暑さも落ち着き気候のいい秋は、絶好のお出かけシーズン。東京で秋のお出かけにおすすめのスポットをご紹介しています。
1. 「JRA馬事公苑」でピクニック(桜新町)
「JRA馬事公苑」とは日本中央競馬会(JRA)が運営する、日本の馬事文化発展を担う場所。7年間休苑したのち、2023年11月にリニューアルオープンしました。
敷地面積は約18ヘクタール(東京ドーム4個分)にもおよびます。
正門入ってすぐ、思わず写真を撮りたくなる親子の馬像があり、広い芝生広場が広がります。休日にはレジャーシートを敷いてピクニックする人たちの姿も。
そして週末には馬術大会が開催されていることがあり、馬を見ることができます。馬術練習している様子も面白いですよ。
またイベント時のみ中に入ることができるツリーハウスも。可愛らしい姿にほっこりします。
ツリーハウスがあるエリアは「武蔵野自然林」と呼ばれ、自然がいっぱい!原生林をのこした森のなかに空中歩廊(フォレストパス)が巡らされ、冒険心がくすぐられます。
JRA馬事公苑
住所:東京都世田谷区上用賀2-1-1
アクセス:東急田園都市線「桜新町駅」より徒歩15分
https://jra.jp/facilities/bajikouen/
2. 「深大寺」界隈を散策&蕎麦を食べる(調布)
東京随一の蕎麦の名所といえば「深大寺」。20軒を超える蕎麦屋さんがあると言います。
秋も深まったころ、深大寺では”新そば”の季節を迎えるので、”新そば”を食べに訪れるのもいいでしょう。
もちろん”新そば”でなくても、蕎麦を食べに深大寺を訪れ、深大寺界隈をフラリと散策するのも楽しい秋の1日になります。
深大寺参道には軒先で甘味を販売するお店もあります。有名どころの一つが「八起(やおき)」。もっちもちの皮がたまらない”草まんじゅう”は、熱々のうちにぜひ、お召し上がりください。
そのほか緑あふれる深大寺の境内を散歩するのも気持ちがいいですし、和の雰囲気を感じる天然温泉「湯守の里」もあります。
深大寺参道
住所:東京都調布市深大寺元町5丁目
アクセス:京王「調布駅」「つつじヶ丘」よりバス/JR「吉祥寺駅」「三鷹駅」よりバス
3. 「黒茶屋」で旅行気分のお出かけ(武蔵五日市)
黒茶屋は山菜のコース料理がいただける懐石料理店。しかし黒茶屋で食事をしなくても、敷地内には入ることができ、散策が楽しめます。
古民家が並ぶ黒茶屋は、どこか遠くへ旅行に来た気分。お土産屋さんや、おやきを販売するお店、そして竹林や風情のある水車もあり、心癒されます。
敷地内の展望テラスからは、目の前に緑豊かな自然を眺めながらゆっくりできます。
また「野外テラス水の音」は、ぜひ訪れたいカフェ。渓谷を眺めながら甘味やドリンクをいただくことができます。寒い時期は休業となるので、秋はラストチャンス!
