細川庭園 松聲閣

庭園のシンボルとなっているのが「松聲閣(しょうせいかく)」。明治20年頃に細川家の学問所として建てられた建物です。2階は庭園を一望できる展望所になっており、1階の休憩室には喫茶「椿」が。

庭園を眺めながら、お抹茶とお菓子でひと休みできます。

肥後細川庭園
東京都文京区目白台1-1-2
公式サイト

12. 八芳園 日本庭園(白金台)

八芳園

白金台駅から徒歩1分というアクセスのいい場所にあるブライダル施設「八芳園」。約1万坪(約3万3,000平方メートル)の敷地内には、大きな池を中心に広がる日本庭園があります。

ここは、約400年前の江戸時代初期、徳川家康に仕えた武将・大久保彦左衛門の屋敷があった場所です。その後、薩摩藩島津家の屋敷となり、明治時代には実業家・渋沢喜作が所有。大正時代には実業家・久原房之助が土地を取得し、日本庭園を整備しました。この庭園が、今の日本庭園の基盤になっています。

たくさんの錦鯉が優雅に泳ぐ池は、かつてこの付近の丘陵地帯にあった沼から流れ出ていた川の跡を利用して造られたものだそうです。

八芳園

園内には、どこか山あいの茶室を訪れたような佇まいの「夢庵」もあります。苔むした地面には石畳や飛び石が伸び、風情ある景観。お菓子とお抹茶でひと息つくことができます。

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八芳園 日本庭園 無料とは思えない美しい日本庭園が広がる。

八芳園
東京都港区白金台1-1-1
公式サイト

13. 目白庭園(目白)

目白庭園

目白駅から徒歩約5分、池袋駅からも徒歩圏内という便利な立地に「目白庭園」はあります。賑やかな池袋から歩いて行ける距離に、こんなにも落ち着いた空気が流れる庭園が広がっていることに、少し驚いてしまいます。

開園したのは1990年(平成2年)11月15日。造園家の伊藤邦衛氏により作庭された庭園は2,842.73平方メートルで、大きな池を中心とした池泉回遊式庭園です。

池に突き出すように建てられた六角形の「浮き見堂」は、目白庭園を代表する景観のひとつです。

目白庭園

数寄屋建築の茶室「赤鳥庵」が建つ石垣の前にはベンチがぽつりぽつりと置かれ、池を間近に眺めながらゆっくりと過ごすことができます。

目白庭園
東京都豊島区目白3-20-18
公式サイト

14. ホテルニューオータニ日本庭園(赤坂見附)

ホテルニューオータニ日本庭園

東京メトロ「赤坂見附駅」から徒歩わずか3分の場所に建つラグジュアリーホテル「ホテルニューオータニ」。この地はかつて武将・加藤清正の下屋敷があった場所で、その後は大名・井伊家の庭園などとして歴史を重ねてきました。

敷地内には江戸時代から受け継がれてきた約400年の日本庭園が今も残り、宿泊客でなくても無料で入園できます。

都心とは思えないような緑あふれる園内は、散策が気持ちのいい場所。池に架かる朱塗りの太鼓橋は、人気の記念撮影スポットになっています。

ホテルニューオータニ日本庭園

大きな見どころの一つが、高さ6メートルを誇る「大滝」。まさに都心のど真ん中ともいえる場所に、これほど趣のある日本庭園があり、さらに迫力ある滝まで楽しめることに驚かされます。

滝は水しぶきが肌に触れるほど間近で眺めることができ、周辺には滝を正面に楽しめるようベンチも。流れ落ちる水の音を聞いていると、自然と心が穏やかになっていきます。

ホテルニューオータニ・日本庭園
東京都千代田区紀尾井町4-1
公式サイト

15. グランドプリンスホテル高輪 日本庭園(品川)

グランドプリンスホテル高輪日本庭園

品川駅から徒歩約5分。「プリンス さくらタワー東京」「グランドプリンスホテル高輪」「グランドプリンスホテル新高輪」の3つのホテルに囲まれるように、日本庭園が広がっています。

ホテルニューオータニ同様、宿泊者でなくても、誰でも無料で入園できます。

庭園の広さは約20,000平方メートル。1971年に、旧高輪プリンスホテルの新築に合わせ、皇居新宮殿などを手がけた作庭家・楠岡悌二氏によって設計されました。

夜になると幻想的な「竹あかり」の演出が行われるのも見所ですが、日中も園内のあちらこちらに竹アートが飾られ、緑とのコントラストが美しい景観をつくり出しています。

グランドプリンスホテル高輪

園内には、鐘楼と観音堂、そして山門の3つの港区指定有形文化財があります。なかでも、橋を渡った先に山門が佇む風景は印象的で、都心にいながら、どこか京都を旅しているような気分にさせてくれます。

グランドプリンスホテル高輪・日本庭園
東京都港区高輪3-13-1
公式サイト

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