東京の無料で楽しめるバラ名所5選

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東京で無料で楽しめるバラ名所

東京には、春と秋に美しいバラを楽しめる名所がいくつかあります。ここでは、その中でも入園無料で楽しめるバラのスポットをピックアップしてご紹介します。(紹介している写真は、すべて春バラの季節に訪れたときの様子です)

oto

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東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信。Amazon Kindle総合2位・エッセイ部門1位『わたしをご機嫌にする休日』をはじめ、6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポット紹介も。

目次

1. 赤坂プリンス クラシックハウス(永田町)

赤坂プリンス クラシックハウス

2016年7月27日に開業した「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、東京メトロ「永田町駅」9a出口に直結。さらに「赤坂見附駅」からも徒歩すぐの便利な立地です。

オフィスやショップ、レストランが入る「紀尾井タワー」や、5つ星ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」などで構成される複合施設で、その中のひとつが洋館「赤坂プリンス クラシックハウス」です。

赤坂プリンス クラシックハウス

「赤坂プリンス クラシックハウス」は、1930年(昭和5年)に建てられた「旧李王家東京邸」。李王家とは、1910年(明治43年)の日韓併合により、日本の皇族に準じる待遇で扱われた朝鮮の王家です。

「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれていましたが、2016年に現在の名称となり、レストランやカフェを備える施設として生まれ変わりました。

チューダー様式と呼ばれるスタイルで建てられた「赤坂プリンス クラシックハウス」自体が美しく映えますが、とくに見応えがあるのがバラの季節。

赤坂プリンス クラシックハウス

建物を取り囲むように、約90品種・600株のバラが植えられており、なかでもバラのアーチは“映えすぎる”と話題の人気スポットです。

筆者が訪れたときも、アーチでの撮影はときどき順番待ち。人が少なくなる瞬間を狙って、サッと撮影しました。

こんな景色を無料で楽しめるなんて、思わず嬉しくなってしまいますね。

赤坂プリンス クラシックハウス
東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内
公式サイト

2. 東京さくらトラム(荒川区)

荒川区では、東京さくらトラム(都電荒川線)の北区との境から「三ノ輪橋駅」までの約4kmにわたり、緑化推進事業の一環として線路沿いにバラの植栽を行っています。

三ノ輪橋駅〜町屋駅前駅

三ノ輪橋駅のバラと電車

三ノ輪橋駅では、レトロな電車と駅舎、そしてバラを同時に撮影できるスポットとして人気です。駅は「関東の駅百選」にも選ばれており、東京からは29の駅が認定されています。

三ノ輪橋駅のバラと電車

バラ花壇も見事です。色とりどりのバラが、まるで大きなお花屋さんの軒先のように咲き誇っています。

荒川二丁目駅のバラ花壇

三ノ輪橋駅から歩いて15分ほどの場所にある荒川二丁目駅にも、バラ花壇があります。途中の線路沿いにもバラが咲いているので、道すがらずっとバラを眺めながら散歩を楽しめます。

町屋駅前駅のバラ花壇
町屋駅前駅のバラ花壇

荒川二丁目駅からさらに10分ほど歩くと、「町屋駅前駅」にもバラ花壇があります。ここからは電車に乗って、「荒川遊園地前駅」を目指しましょう。

荒川遊園地前駅〜荒川車庫前

あらかわ遊園バラ花壇
あらかわ遊園バラ花壇

荒川遊園地前駅で降りると、「あらかわ遊園バラ花壇」があります。花壇は「あらかわ遊園」へ向かう遊歩道沿いにあり、小規模ながらも見応えのあるスポットです。

荒川遊園地前駅〜荒川車庫前のバラ
荒川遊園地前駅〜荒川車庫前のバラ

また、荒川遊園地前駅から荒川車庫前までの線路沿い、約500メートルにわたり、ほとんど途切れることなく色とりどりのバラが咲き誇っています。

3. 大塚バラロード(大塚)

大塚駅南口広場にある時計塔
大塚駅南口広場にある時計塔

毎年、春と秋に「バラまつり」が開催されるほどのバラの名所です。大塚駅南口広場の時計塔もバラでデコレーションされ、広場全体が華やかなバラ色に彩られています。

大塚バラロード
大塚バラロード

大塚バラロードとは、東京さくらトラム「大塚駅前駅」〜「向原駅」の間を指します。線路沿いには約450メートルにわたってバラが植栽されており、その数はなんと710種類・1210株。東京でも有数のバラの名所です。

大塚バラロード

バラと一緒に電車を撮影できるのも魅力です。東京さくらトラムは車体にラッピング広告が施されており、さまざまなデザインの電車が走っていて見ているだけでも楽しくなります。

大塚バラロード

「日本のバラエリア」「香りのバラエリア」「イングリッシュローズエリア」など、まるで本格的なバラ園のようにエリアが区分けされているのも特徴です。

4. 本郷給水所公苑(水道橋)

本郷給水所公苑バラ園

東京ドームのすぐ近くにある「本郷給水所公苑」は、本郷給水所排水池の上部に、東京都水道局の協力のもと区が整備した、和風と洋風が調和する庭園です。

洋風庭園はフランス式の幾何学模様で、左右対称のデザイン。中央には彫刻が配置され、庭園を眺めるようにベンチを備えたパーゴラもあります。ゆっくり午後のひとときを過ごすのにもぴったりの空間です。

本郷給水所公苑のバラ園には、44種類・390株のバラが植栽されており、毎年、春(5月中旬)と秋(10月中旬)には美しい花々が咲き誇ります。

本郷給水所公苑

バラには品種名が書かれた札が添えられており、私のお気に入りになった薄いピンク色のバラは「レディ・エックス」。

本郷給水所公苑

薄いオレンジ色のバラもキュート。こちらは「クレイプスキュール」という品種だそうです。

知る人ぞ知るスポットのため、バラの見頃を迎える時期でも、ほかの名所に比べて混雑が少なく、ゆっくりと鑑賞を楽しめます。

本郷給水所公苑
東京都文京区本郷2-7
公式サイト

5. 四季の香ローズガーデン(光が丘)

四季の香ローズガーデン(光が丘)

都営大江戸線「光が丘駅」から徒歩6分ほどの場所にある「四季の香ローズガーデン」は、花と緑の専門店「第一園芸」が携わるバラ園です。その完成度は高く、入園無料とは思えないほどの美しさです。

300品種以上のバラが咲き誇る園内は、大きく「香りのローズガーデン」と「色彩のローズガーデン」に分かれています。

「香りのローズガーデン」は、バラの香りごとにエリアを区分けした、国内でも珍しい庭園です。

「スパイシー」「ダマスク」「ミルラ」「フルーティー」「ティー」「ブルー」の6つの香りに分かれており、それぞれ異なる香りを楽しめます。

筆者だけでなく、多くの来園者がバラに顔を近づけて、香りを確かめていました。

四季の香ローズガーデン(光が丘)

もうひとつの「色彩のローズガーデン」では、名前のとおり、色ごとにバラが植栽されています。

四季の香ローズガーデン(光が丘)

上の写真は、白いバラを集めたエリアです。純白の品種はとても少なく、多くのバラはピンクや黄色をわずかに含んでいるのだそうです。

たしかに、淡いピンクや黄みがかったバラが多く、ほんのわずかな色の違いに触れるのも楽しいものです。

四季の香ローズガーデン
東京都練⾺区光が丘5-2-6
公式サイト

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