「ご自愛」という言葉を聞いたことがありますか?文字通り、自分を愛するということ。ご自愛すると自分のことを好きになれ、自分を好きになると自分に自信がつき、いろいろなことに挑戦したくなったり、人生に積極的になれます。この記事ではご自愛がよくわからない人に向けて、具体的な方法などを解説していきます。
ご自愛ってよくわからない!?
ご自愛ってなに?なんでするの?
そもそも「ご自愛」とは読んで字のごとく、自分を愛することです。
ご自愛をすると自分のことを好きになれ、自分のことを好きになると自分に自信がもて行動できるようになり、行動できるようになるので人生が変わっていきます。
世の中のおおくの悩みって、自分を好きになると解決するように思えませんか?
しかし「自分を愛する」という言葉が漠然としすぎていて、やり方がわからないという人も多いでしょう。
ご自愛のやり方をわかりやすく言うと
ご自愛したいけど、ご自愛のやり方がわからない!という人はおそらく、他人に「どう思われるか」を基準に過ごすことに慣れてしまっているからです。
自分の心の声を無視して、他人の「こうあるべき」「こうしてほしい」を基準に過ごしていれば、ご自愛のやり方がわからなくなるのも当然です。
ご自愛のやり方をとても簡単に言うなら、以下のような感覚になることをやる、ということです。
・ワクワクすること
・ルンルンすること
・ウキウキすること
・ホッとすること
・ハァ〜♡とすること
これならイメージがつきやすくありませんか?
「大好きなアーティストの曲を聞いてワクワクしたいなぁ」
「新しいコスメを見に行ってウキウキしたいなぁ」
「美容院でトリートメントしてルンルンしたいなぁ」
「スタバでコーヒー飲んでホッとしたいなぁ」
「マッサージにいってハァ〜♡と癒されたいなぁ」
こうして自分を喜ばせてあげる、自分をいたわってあげる、自分を心地よくさせてあげることがご自愛です。
自分を好きになる!ご自愛の方法21選
それではここから、ご自愛の方法を「ご自愛マインド」と「ご自愛アクション」の2つにわけてをご紹介していきます。
ご自愛の方法<マインド>7選
1. 自分をみくびらない
自分をみくびるとは、自分を過小評価することです。やりたいことがあるのに「私には無理」とやる前から諦めるのはもったいないですよね。
自分の可能性を決めているのは、ほかでもない自分です。
自分の可能性を信じてあげる、つまり自分をみくびらないこともご自愛マインドのひとつです。
2. 自分にダメ出ししない
ご自愛、自分を愛するとは、自分が大切な人にはしないことを自分にはしないことです。
自分が大切な人にむかって、以下のような言葉は言わないはずです。
「また甘いもの食べたの?ほんとダメだね」
「なんか今日、可愛くないね」
しかし自分に向かって、つい心のなかで上のような言葉を言ってしまうことはありませんか?なんだか自分がかわいそうですよね。
自分へのダメ出しが増えるほど、自分を嫌いになっていく。自分へのダメ出しをやめる、自分を好きになっていきます。
3. 自分ができたことに花丸をつける
自分ができないことにばかり注目してしまう、自分のダメなところばかりに注目してしまう。これをやめるのもご自愛のひとつです。
人はつい、できていないことや自分が持っていないものに意識が向いてしまいますが、じつは自分ができている事ってたくさんあります。
毎日つづけていることありませんか?
