東京とは思えないような、のどかで、牧歌的な風景が広がる場所をご紹介します。田んぼが広がっていたり、水車小屋があったり…見ているだけで癒されるようなスポットを集めました。
1. 府中市郷土の森博物館(府中本町)

「府中市郷土の森博物館」は、面積約14万平方メートル(東京ドーム約3個分)の野外博物館です。博物館と広大な自然公園が一体となった施設で、とくに牧歌的な風景を楽しめるのが、ふるさと体験館や、旧三岡家長屋門のあるあたりで、園内を流れる小川に木道が架かる風景がのどかです。

水田が広がるエリアもあり、初夏に訪れたときには水田のまわりでアジサイを見ることができました。

青空の下、水車小屋と竹林の織りなす景色も楽しむことができます。フォトスポットとして人気なのか、訪れるたびに水車小屋のあたりで写真撮影をされている方を見かけます。
府中市郷土の森博物館
東京都府中市南町6-32
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2. 神代植物公園 水生植物園(調布)

調布市にある「神代植物公園」は、東京都立としては唯一の植物園です。本園は入園料が必要ですが、近くにある「水生植物園」は無料で入園OK。湿地に木道が伸び、その奥には豊かな緑が広がり、里山を訪れたような景色です。

青々とした草木が生い茂り、思わず深呼吸したくなります。深大寺の参道周辺は多くの人が訪れて賑やかですが、こちらはとても静か。聞こえてくるのは鳥の声です。

園内には田んぼも広がり、秋には真っ赤な彼岸花が彩りを添えます。
神代植物公園 水生植物園
東京都調布市深大寺元町2丁目
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3. 小野路(鶴川)

町田市にある「小野路(おのじ)」は、朝日新聞社と森林文化協会が2008年に選定した「にほんの里100選」に、東京で唯一選ばれている町です。
散策の拠点となるのが「小野路宿里山交流館」。江戸時代に甲州街道と八王子道を結ぶ交通の要衝として栄えた宿場町「小野路宿」において、旅籠のひとつだった「角屋(かどや)」を改修したもので、今は観光交流の拠点として整備されています。

見どころの一つが「奈良ばい谷戸(ならばいやと)」です。東西に500~800メートルほど続く谷戸で、荒れていた田畑や林地を、地元の市民とNPOが協力して再生してきました。「谷戸」とは、丘に囲まれた谷あいの低地のことで、田んぼや小川、雑木林が広がる場所のこと。

小山田一族が築いたとされる平山城の跡「小野路城址」。主郭跡には「八雲神社」が建ち、スサノオと牛頭天王が祀られています。

小野路宿里山交流館
東京都町田市小野路町888-1
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4. 昭和記念公園 こもれびの里(立川)

東京ドーム約39個分という広さを誇る昭和記念公園のなかでも、「こもれびの里」は北のほうに広がっています。昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現しており、水田や畑、農家の家屋、屋敷林など、当時の人々が自然とともに営んでいた暮らしの様子を伝えています。

小さな水車小屋が佇む風景は、とくに牧歌的です。水車は、高低差が大きくなくても設置できる「エビ樋による胸かけ方式」。木製のエビ樋で水を導き、水車の胸のあたりに当てて回す仕組みが再現されています。

茅葺き屋根の長屋門と主屋は、東京都狛江市にあった、江戸中期末頃に建てられた石井家の建物を移築したものです。長屋門は、扉の両脇に部屋を備えた造りで、苗字を名乗り刀を帯びることが許されていたような、身分の高い家柄にのみ建てることが認められていたと伝えられています。
国営昭和記念公園
東京都立川市緑町3173
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5. 慶元寺(喜多見)

Netflixの人気ドラマ『地面師たち』のロケ地としても知られる「慶元寺」。京都・知恩院を本山とする浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来坐像です。創建は1186年(文治2年)とされ、江戸太郎重長が開基したと伝えられています。
境内の墓地には立派な三重塔が建っています。1993年(平成5年)に建立されたもので、高さは約16メートル。塔の上部にある相輪(そうりん)が金色に輝き、遠くからでも目に留まります。