黒茶屋
住所:東京都あきる野市小中野167
アクセス:JR五日市線「武蔵五日市駅」より徒歩25〜30分またはバス
https://kurochaya.com/
4. 「昭和記念公園」でピクニック&秋の花畑(立川)
国営昭和記念公園は、東京ドーム約39個分の面積を誇る広大な公園!ゲートによって最寄駅も異なります。
季節ごとの美しい花畑を楽しむことができ、秋には一面に咲き誇るコスモスやキバナコスモスを見ることができます。
原っぱ南畑では、カラフルな花に彩られた秋のブーケガーデンがお目見え。ブーケに包まれたような気分で心が華やぎます。
”みんな原っぱ”はピクニックにぴったり!南北約400m、東西約300mにもおよぶ広場で、大ケヤキがシンボルとなっています。
国営昭和記念公園
住所:東京都立川市緑町3173
https://www.showakinen-koen.jp/
5. 「若洲海浜公園」でサイクリング(新木場)
秋はサイクリングが気持ちいいですよね。東京で海が広がる絶景を眺めながらサイクリングできるのが「若洲海浜公園」です。
1周約6kmのサイクリングコースでは、かっこいいフォルムが特徴の「東京ゲートブリッジ」や、天気がよければ東京ディズニーリゾートや富士山、海ほたるまで見ることができます。
若洲海浜公園では二人乗りの”タンデム自転車”もレンタル可能。ふだん乗らない二人乗り自転車で走行するのも秋のいい思い出になります。
若洲海浜公園
住所:東京都江東区若洲3-2-1
アクセス:JR京葉線・りんかい線 「新木場駅」よりバス
https://www.tptc.co.jp/park/03_07
6. まねき猫がいっぱいの「豪徳寺」へ(宮の坂)
招き猫発祥の地とされる場所にはいくつかありますが、豪徳寺もその一つ。境内の「招福殿」には、おびただしい数の招き猫が並びます。
とくに両側に招き猫が並ぶスポットはもっとも写真映えするとして人気。これらの招き猫は、ご利益を授かった方が返納したものです。
豪徳寺参道の松並木も風情があって素敵ですし、境内の三重塔も絵になります。
豪徳寺は紅葉の名所でもあります。秋が深まった時期は、いつもと違った豪徳寺の風景を楽しみにお出かけしてみてはいかがでしょうか。
豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
アクセス:東急世田谷線「宮の坂駅」より徒歩5分/小田急線「豪徳寺駅」より徒歩15分
https://gotokuji.jp/
7. 「小石川後楽園」で観光気分の秋さんぽ(後楽園・飯田橋)
秋にしっとりと小石川後楽園を散歩するのはいかがでしょうか。
国の特別史跡および特別名勝に指定されている「小石川後楽園」。江戸時代に水戸徳川家の江戸屋敷内に造られたもので、水戸黄門として知られる二代藩主・光圀(みつくに)の代に完成しました。
日本各地の景勝地を模した景観が随所にみられ、まるでテーマパークのよう。
数ある見どころの中でも人気の写真映えスポットが「円月橋(えんげつきょう)」。橋が水面にうつると満月のように見えることから名付けられたそうです。
広い園内でひと休みするなら、ぜひ「涵徳亭(びいどろ茶寮)」」へ。涵徳亭(かんとくてい)は、小石川後楽園が造られた頃に建てられたもので、現在のものは1986年に(昭和61年)に再建された四代目。
館内にある「びいどろ茶寮」では、庭園を眺めながらお抹茶をいただく風流な時間が過ごせます。
小石川後楽園
住所:東京都文京区後楽1-6-6
アクセス:都営大江戸線「飯田橋駅」C3出口より徒歩3分ほか
https://www.tokyo-park.or.jp/park/koishikawakorakuen/index.html
8. 国の名勝「殿ヶ谷戸庭園」で風情のある散策(国分寺)
起伏のある地形を生かし、ダイナミックで美しい風景が楽しめる「殿ヶ谷戸庭園」。国分寺駅から歩いて2分の場所にある、国の名勝です。
園内随一の見所は「紅葉亭」。秋も深まった時期には美しい紅葉が楽しめるとして有名です。
