せっかくの休日だから充実させたいのに、なんだか充実しない。そんな悩みを抱えている人は少なくありません。じつは充実した休日は、何をやったかは重要ではありません。この記事では、休日を充実させる簡単な方法をご紹介していきます。
休日の充実度と、何をやるかは関係ない
充実した休日を過ごしたのか、充実しない休日を過ごしたのかは、じつは何をやったかは重要ではありません。
たとえば、カフェで読書をして過ごしたAさんとBさんがいます。
Aさん:「充実した休日だったなぁ」と感じる
Bさん:「充実しない休日だったなぁ」と感じる
二人の違いは何かというと、
Aさんは「本が読みたい」と思って読んだ、もしくは、「仕事にいかしたい!」と目的をもって本を読んだ。
Bさんは「暇だからとりあえずカフェに行って、本を読んだ」。本を読んでいる最中も「あー、休日なのに予定がなんて…」と感じている。
何かをやるにしても「やりたい」と思ってやる、目的があってやると充実したものになります。
同じように、家でダラダラする休日も、目的をもってダラダラしていると充実していると感じるんですね。
それではこれから、充実しない休日を充実させる5つの方法をご紹介していきますね。
休日を充実させる5つの方法
【1】何かをやるなら「○○しよう!」と思ってやる
朝起きる時「あー起きなきゃ」と思って起きるのと、「さぁ、起きよう!」と思うのでは違ってきます。
ご飯を作るときも「あーご飯作らなきゃ」と思って料理をするのと、「よし、ご飯を作ろう!」と思うのでは違います。
何かをやる際に、「やらなきゃ」と思ってやると義務になり、「やろう!」と思ってやると自分の意思になります。
やらなきゃとか、やらされてるではなく、やろうと思ってやる。
人は自分の意思で「やろう」と思ってやることに、幸せを感じるようにできています。
休日に暇だから、仕方がないからカフェにでも行こう、散歩でもしようではなく、「よし!カフェに行こう」「さぁ、散歩に出かけよう!」と思って行くだけでも、充実した気持ちになります。
言葉の使い方のちょっとした違いで、充実度が変わってきます。
【2】休日にやることをリストアップ
簡単なのに効果がある、休日を充実させる方法が、やることをリストアップすることです。
・新しいコスメを買いに行く
・カフェで「◯◯(本の名前)」を読む
・クリーニングに出す
リストアップして一つずつこなしていくと、「あー、充実しているなぁ」という気持ちになります。
夜に振り返って「やったこと」にチェックや花丸をつけると、なおよし!
「休日が充実しない」と思っていても、実はやっていることは、ちゃんとあります。
しかし書き出すのと、頭のなかだけで処理をするのは大違いで、「やること」を書き出して見える化し、それを実行することで「やった」感が生まれます。
クリーニングに洋服を出すにしても、書き出すことで「やった」感がうまれますよね。
注意点としては、やることを詰め込みすぎないことです。
人は自分の能力を過信してしまうので、「休日にやることリスト」を作っても、自分ができる以上のことを詰め込みすぎる場合があります。
・お風呂場の掃除
・断捨離
・新しいレシピに挑戦
・Youtubeを見てメイクの練習
・ヨガ
休日はこれだけのことをしようと計画を立てても、あまりに詰め込みすぎるとすべてを実行できません。
お風呂場の掃除をして、新しいレシピにも挑戦して、寝る前にはヨガもできたけれど、結局断捨離は中途半端に終わって、Youtubeも見なかったなー。
と、本当は、お風呂場も綺麗になって、新しいレシピにも挑戦できて、ヨガもゆっくりとできて充実していたはずなのに、人は「できなかった」ことの方に注目しやすいのです。
やったことに注目できるならいいですが、そうでない場合は、詰め込みすぎないようにしたいですね。
【3】なるべくSNSを見ない
「私の休日って充実してない」と感じるのは、周りと比較してしまうからかもしれません。
SNSがあまりに身近なものになって、周りの人たちが休日を楽しそうに過ごしている様子が目に入るようになりました。
自分の知っている人だけではなく、知らない人の楽しそうな、充実している休日と比較してしまうと、どうしたって自分の休日が充実してないように見えるものです。
他人と比べることは不幸のはじまり。
SNSを見ると、どうしても他人と比べてしまって、なんだか悶々としてしまうなら、休日は潔くSNSを見ない!
自分らしい休日を過ごせれば、それでいいのです。
他人のものさしではなく、自分のものさしを持つようにしてみましょう。
【4】新しいことに挑戦してみる
休日が充実しないと感じている人は、最近、新しいことに挑戦していないからかもしれません。
充実していないのではなくて、ただ脳が飽きているだけかもしれません。
休日は「何か新しいことに挑戦する!」と決めて、それを実行してみるのはどうでしょうか?
行ったことのないカフェに行ってみる
・行ったことのない街へ行ってランチを食べる
・何かの体験レッスンを受けてみる
・早起きしてお寺の座禅会に参加してみる
・スポーツジムの見学に行ってみる
・有名なパン屋さんでパンを買ってみる
・簡単な山登りに挑戦してみる
・手に職をつけるべく、新しいことを学ぶ
新しいことをすると、脳は活性化されます。
脳が活性化されると、楽しいアイディアなどポジティブな思考が生まれます。
【5】明日のことは明日考える
休日なのに、明日の仕事のことをついつい考えてしまう人がいます。
わざわざ、明日の嫌なこと、面倒なことを考えてしまう人がいます。
幸福度の高い人と、そうでない人の違いは、今を楽しんでいるかどうかです。
頭の中がつねに、過去の後悔や、未来への不安にとんでいて、今にいない人は、脳がドッと疲れやすいのだそう。
人は脳が疲れると、ついついネガティブな方向に考えが及んでしまうものです。
ネガティブな考えに支配されてしまっては、当然、充実した休日を過ごすことはできませんよね。
今を、今楽しまないでいつ楽しむのでしょう?
明日のことは、明日考えましょう。
休日にかぎらず毎日が充実している人は、今を味わっています。
ご飯を食べる時も、違うことを考えながら食べたり、スマホをチェックしながら食べるのではなく「おいしい〜!」と味わう。
お風呂に入る時も、「早く寝なきゃ」など考えながら入るのではなく、「はぁー気持ちいいなぁ」とお風呂に入っている時間を味わう。
今この瞬間を味わうことで、充実しない休日を充実させることができます。