牧歌的なのがこちらの風景。畑の背後に三重塔が見える景色は、世田谷区の「地域風景資産」として「慶元寺三重塔の見える風景」が選定されています。
慶元寺
東京都世田谷区喜多見4-17-1
6. 次大夫堀公園民家園(成城学園前)

世田谷区にある「次大夫堀公園民家園(じだゆうぼりこうえんみんかえん)」は、江戸時代後期〜明治時代初期にかけての農村風景を再現した公園です。”生きている古民家” をテーマとした園内を歩いていると、園の方が「こんにちは〜」と挨拶をしながら通り過ぎていったり、本当に生活が営まれているひとつの町のようです。

民家園の中心にある「旧城田家住宅主屋」では、昔なつかしいラムネを販売しています。のどかな景色を眺めながらラムネを口にすると、時代を遡ったような気分。時間の流れもゆっくりに感じます。

5月上旬に訪れたときは、田んぼの上を気持ちよさそうに鯉のぼりが泳いでいました。そのあまりに牧歌的な景色に、心もすっかり癒されます。
次大夫堀公園民家園
東京都世田谷区喜多見5丁目27番14号
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7. 駒場野公園(駒場東大前)

田んぼが広がる「駒場野公園」。じつはこの景色、渋谷駅から電車で3分で見られるんです!ケンネル水田と呼ばれるこの水田は、日本初の実験用水田で、目黒区に現存する、唯一の水田です。

駒場野公園は、東京教育大学農学部の跡地を利用してつくられました。明治11年に開校した駒場農学校時代の研究用の水田や、雑木林がのこっており、渋谷からすぐだなんて思えない自然が楽しめます。

少し高台にあるため、開放的な気分です。緑を眺めるようにベンチが置かれ、ゆっくり腰を落ち着けて過ごせます。
駒場野公園
東京都目黒区駒場2−19−70
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8. 小平ふるさと村(小平)

「小平ふるさと村」は、江戸時代から明治・大正期にかけての農村風景を再現した入園無料の古民家園です。園内に一歩足を踏み入れた瞬間、まるでタイムスリップしたかのような気分に包まれます。
緑豊かな敷地には、江戸初期〜中期の「開拓ゾーン」、江戸後期の「農家ゾーン」、明治期以降の「近代ゾーン」と、時代ごとに分けられた3つのゾーンがあり、それぞれに古民家が点在しています。

園内でとりわけ目をひくのが、農家ゾーンにある「水車小屋」。平成4年に、開園にあわせて造られたもので、直径272cmの大きな水車が小川の水を受けてゆったりと回転している姿は風情たっぷりです。

近代ゾーンには、明治41年(1908年)に建てられた「旧小平小川郵便局舎」があります。日本に現存する郵便局舎の中でも、古いものの一つだそうで、小平市指定有形文化財の第1号になります。
「旧小平小川郵便局舎」の前に昔懐かしい丸いポストが設置されていますが、小平市には37本の丸いポストがあるそうです。これは、都内の自治体の中で1位の数!
小平ふるさと村
東京都小平市天神町3-9-1
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9. そばの花畑(町田市)

期間限定にはなりますが、東京で一面のそばの花畑を見ることができます。関東ではだいたい9月中旬〜10月上旬に花が咲くと言われています。
場所は、町田市にある「七国山ファーマーズセンター」のすぐそば。
遠くまで見渡す限り、約1.2ヘクタールにわたって真っ白なそばの花が咲き広がり、その光景はまるで白いじゅうたんを敷き詰めたようです。

町田駅または鶴川駅からバスに乗り、「薬師ヶ丘」バス停で下車して徒歩約10分ですが、途中、そば畑の案内が立っています。あたりには、牧歌的な風景が広がっています。

「七国山ファーマーズセンター」は、七国山周辺を散策する際の休憩所としても利用でき、ありがたいことにトイレも利用できます。

そばの花畑
七国山ファーマーズセンター周辺(町田市野津田町3512~3515他)
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