筆者なら、数ヶ月前からほぼ毎日、夜にプランク(体幹トレーニング)をやっていて、そんな自分がエライなぁと思っています。
また、その日にやりたいことを手帳などに箇条書きで書き出して、やったものにチェックする(筆者は花丸をつけています)。
こうして、自分ができたことを数えて、自分ができたことに花丸をつけると自己肯定感があがります。
ご自愛すると自己肯定感があがるんですね。
4. 「しなきゃ」より「したい」を優先する
あれもしなきゃ、これもしなきゃを優先してばかりいては、したいことができなくなってしまいます。
しなきゃいけないことより、したいことを優先する勇気をもつ。
したいことを後回しにしていると、どんどん自分の本心がわからなくなってしまいます。
自分の本心がわからないと、なにが不満かよくわからないけど、なんだかモヤモヤする状態で過ごすことになります。
したいことをさせてあげるのも、ご自愛です。
5. 他人と比べない
他人は他人、自分は自分。
他人と比べることほど無意味はことはなく、他人と比べるほど自己肯定感が下がっていきます。
誰もがこの世にたった一人しかいない、ものすごく特別な存在であり、そだけで価値がある存在です。
「隣の芝生は青く見える」ということわざがあるように、他人が持っているものはよく見えたりするもの。
他人からみたら、あなただって「いいなぁ」と思われたりしているものです。
他人の誰ももっていない、自分らしさを大切にする、これもご自愛です。
6. 自分をほめる
最初に紹介した「自分にダメ出しをしない」から、さらに一歩進んで、自分をほめる。
人は、自分を褒めてくれる人を好きになります。
つまり自分にダメ出しばかりしていれば、自分にダメ出しをする自分を嫌いになりますし、自分を褒めていれば、そんな自分を好きになります。
正直、私たちはもっと自分を褒めていいと思います。
けっこう頑張ってますよね?
7. 自分を嫌いになることをしない
自分を好きになる秘訣は、自分を嫌いになることをしないことです。
たまに愚痴を言うのはストレス発散になっても、誰かの悪口を言う自分は嫌だなぁと感じるなら言わない。
思い通りにならないと不機嫌になる自分は嫌だな、と感じるなら不機嫌になるのをやめる。
いいことをする、ということではなく、自分の心がザワザワするようなことはやらないことです。
ご自愛の方法<アクション>14選
8. 自分の願いを叶えてあげる
ご自愛する方法で簡単に思い浮かぶのは、自分の願いを叶えてあげること、という人も多いかもしれません。
・食べたいものを食べさせてあげる
・行きたい場所に連れて行ってあげる
・やりたいことをやらせてあげる
・本当にほしいものを買ってあげる
「私はなにがしたい?なにが食べたい?」と自分の心に聞いてあげて、その願いを叶えてあげましょう。
9. なりたい私になる努力をさせてあげる
いまの自分にOKを出すこともご自愛ですが、同時になりたい私になる努力をさせてあげるのもご自愛です。
なりたい私になったら…って想像するとワクワクしませんか?
筆者が夜にプランク(体幹トレーニング)をやるのは、なりたい私になるためですが、キツイけれどやりたくてやっています。
もしこれが「やらなきゃ」の比重が大きくなると、それはご自愛ではなくなってしまいます。
なりたい私を思い描いたときにワクワクするから、楽しんでトレーニングができているわけです。
10. 肌にふれるものを心地いいものにする
たとえばタオルは、使おうと思えば何年もつかえます。なのでヘタってきても使いつづける人も多いかもしれませんが、肌に触れるタオルをフワフワしたものに変えてあげるのもご自愛。
大切な人が家に泊まりにきたとき、ごわごわのバスタオルより、フワスワのバスタオルで体を拭いてもらいたくありませんか?
だったら自分にもフワフワのタオルで体を拭かせてあげたいですよね。
肌に触れるものを心地いいものにすることは、大切な自分に心地よさをプレゼントしてあげることになります。
ヘタってきたタオルはお掃除用に使うことができますよね。
11. 部屋を綺麗にする
やはり同じく、大切な人を家に呼ぶときは、部屋を綺麗にしますよね?
