2度目の「CAFE 雫」。前回と同じ友人と、今回も一緒に訪れました。
最初に行ったのは2022年の4月。そのときは少し肌寒いくらいでしたが、今回は夏。
「夏のテラス席はさすがに暑いかな…」と心配していたのですが、意外にも風がよく通って心地よい。むしろ夏らしさを感じながら快適に過ごせて、今回も迷わずテラス席を選びました。
銘酒「澤乃井」で知られる老舗「小澤酒造」が運営するカフェ

CAFE 雫があるのは、JR青梅線「沢井駅」からは徒歩5分という、うれしい駅ちかスポット。
ただ、今回はひとつ手前の「軍畑駅」から御岳渓谷の遊歩道を歩く、ゆるハイキングの途中で立ち寄りました。
渓谷沿いの道をのんびり歩いていたら、ふいに視界にあらわれた建物に「えっ、これってCAFE 雫じゃない?もう着いたの?」と、思わず声をあげてしまうほど。予想よりずっと早く、目的地に到着してしまいました。

といっても、CAFE 雫を訪れる前に、まずは同じ敷地内にある「清流ガーデン澤乃井」で軽めのランチをいただく予定。
なので、実際にCAFE 雫を訪れたのは、そのあとになります。

CAFE 雫は、木々に囲まれた、落ち着いた和風テイストの外観。
じつは豆腐・湯葉料理専門店「ままごと屋」の新館として使われていた建物を活かしたもので、2021年11月にカフェとしてオープンしました。

雫のロゴが描かれた酒樽が並んでいて、和の雰囲気をさらに引き立てます。思わず写真を撮りたくなるような可愛らしさ。

カフェの前には看板とメニューも置かれています。
そもそもこのロゴ自体がとても可愛いので、どこに使われていても「なんだか素敵だな」と思わせてくれます。

お店に入ったら、まずはカウンターで注文するスタイル。
そのため、あらかじめ店頭のメニューで決めておくのがおすすめです。
こちらのカフェでは「澤乃井」の仕込み水を使ったコーヒーやラテ類を提供するほか、「パティスリーテロワール」「にこらっと」「kacora」といったお店の手作りスイーツがあります。
すぐそこに川!自然に包まれたカフェタイム

落ち着いた雰囲気の店内。
座席の間隔がゆったり取られていて、隣を気にせずのんびり過ごせそうです。窓の外には緑がのぞき、カフェにいるのにどこか旅先の宿に来たような気分。

「テラス席に出てみて、もし暑かったら店内にしよ〜」と様子を見に行ったら、ちょうどいい風が吹いていてとっても心地いい。
「やっぱり外のほうが気持ちいいね!」ということで、そのままテラス席へ。
テラスにはテーブル席が3つ並んでいます。
間近に川の流れを見ることができ、青もみじに包まれる景色。
ときどき「寒山寺」の鐘がゴーンと響いてきて……ここが東京だということを忘れてしまいそう。まるで京都を訪れているような、そんな気分になります。
ちなみに「寒山寺」の鐘は、誰でも自由に鳴らすことができます。
私たちは今回は鳴らしませんでしたが、前回訪れたときは鳴らしてみました。鐘の音があたりに響きわたって、ちょっとしたプチ体験気分。観光の記念にもおすすめです。

ドリンクは「アイス豆乳ラテ」に。
豆乳ラテは普段からよく飲むのですが、CAFE 雫の豆乳ラテはこれまでに味わったことのないタイプ。コーヒー感はぐっと控えめで、まるで“お豆腐を飲んでいる”ような不思議な味わい。
豆乳は、豆腐・湯葉料理専門店「ままごと屋」の豆乳を使用しているとのこと。

「有機人参と米粉のキャロットケーキ」にも惹かれたけれど、「清流ガーデン澤乃井」でランチをしたばかりだったので、今回はちょっと軽めに「おからドーナツ」を。
ほのかな甘みでやさしい味わい。からだにもうれしい感じがして、なんだか健康的なカフェタイムになりました。

清流のせせらぎ、楓橋の佇まい、そして青もみじの彩り……。テラスからの眺めは本当に最高でした。
つい長居してしまいそうになるほど心地よい空間でしたが、私たちはまだハイキングの途中。後ろ髪を引かれる思いで、CAFE 雫をあとにしました。
また季節を変えて訪れたら、きっと違う景色が楽しめるだろうなぁと、次の再訪を心に決めつつ。
住所・アクセス/関連サイト
東京都青梅市沢井2-748
JR青梅線「沢井駅」より徒歩5分