東久留米市というと、なんだか都心から遠い気がしてしまうけれど、竹林公園がある「東久留米駅」は池袋から電車で約20分。思いのほか近いです。
東久留米駅から10分ほど歩いた場所に、その名のとおり竹林が広がる「竹林公園」という場所があると知り、訪れてみました。
住宅街のなかに突如あらわれる「竹林公園」

東久留米駅の西口を出て竹林公園へ向かって歩いていると、時々「竹林公園はこちらですよ」と言わんばかりの矢印が書かれた案内板を見かけます。なんとも手作り感満載で、ほっこり。顔も心もゆるんでしまいます。
「竹林公園って、すごく推されているのだなぁ」と思いながら、のんびりした街並みのなか歩いていると、突如、緑に囲まれた一角があらわれ、そこが竹林公園であるとすぐにわかります。

木戸門と竹垣の向こうに、青々とした竹林が生い茂る光景が目に飛び込んできて、まるで別世界への入り口のよう。くぐった先にどんな景色が待っているのだろうとワクワクしながら、いよいよ園内へ入ります。

竹林に囲まれた小道を進んでいると、その先に、ちょっとした広場にテーブルとベンチが置かれているのが見えてきました。

ここでひと休みしていたら、東京にいることを忘れてしまいそう。それにしても、とてもきれいに整備されている公園です。
風が吹くたびに竹の葉がサラサラと音を立て、その涼やかな響きがますます清涼感たっぷり。
迷路のような竹林の小道を散策

園内は、竹で作られた柵が小道をつくっています。まるで迷路のように張り巡らされており、どこもかしこも竹林に囲まれた静寂の世界が広がります。

面積はおよそ6,100平方メートルとそれほど広くはありませんが、高低差を活かしたつくりになっているため、変化に富んだ景色を楽しめ見応えがあります。

およそ2,000本の孟宗竹が立ち並び、頭上には緑のトンネルができています。園内の通路にはウッドチップが敷かれ、ふかふかしていて歩きやすいです。

途中には趣のある石垣も現れ、思わず「観光ポスターみたい!」と心の中でつぶやいてしまうほど。どこを切り取っても絵になる景色に出会えます。ちなみに、竹林公園は新東京百景にも選ばれているんですよ。

園内には湧水路が流れています。底がはっきり見えるほど澄んでいて、その透明度にびっくりしながら調べてみると、「東京の名湧水57選」にも選ばれている湧水であることがわかりました。

この日、園内には私ひとり。あまりの静けさに、自分の足音と竹の葉が揺れる音だけが響きます。駅から歩くあいだにかいた汗も、竹林に囲まれた園内を歩くうちにすっと引いていきました。
清涼感あふれる景色と、趣のある佇まいに包まれて、暑さを忘れる時間を過ごすことができる「竹林公園」。夏に訪れる際は、虫除け対策をお忘れなく。
住所・アクセス/関連サイト
東京都東久留米市南沢1-7
西武池袋線「東久留米駅」より徒歩10分