ふだんから自分が過ごす部屋を綺麗にしておくことも、立派なご自愛のひとつです。
また、どんな部屋で過ごすかはセルフイメージにも関わってきます。
「私はこの散らかった部屋に住むのにふさわしい人間だ」というセルフイメージと、「私はこの綺麗な部屋に住むのにふさわしい人間だ」というセルフイメージでは、行動に差がでるのは想像がつきますよね。
12. ゆっくりお風呂にはいる
大切な自分を労ってあげるのもご自愛。一日頑張った自分を労わってあげるべく、ゆっくりお風呂に入る時間をつくってあげたいですね。
13. 心地よくない人間関係を手放す
わざと意地悪なことばかり言ってくる人は、自分にとって必要のない人。そのほかにもダメ出しばかりしてくる人など、「この人といると心地よくないなぁ」と感じる人との関係は手放してもいい、そう思います。
我慢をしてまで続けないといけない人間関係はありません。
自分がストレスを感じて体や心を崩すまで一緒にいないといけない人なんて、いませんよね。
この世の中にはその他にもたくさんの人がいて、心地よい関係を築ける人は、います。
「この人たちといると心地いいなぁ」と感じる人たちの輪に自分を入れてあげましょう。
14. マッサージにいく
体がカチンコチンに凝り固まっているのなら、自分をマッサージへ連れて行ってあげたいですね。
15. 値段より好きで選ぶ
もちろんある程度はお財布と相談することにはなると思いますが、ちょっとの差で、食べたくないものを買うより、本当に食べたいほうを買う。
本当に欲しいものを買うクセがつくと、「私、欲しいものが手に入るんだ!」と無意識下で思えるようになります。
つまり願いが叶いやすい自分になるんです。
16. 不満を解消する方法を考える
もし日常に不満に感じていることがあるのなら、それを解消するにはどうしたらいいか考えるのもご自愛。
大切な人が不満に感ていることがあれば、解消してあげたいと、きっと思いますよね?それを自分にしてあげましょう。
17. 夜は考えごとをしない
一日のなかで一番疲れている夜は、考え事をするのに向いていない時間です。
疲れているためネガティブな思考に傾きやすくなりますし、とくに夜遅い時間はどうしてもネガティブになるりやすい時間帯です。
なにか悩み事があるのなら、夜に考えるのはやめましょう。
18. 体に優しいものを食べる
食べたいものを食べるのはご自愛のひとつです。しかし物事はバランスが大切であり、「ジャンクフードが食べたい!」とジャンクフードばかり食べていたら、体だけでなく心にも影響がでてきます。
ジャンクフードの食べすぎが鬱のリスクを高めると言われているのです。
同じく甘いものも食べすぎるとメンタルに影響が出てくると言われており、それは決して心が喜ぶことではありませんよね。
自分の体をいたわるのがご自愛。自分の体が喜ぶものを食べると、心も喜びます。
食べたいものを食べること、体に優しいものを食べること、このバランスを大切にしていきたいですね。
19. 体を動かす
自分を健康でいさせてあげること、これもご自愛。なにかやりたいことがあっても、体が健康でなければできませんよね。
健康の基本は食事、運動、睡眠と言われており、この3つを大切にすることがご自愛につながります。
なにより体を動かすととても気持ちがいいです。心も喜ぶのです。
20. スマホから離れる時間をもつ
スマホは快楽物質であるドーパミンを放出するので、暇な時間ができるとついスマホに手が伸びてしまう人も多いでしょう。
しかしスマホでたくさんの情報に触れることで脳が疲れやすくなりますし、疲れるとやる気が出なくなります。
そしてSNSと上手に付き合える人はいいですが、他人と比べて自己肯定感が下がるようなら、使い方を変えるほうがいいでしょう。
すぐに情報が調べられたり、暇つぶしとして最適なスマホですが、スマホから離れる時間をつくることで脳は健康を取り戻します。
21. ジャーナリングをする
ジャーナリングとは簡単に言うと、いま感じていること、思っていることを書きつづることです。私たちは一日に平均して6万回も思考をしていると言われますが、そのほとんどがスルーされていきますよね。
そうやってスルーされていくから、なんだかモヤモヤしているけど原因がわからず、原因がわからないから解決策も見つからず、モヤモヤしている状態を当たり前として見過ごしていきます。
そこで登場するのがジャーナリングです。ジャーナリングをして書き出し、脳のなかを見える化します。
見える化することで、モヤモヤの正体に気づけて解決することもできますし、自分が本当にやりたいことにも気づけるかもしれません。
自分が感じていること、思っていることを拾ってあげて、寄り添ってあげる。
自分が自分のことをちゃんと見てあげることもご自愛の方法のひとつです。