御岳渓谷遊歩道を歩くゆるハイキングの途中、「清流ガーデン澤乃井」でランチ休憩をしました。遊歩道沿いにあり、多摩川の清流を眺めながら食事をしたりお酒をのんだりできる最高のロケーションです。

見てください、この最高のロケーション

多摩川をのぞむように広がる「清流ガーデン澤乃井」。どの席からも川を眺めることができるように、階段上になっています。川に架かる楓橋も、いい風情を醸し出していますね。
この橋を渡ると「寒山寺」に渡ることができるので、時間があればぜひ。「ゴーン」と鐘をつくことができます。

「パラソルつきのテーブル席でまったりするのもいいなぁ」と惹かれながらも、季節は夏。暑くなるかもと、あずまやでいただくことにしました。
春や秋は、こちらのテーブル席がより気持ちよさそうです。

あずまやには木のテーブルに、切り株のような椅子が備わる席がたくさん並んでいます。
照りつける太陽に暑さを感じる日でしたが、あずまやで過ごす時間は、川の水をふくんだ風がひんやりと心地よく、暑さを感じることはありませんでした。
むしろ「気持ちいい〜!」と、何度も声に出してしまうほど。

川沿いから眺めるあずまやは、紙でできた丸い照明や「澤乃井」と書かれた垂れ幕、木の素朴なぬくもりに青々としたもみじが映えて、風情たっぷりの佇まい。
川風を浴びながらのほろ酔いが気持ちいい

軽食や麺類、本醸生原酒は、自販機で食券を買うスタイルです。

ビールやお酒は、澤乃井の売店で直接購入できます。そして、ままごと屋の売店で買ったものも、あずまやでゆっくり味わうことができました。

お酒のラインナップを見ていて、「ここは小澤酒造が運営するガーデン…ということは、もしかしてビールはないのでは?」と少し不安に。
どこかに“ビール”の文字がないかと探してみると……ありました!販売カウンターの近くに「キリン一番搾り500ml」の文字を発見!
やっぱり夏はビールが飲みたくなりますよね。

購入したのがこちら。ビール、もつ煮、そして「ままごと屋」の売店で買った”うの花まんじゅう”。
このもつ煮がとにかく柔らかくて、しっかり味が染みていておいしい!ビールとの相性も抜群です。
そして想像をはるかに超えてきたのが、“うの花まんじゅう”。ほんのり甘い皮と、しっとり優しい味のうの花が絶妙にマッチして、ひと口で虜に。
あまりに気に入って、もう1パック買ってお持ち帰りしたほどです。次ここに来たときも絶対にまた食べるし、お土産にも買って帰る!と断言してしまうおいしさでした。

つづいて注文したのは、冷たいおそば。
じつは「清流ガーデン澤乃井」では、麺類の販売は11時から。私たちが着いたときはまだ軽食のみの販売時間だったため、そばは後からのお楽しみとなりました。軽食の販売は10時からスタートしています。
そして、そばにはうれしいことに湯葉が添えられていました。これは、豆腐・湯葉の専門店「ままごと屋」の湯葉。つるんとした口あたりとやさしい味わいが、暑い季節にぴったりでした。

そして、そばと一緒にいただいたのが「本醸生原酒」。キャップの蓋にある”直詰”という文字が特別感を抱かせます。
私はお酒が弱いので、小さなカップに1/2くらいいただきましたが、キリッと冷えていてすっきりした飲み口。この日は風が本当に心地よくて、そんななか、ほろ酔い気分になるのは、なんとも言えない幸福感です。

そろそろ移動しようかという話になったとき、プリン好きの友人がふと、「ままごと屋のプリン、食べるの忘れてた!」と慌てて売店へ。
私も少しいただいたのですが……これが、まさかのチーズケーキのような味わい!
なめらかで濃厚で、ひと口目から「えっ、なにこれ!」と驚いてしまいました。おいしいのは間違いないけれど、こんなプリン、食べたことがありません。
紅葉の季節にもまた訪れたい

たくさんの青もみじに囲まれた「清流ガーデン澤乃井」。晩秋には、この青もみじたちが一斉に紅葉するのかと思うと、またその季節に訪れてみたくなります。
夏には冷たいそばやキンと冷えたビールが心地よかったけれど、秋が深まるころには、あたたかいおでんや熱燗が、しみじみと体に染みているのでしょうか。
住所・アクセス/関連サイト
東京都青梅市沢井2-770
JR青梅線「沢井駅」より徒歩5分