隅田川沿いに広がる佃公園〜石川島公園を歩く絶景リバービュー散歩

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石川島公園

私にとって中央区といえば「銀座」。ハイブランドの路面店や百貨店が並び、平日でも多くの人で賑わう華やかな街です。近年は外国人観光客の姿もますます増え、まさに国際色豊かなショッピングエリアといった印象。

しかしそんな中央区に、銀座とは対照的とも思えるような、のんびりとした時間を過ごせる場所があります。それが、隅田川沿いに広がる「佃公園」と「石川島公園」。

水辺の風を感じながら散歩ができて、東京スカイツリーや隅田川に架かる美しい橋も眺められる、都会のオアシスのような存在です。

今回は、月島駅から歩いて数分でアクセスできる「佃公園」と「石川島公園」を、佃島の散策とあわせてぶらりと歩いてきたのでご紹介します。

目次

佃公園「憩いの広場」から散策スタート

佃公園と石川公園の案内図

隅田川沿いに広がる「佃公園」と「石川島公園」は、中央大橋を境にして分かれています。

今回のスタートは、佃公園の「憩いの広場」から。写真の案内図では上部に位置し、ひときわ濃いブルーで示された噴水池が目印です。

佃公園
憩いの広場

園内には大きな池がつくられており、池ほとりには立派なあずまやがあります。「憩いの広場」という名前のとおり、のんびり休憩するのにぴったりの広場ではないでしょうか。

池にかけられている緩やかな太鼓橋も含めて、どこか風雅な趣を感じさせます。

石川島灯台
石川島灯台

隅田川のほうへ進むと見えてくるのが、「石川島灯台」を再現した建物(ちなみにこの灯台はトイレになっています)。石川島灯台とは、江戸時代に隅田川を行き交う船の目印として設けられていた灯台です。

住吉小橋からスマホを構えると灯台と柳の木を一緒に写すことができ、江戸情緒を感じさせる一枚に。

佃堀
佃堀

住吉小橋から「佃堀」を眺める景色も趣があります。右手に佃島の家々、左手に柳並木、奥には高層マンション群。江戸と現代が同じ景色の中に同居しているような、この場所ならではの面白さがあります。

佃公園
佃公園

さて、隅田川沿いを北へ歩いていきます。川に向かって屋根付きのベンチがいくつも置かれていて、ちょっと休憩するのにもぴったり。絶え間なく続くリバービューを楽しむことができ、心が癒されます。

中央大橋
中央大橋

中央大橋に到着しました!兜の鍬形をモチーフにした白い主塔が印象的で、夜にはライトアップも。この橋は八重洲通りを通しています。

中央大橋から佃公園を眺める
中央大橋から佃公園を眺める

中央大橋から佃公園を眺めると、美しく整備されたウッドデッキ「隅田川テラス」が広がっています。川沿いの景観をゆったり眺められる人気の散歩コースですが、さすがに夏は人も少ないです。

中央大橋を境に石川島公園へ突入

石川島公園
石川島公園からの眺め

中央大橋を境にして、石川島公園になります。スカイツリーもよく見えますね。

スカイツリーの手前に見える水色の橋は「永代橋」。隅田川にかかる橋の中でも特に美しいアーチを描く橋として有名で、こちらも夜にはライトアップされます。

石川島公園
石川島公園

ほどなくして、川辺に突き出すように造られた三角形のウッドデッキに到着。ものすごく開放感のある広場で、ドラマなどのロケ地にも使われています。

石川島公園
パリ広場からの眺め

三角形のウッドデッキを見渡すようにパリ広場が広がります。石段に腰をかけて過ごすのも気持ちがよさそう。

石川島公園パリ広場
パリ広場

パリ広場は、中央区とパリ市との友好を記念して整備された広場です。いくつかベンチが置かれていて、木陰になっているため涼しく、のんびり腰掛けて過ごす人の姿が目立ちました。

石川島公園

「はぁ、本当にきれいなだなぁ」と、隅田川を見渡す景色に見惚れていると、タイミングよく水上バスがやってきました!このデザインは「ホタルナ」?

ラッキーとばかりにスマホを構え、中央大橋をくぐる姿を、無事、写真におさめることができました。

ただ、「もう少しきれいに撮りたいな」と欲が出て、しばらく粘ってみたものの、その後はなかなか姿を見せず…。スマホで時刻表を調べてみましたが、このあたりをいつ通るのかははっきりわからずでした。水上バスが見られたらラッキーかもしれません。

石川島公園

再び川沿いのテラスへ降りて歩いていると、たくさんの水鳥が整然と並んでいる光景に出会いました。自然と都市が同居する隅田川沿いならではの光景です。

石川島公園

遊歩道はひたすら続いており、石段に木が組み込まれてベンチになっている場所も。私もここに腰掛け、日傘をさしながら小休憩。対岸には越中島が広がり、しばし時の流れを忘れるひとときでした。

ちなみに上の写真の奥に見える「相生橋」が、石川島公園の終点。今回のお散歩のゴールとなります。

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この記事を書いた人

東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信しています。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ、これまでに6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポットを紹介しました。

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