朝7時台に出発する電車に乗って、上野公園へ行ってきました。お目当ては、ずばり蓮。日中は花を閉じてしまう蓮を見るには、遅くても9時くらいまでには見ておきたいということで、9時までには着くように電車に乗りました。
蓮見デッキはどこにあるのー!と探すところからスタート

上野公園には何度も行っていることもあって、蓮見デッキがどこにあるのか下調べもせず公園へ訪れてしまいました。「公園につけばわかるでしょ」とすっかり鷹を括っていたのです。
しかし広大な上野公園、不忍池がどこにあるかは把握していても、不忍池自体が、一周すると2.7kmくらいある大きな池です。なんとなく池を目指したところで、蓮見デッキにつくはずはなく…。
けれどその恩恵もあって、足が赴くままにたどり着いた「不忍弁天堂」では、手水舎の龍ごしに蓮が広がる景色を見ることができました。

不忍弁天堂へつづく石橋越しの蓮も風情があります。思いがけずこうした景色に出会えてよかった。
不忍弁天堂を通りすぎてなお、たくさんの人が歩く方向についていけば、蓮見デッキにつくだろうと適当に歩くも、「なんだか目的地と反対を歩いている気がする…」と、小さな違和感がよぎり、ようやくここでスマホを取り出し場所を確認。
Google Mapで「上野公園 蓮見デッキ」と検索しても場所が登録されておらず、ネットで「上野公園 園内図」と検索して出てきた園内図から場所をつきとめ、「したまちミュージアム」がある方向だとわかりました。
そして、Google Mapに「したまちミュージアム」と入力して歩き出した時点で、そろそろ9時になろうとしていました。
不忍池に突き出る「蓮見デッキ」に3,000個の風鈴

ようやくたどり着いた蓮見デッキ。2025年7/11(金)〜8/11(月・祝)まで「うえの夏まつり」開催中とのことで、その一環として、コの字型にせり出した広々としたデッキに、3,000個の風鈴がずらりと吊るされていました。
ちょうどこの日は風が強かったこともあり、チリンチリンと一斉に鳴り響く音がとても爽やか。

風鈴越しにピンク色の蓮を眺めていると、「日本の夏っていいなぁ」としみじみ感じます。

蓮ごしに風鈴の回廊を眺める構図も、とても絵になります。
一面の蓮ごしに不忍弁天堂がそびえる風景を撮りたい

上野公園の蓮と聞いて思い浮かべるのは、一面の蓮ごしに不忍弁天堂がそびえる風景ではないでしょうか。実際に訪れると、たしかに蓮ごしに不忍弁天堂が見える風景は美しく「まさに極楽浄土の世界!」と感動しますが、スマホで撮影するとなると、目で見ているような景色、とはいかないもので。
そう、不忍弁天堂は、スマホで撮影するには思いのほか遠くにあるのです。
それでもズームを使ってなんとか撮影したのが上の写真。ズームしすぎると画像が粗くなってしまうので、x2を超えないくらいで撮影してみました。

蓮見デッキで思う存分に風鈴と蓮を楽しんだあと、ブラブラと不忍池の周りを歩いていると、不忍弁天堂に近い場所を発見!誰もおらず「穴場じゃないか!」と興奮しながら撮影するも、たくさんのビルたちがどうしても映り込んでしまいます。
これはこれで都会らしくていいけれど、やっぱりベストポジションは「蓮見デッキ」だと実感しました。わざわざデッキがつくられるくらいです、もっと美しい蓮の風景が眺められる場所なのでしょう。
一度は見たい、美しい蓮の景色だった

朝早い時間に見るのがおすすめの蓮。早起きは得意とはいえ、朝から上野公園に行くことに二の足を踏んでしまい、朝に訪れたことがありませんでした。
けれど訪れてみると、夏の朝の清々しさといったら!
まだ暑さもおだやかな公園を歩いているだけでも、気持ちがいいってものです。
もう少し早い時間のほうが、より涼しく静かで、一面に咲く蓮を楽しめるのではないかと思うと、来年訪れるなら、8時くらいに訪れるのもいいかなと考えてしまいます。
そのあと、ゆっくりとモーニングを楽しむコースもありかもしれませんね。