2025年の春にリニューアルした、東京都庁45階にある南展望室へ行ってきました。変わっていたのはお土産屋さんとカフェくらいでしたが、相変わらずの展望で、東京にいながら束の間の観光気分を味わえました。
東京都庁の展望室は南と北どっちがいい?

展望台へのエレベーターがあるのは「東京都庁第一本庁舎」の1階。たどり着くまでに、さまざまな場所に案内が出ているので、そう迷わないのではないかと思います。
それにしても、都民広場から眺める「東京都庁第一本庁舎」のかっこよさといったら!

玄関につくと、向かって左手に南展望室へのエレベーターがあり、右手に北展望室へのエレベーターがあります。
両方訪れている私からすると、南展望室の方が断然広いです!その分、混むのは南。南のエレベーターには列ができていても、北はすんなりエレベーターに乗れることがあります。
注意点としては、エレベーターに乗る前に手荷物検査があるので、荷物は少なめが安心。
平日の午前11時前に訪れましたが、5分ほど待ってエレベーターに乗れました。いつも通り「45階まで55秒で到着します」というアナウンスを聞いて乗り込むのは、観光気分がぐっと高まります。
さて、この日、エレベーターにいる日本人は、私と、係の方だけ。展望台について辺りを見渡してみても、9割以上が外国人の方でした。
地上202mから見渡す大都会・東京

展望室はとても広々としています。その一角には木のスロープがつけられた展望デッキがあり、木の質感がなんだか洗練された雰囲気です。このスロープにはベンチも備え付けられており、ひと休みできます。
この展望デッキからの眺めがつぎの写真です。

写真の右側に大きくうつる緑は、明治神宮。こうして上から眺めると、明治神宮ってものすごく広いのがわかりますね。実際、総面積は70万平方メートルで、これは東京ドーム約15個分に相当します。

各方面には、「なにがあるか」を教えてくれる案内板もちゃんと設置されています。明治神宮が広がる方面には、東京タワーや皇居もあるようです。

なんだか近未来都心のような雰囲気もある、三角屋根の建物が階段状に3つ連なったビルは「新宿パークタワー」。39階〜52階までがホテル「パークハイアット東京」です。

「新宿パークタワー」を眺める方面には、大山、丹沢山、そして富士山も見えるようですが、この日は富士山の姿は見えませんでした。
晴れてはいても、ちょっと雲がかかっていると見えないものですね。

ひときわ目立つ四角い大きな建物は「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」。超高層高級のマンションだそうです。隣には新宿中央公園の豊かな緑が広がります。

こちらの方面には、高尾山、大菩薩峠、雲取山が見えるようですね。

さて、あえて右側の建物を入れて写真を撮影しましたが、この右側の建物は同じく東京都庁第一本庁舎です。同じくらいの高さの窓際に人がいるのが見えますが、じつは北展望室なのです!
お土産屋さんやカフェがリニューアル

2025年4月23日のリニューアルオープンにともない、お土産屋さん「GIFT SHOP TOKYO Mikke!」が誕生。それ以前にもギフトショップやカフェはありましたが、少しバージョンアップした感じでしょうか。
いわゆるお土産屋さんでありながら、誰かに贈りたくなるような洗練されたアイテムも多く、見ていて楽しくなります。

カフェメニューも、写真映えしそうなドリンクやスイーツがあります。富士山を模ったクッキーが添えられたソーダは、とくに推しているよう。升に入ったソフトクリームも映えます。

お土産屋さんを囲むようにテーブルが置かれています。カフェで購入したものをこちらで座っていただけば、もはや眺めのいいカフェ。

草間彌生さんが監修した「都庁おもいでピアノ」も見どころとなっています。10時〜12時、14時〜16時の時間帯は、1人5分まで演奏可能。外国人の方が、変わるがわるに一緒に記念撮影をしたり、ピアノを弾いたりしていました。係の方もちゃんといます。
東京にいながら観光気分が味わえた

東京都庁45階の南展望室は、リニューアル前より観光名所っぽさがアップしていました。アクセスのいい新宿にあり、しかも無料で楽しめるので、東京に住んでいる方が、気軽に観光気分を味わいたいときにもぴったり。
公式サイトで混雑状況もわかるので、空いていそうなときを狙って訪れることもできます。
住所・アクセス/関連サイト
東京都新宿区西新宿2-8-1
JR「新宿駅」西口より徒歩10分
都営大江戸線「都庁前駅」すぐ