朝何時に起きても許される休日。「寝だめ」とばかりに、お昼近くまで寝てしまう方もいるかもしれませんね。しかし休日に寝すぎるのはオススメしません。その理由、そして寝すぎるのをやめたい方への対策もあわせてご紹介します。
休日に寝すぎるのをオススメしない3つの理由
休日に寝すぎるのをオススメしない理由をご紹介していきますが、休日はなんだか体だるい、休日になると眠れないという症状も、休日に寝すぎることが原因かもしれません。
1. 休日に寝すぎると体がだるくなる
筆者が5時起きを習慣にしていた頃、最初の頃はどうしても翌日の夜8時頃には眠気が襲ってきました。それで「もう無理だ!」とあきらめて夜の8時に寝てしまう日があったんですね。
そして翌朝また5時に起きるのですが、朝7時頃にはもう眠くて、その日は日中も体がだるんです。
「9時間も寝てるのに、なんで眠気がくるんだろう」と不思議に思っていました。
その理由はズバリ、寝すぎていたからなんですね。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中のエネルギッシュなときには「交感神経」、夜のリラックスしているときは「副交感神経」が優位になります。
これが寝すぎるとどうなるのかと言うと、起きたあともリラックス状態の「副交感神経」が優位な状態がつづきます。
本来なら、起きたあとは徐々に交感神経が優位になっていくはずなのですが、本来は眠るときに優位になるはずの副交感神経が優位なままなので、眠気やだるさを感じるんですね。
<strong休日はなんだかだるいと訴える人がいますが、もしかしたら寝すぎているからかもしれません。
人それぞれに最適な睡眠時間がありますが、筆者にとって9時間睡眠はどうやら寝すぎだったよう。
そのことを知ってからどんなに夜8時に眠くなっても寝ず、7〜8時間睡眠にしたら翌日にだるさを感じず活動的に過ごせるようになりました。
休日でも寝すぎることはなく、決まった時間に起きるようにしています。
「せっかくの休日だからたっぷり寝たい!」という気持ちもわかりますが、寝すぎることによって、せっかくの休日に体がだるいのは避けたいですよね。
2. 起きる時間が遅いと体内時計がズレる
休日はお昼近くまで寝てしまう人は要注意!私たちの体に備わっている体内時計がズレてしまう可能性があります。
体内時計がズレるとどうなるかと言うと、時差ボケのような状態になります。
私たちは朝、太陽の光を浴びることで体内時計は「朝」だと認識します。太陽の光を浴びることで睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が止まり、また15〜16時間後にメラトニンが分泌されて眠気がやってきます。
つまり太陽の光を浴びる時間が遅くなれば、体内時計がズレて、夜に眠れなくなったり朝起きれなくなったりします。
「休日になると眠れなくなる!」という人がいますが、もしかしたら休日は寝すぎる(遅く起きる)ことによって体内時計がズレているのかもしれません。
この体内時計をリセットできるのは朝だけ。
だから休日も平日と同じ時間に起きるのがよいと言われています。
休日に体内時計がズレてしまうと、休み明けにも支障が及ぶことが考えられます。仕事中に眠くなったりやる気がでないのは避けたいですよね。
3. 休日の時間が短くなり「無駄にしている」と後悔する
休日に寝すぎることをオススメしない3つ目の理由は、単純に休日の時間が短くなるからです。
休日朝7時に起きれば、12時までの午前中の時間がたっぷりあります。家事を終わらせても時間があまるかもしれませんし、カフェで朝ごはんを食べながらゆっくりもできます。
朝の時間を余裕をもって過ごすことで、一日を充実した気持ちで過ごせるんですね。
しかし起きたのが朝10時であれば、あっという間にお昼です。ましてや昼12時に起きようものなら、ちょっと何かしているあいだに夕方が近づいてくるのを感じるでしょう。
休日にいつも通り早起きをして後悔する人はほとんどいませんが、休日に寝すぎたことにより後悔してしまったり、罪悪感を感じる人はたくさんいます。
ただでさえ休日の時間が短いのに、感じなくてもいい後悔や罪悪感を感じながら一日を過ごすなんて、もったいないですよね。
一方で休日に早起きをした人は「休日に早起きできた私、エライ!」と自己肯定感さえ上がるかもしれません。
休日に寝すぎるのをやめたい方へ3つの対策
休日に寝すぎるのがよくないことはわかったけれど、どうしても寝すぎてしまう!という方への対策をご紹介します。
1. カーテンを開けて寝る
防犯上の理由により全開にするのはオススメしませんが、10cm程度でもカーテンを開けて寝ることで、朝は太陽の光で目覚めることができます。
太陽の光により交感神経のスイッチがはいり、だんだん体も目覚めていきます。
「めざましカーテン」という商品まで登場しているんですよ。
この商品はカーテンレールに取り付けることで、起床時間にあわせてカーテンを開けてくれるというもの。
10cm程度開けても起きられないという方は、購入を検討してみるのもいいかもしれませんね。
2. 午前中に予定をいれる
午前中に予定がはいっていれば、必然的に起きなくてはいけません。午前中に予定をいれるのが難しい場合は、早めのランチの予約でもいいと思います。
休日に朝起きる習慣がつくまで「毎週土曜日はランチの予約をする」と決めて、おいしいお店を開拓するのも楽しいですね。
できればモーニングの開拓のほうが早く起きることはできると思いますが、最初はランチからはじめて慣れてきたらモーニング巡りという手もあります。
また朝活ブログや朝活インスタなど、朝活をテーマにした発信を行うのもアリ!
休日に早く起きるとこんなに有意義なんだ!こんなに楽しいんだ!ということがわかれば、黙っていても早く起きたくなりますよ。
早く起きるのが楽しくなる工夫をしてみてくださいね。
3. 本気で「休日も朝ちゃんと起きる」と決める
人は本気で「変わろう」と思うと変わることができますし、反対に自分の意思で本気で「変わろう」と思わなければ変わることはできません。
「痩せたい」と言いながら高カロリーな食事を食べてしまう人は、本気で痩せようとしていないだけで、本気で「痩せる」と決めたら行動が変わります。
同じように本気で「休日は朝ちゃんと起きる」と決めると行動は変わります。
筆者もいつもの時間に目が覚めても「眠いなぁ、まだ寝ていたいなぁ」と思う日もあり、「今日はもっと眠れるけど…」と思いながらも起きます。
それは、寝すぎた日は一日体がだるくて気分が晴れなかったことを経験しているから。
休日を一日だるいまま過ごして後悔するのは本気で嫌なので、眠くても起きます。
そうするとやっぱり、休日の一日を有意義に過ごすことができるんですね。
休日寝すぎるのをやめたいと思っても、やめられないのは、まだそれほど寝すぎることをデメリットに感じていないのかもしれません。