遠くに行かなくても東京23区内で、大自然を満喫することができるんです!自然に触れることで五感が活性化され、直感力が磨かれたり、緑のパワーでストレスが軽減されるなど、心と身体にさまざまなよい効果があると言われる自然の力。休日には、自然からたくさんのパワーをもらって、エネルギーをチャージしたいですね。夏に訪れる際には、虫除け対策を忘れずに!
23区唯一の渓谷!等々力渓谷
ここが、あの世田谷区だなんて信じられない!三軒茶屋や二子玉川もある、あの世田谷区だなんて!と、そんな声が聞こえてきそうな「等々力渓谷」は、東急大井町線「等々力」駅から歩いて2分ぐらいの場所にある、23区で唯一の自然渓谷です。
等々力渓谷のシンボルとも言える、赤いゴルフ橋が見えてきたら、ここからが等々力渓谷さんぽの始まり!
この赤い橋のあたりに、等々力渓谷へとつづく階段があります。
谷沢川に沿ってつづく、狭〜い遊歩道。まわりはたくさんの自然に囲まれ、どこか奥多摩あたりにでも来たかのよう。自然を身体いっぱいに浴びながら、野鳥の声や、川のせせらぎなど、自然の音に耳を傾け、ゆっくりと歩いてきます。
途中には、「等々力渓谷3号横穴」も見つかります。等々力渓谷横穴群は、野毛地域の有力な農民のお墓で、これまでに3基の横穴が調査されましたが、現在は3号横穴が、完全な形で残っています。
そして、「不動の滝」。等々力の由来が、この「不動の滝」の水の音だと言われています。しかし現在は、轟くような音ではなく、静かにチョロチョロと流れていますね。
「不動の滝」をすぎると、階段を上ったところに等々力不動尊の本殿があります。このあたりが、等々力渓谷の折り返し地点になります。お参りをしましょう。
等々力渓谷
住所:東京都世田谷区等々力1丁目付近
アクセス:大井町線「等々力駅」徒歩2分
国立科学博物館付属 自然教育園
世田谷区の等々力渓谷につづいて、こちらはなんと港区!といっても、目黒駅から歩いて10分。ちょっとややこしいですね(笑)。
どちらにしろ、こんな大自然が都会にあるんですから、びっくりしてしまいます。
「国立科学博物館付属 自然教育園」は、昭和24年に文部省の所管となり、「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として広く一般に公開され、昭和37年国立科学博物館附属自然教育園として現在にいたります。
入園料の300円を払って、いざ園内にはいると、あっという間に、森!
教育園なので、園内の植物には、名前を書いたプレートがつけられています。季節によって、さまざまな花や植物が楽しめるのもいいですね。
およそ20ヘクタールの面積を誇る「国立科学博物館付属 自然教育園」。20ヘクタールといえば、なんと東京ドームが4個分という広さなので、園内には、さまざまな風景が見られます。そのひとつが、上の写真の「水生植物園」。井上陽水さんの少年時代が流れてきそうな風景ですね。
夏休みに、田舎のおばあちゃんちに行ったような、こんな景色が、遠くに行かなくても、東京23区内で楽しむことができるんですね。
忙しい毎日に疲れたとき、休日には目黒駅で降りて、森林浴をしに訪れてみてくださいね。
国立科学博物館付属 自然教育園
住所:東京都港区白金台5-21-5
アクセス:JR「目黒駅」徒歩7分/地下鉄「白金台」徒歩4分
綺麗に整備された庭園が広がる!新宿御苑
世田谷区、港区とつづいて、最後は新宿!新宿の繁華街もすぐの場所に広がる「新宿御苑」は、皇室の庭園として、明治39年に造られました。現在は一般公開されており、都民の憩いの場となっています。
新宿御苑は、面積がなんと約58.3ヘクタール。「国立科学博物館付属 自然教育園」が約20ヘクタールで、東京ドーム4個分だったので・・・58.3ヘクタールだと・・・。まぁ、とにかく広いんです。出入り口も、「新宿門」「世田谷門」「大木戸門」と3つ。入園料は、200円になります。
園内には、日本庭園、フランス式庭園、イギリス式庭園とありますが、やはり日本人だからでしょうか、日本庭園のエリアが落ち着きます。奥には自然がいっぱいの森も。
日本庭園のあたりには、大きな池がつづいているので、水辺を散歩するのもいいですね。
大木戸門の近くにある、この洗練された建物。これは、大温室です。2012年にリニューアルオープンしており、新宿御苑への入園料で楽しむことができるのが嬉しいですね。
寒い冬には嬉しい大温室。無料(新宿御苑の入園料は要ります)でいいの?と思うほど立派な大温室で、ジャングルや池などのコーナーにさまざまな温室植物が展示されています。そして新宿御苑を代表する温室植物である洋ランももちろん展示されていますよ。
新宿御苑
住所:東京都新宿区内藤町11番地
アクセス:JR・京王・小田急線「新宿駅」徒歩10分/東京メトロ「新宿三丁目駅」徒歩3分/東京メトロ「新宿御苑前駅」徒歩5分ほか