三菱財閥のオーナー・岩崎彦弥太(いわさきひこやた)が別邸とした庭園で、高低差は10m。園内の一番低い部分には湧水を利用した透きとおった「次郎弁天池」があります。
園内にはどこか京都をおとず多様な竹林の小径も。
殿ヶ谷戸庭園
住所:東京都国分寺市南町2-16
アクセス:JR「国分寺駅」南口より徒歩2分
https://www.tokyo-park.or.jp/park/tonogayato/
9. 「神代植物公園」で秋バラ鑑賞(調布)
神代植物公園は、広さ48万m2(東京ドーム約10個分)の広大な公園。園内には東京最大級のバラ園があり、一年に2回、春と秋の見頃を迎える時期には「バラフェスタ」が開催されます。
約400種類、5200株のバラが一面に咲きほこる風景は感動のひと言。
バラ園を一望するテラスにはキッチンカーが現れ、バラソフトやコーヒーなどのドリンクを販売します。想像以上にバラの風味がするバラソフトを味わいながら、秋色のバラが織りなす風景に酔いしれる休日を過ごしてみては。
神代植物公園
住所:東京都調布市深大寺元町5-31-10
アクセス:京王線「調布駅」「つつじヶ丘駅」からバス/JR中央線「三鷹駅」「吉祥寺駅」からバス
https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/
10.「九品仏浄真寺」で風情ある紅葉を楽しむ(九品仏)
自由が丘からも歩いて行ける場所にある「九品仏浄真寺」。
はじめて訪れる方は、自由が丘から歩ける場所に、こんなに美しく風情のあるお寺があることに驚くでしょう。東京ドーム2.5個分とも言われる広さにもびっくりします。
いつ訪れても美しいお寺ですが、とくに紅葉の季節は圧巻!ここが世田谷区であることを忘れてしまいそうになる風景が広がります。
九品仏駅からまっすぐ参道を歩くと総門がありますが、人気の撮影スポット。石畳の両側に真っ赤な紅葉、そして地面には落ち葉の黄色い絨毯が広がり綺麗です。
寛政5年(1793年)に建立された重厚な山門も見事。京都を訪れているのではないかと錯覚してしまいます。
九品仏浄真寺
住所:東京都世田谷区奥沢7丁目41-3
アクセス:東急大井町線「九品仏駅」より徒歩5分/東急各線「自由が丘駅」より徒歩15分
https://kuhombutsu.jp/
11. 「大田黒公園」で風情あるイチョウ並木を散歩(荻窪)
東京でイチョウ並木を散歩できる場所はいくつかありますが、もっとも風情を感じられるのが「大田黒公園」ではないでしょうか。
距離は70mと、そもまで長いわけではありません。しかし正門から、白い御影石に沿って整然と並ぶイチョウ並木の美しさには息をのみます。
大田黒公園の美しさはイチョウ並木だけではありません。見頃には期間限定のライトアップが行われるほど、紅葉の美しさでも知られています。
大田黒公園
住所:東京都杉並区荻窪3-33-12
アクセス:JR・東京メトロ丸の内線「荻窪駅」南口より徒歩約10分
https://hakone-ueki.com/casestudy/case1/
12. 江戸東京たてもの園」で映画のセットに迷い込んだ気分(武蔵小金井)
都立公園で3番目に広い「小金井公園」内にある「江戸東京たてもの園」。名前だけ聞くとテーマパークのようですが、野外博物館です。
大きく3つのエリアに分けられた園内には、江戸時代から昭和中期までの30棟の復元建造物が並び、多くの建物で、なかに入って見学が可能。
スタジオジブリが作品のモデルとして公言している建物が2箇所あるのも、大きな見どころ。ひとつが、『千と千尋の神隠し』で油屋のモデルになった銭湯「子宝湯」。
もうひとつが、『千と千尋の神隠し』において釜爺(かまじい)のボイラー室のモデルになった「武居三省堂(たけいさんしょうどう)」です。
園内には、ランチやカフェを楽しめる場所もあり、とくに「デ・ラランデ邸」は、歴史的に価値のある復元建造物で過ごせるとあって、ぜひ利用したい。テラス席もあります。
江戸東京たてもの園
住所:東京都小金井市桜町3-7-1
アクセス:JR中央線「武蔵小金井駅北口」よりバス5分、小金井公園西口下車で徒歩5分
https://www.tatemonoen.jp