約40万本!「府中市郷土の森博物館」へ一面に広がる彼岸花を見に行ってきた

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郷土の森博物館 彼岸花

猛暑の影響で、関東各地の彼岸花の名所はどこも開花が遅れているようです。「府中市郷土の森博物館」でも、例年より少し遅れはしましたが、ようやく見ごろを迎えたとのことで、早速足を運んできました。

oto

この記事を書いた人:oto

東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ、6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポット紹介も。

目次

彼岸花が見ごろを迎えた「府中市郷土の森博物館」へ

府中市郷土の森博物館

入場ゲートをくぐってすぐの場所に置かれていた「曼珠沙華マップ」を持って、早速園内を歩きます。

2025年9月13日〜10月5日まで「郷土の森曼珠沙華まつり」を開催中とのことで、大きな幕がお出迎えしてくれました。ワクワクしてきます。

府中市郷土の森博物館

しばらく歩くと、プラネタリウムやカフェも入っている博物館の本館の前にも「郷土の森曼珠沙華まつり」の看板がありました。なんと、まだ今年で3回目らしい。

この看板にも書かれていますが、もともとは1万本の彼岸花だったそうです。それを、職員の方が植栽し続けて、今では約40万本も咲き誇る、東京屈指の彼岸花の名所になりました。

郷土の森博物館

園内には歴史的な建物も建っています。こちらはクリーム色の壁に、ミントグリーンがアクセントになっていて可愛らしい「旧府中町役場」。

郷土の森博物館

その隣に建つのが「旧郵便取扱所」。そして、この裏にまわると……いよいよ彼岸花とのご対面です。

約40万本が咲き誇る彼岸花の名所!圧巻の景色だった

郷土の森博物館

旧郵便取扱所の裏には梅園が広がっており、梅の木の下に彼岸花がちらほらと咲いています。復元建物と彼岸花の組み合わせはどこか懐かしく、タイムスリップしたような気分。心がほっと落ち着きます。

郷土の森博物館 彼岸花

このエリアは、パラパラと彼岸花が咲いている感じ。それでも、一面に咲いている様子を見ると、感動してしまいます。

郷土の森博物館 彼岸花

梅園の隅っこには「庚申塔」が佇んでいて、赤と白の彼岸花が取り囲む風景もとても絵になります。この庚申塔には「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が刻まれています。

郷土の森博物館 彼岸花

先へ進むと、川崎平右衛門翁像が立っている「平右衛門広場」があり、こちらにも彼岸花がたくさん咲いています。といっても、園内を歩いていると、ここが「平右衛門広場」だなんて意識しないのですが……。

郷土の森博物館 彼岸花

平右衛門広場にある水路には、園内では珍しい白い彼岸花がたくさん集まって咲いていました。

郷土の森博物館 彼岸花

さらさら流れる水と、ぽつりぽつりと咲く白花を眺めていると、時間の流れがゆっくりに感じられます。

府中市郷土の森博物館

水路の近くには田んぼ。面白い形をしたかかしがたくさん立っています。

府中市郷土の森博物館

水路の近くには水車小屋もあります。その背後には竹林も生い茂っています。

府中市郷土の森博物館の萩のトンネル

平右衛門広場には、萩のトンネルもありました。

府中市郷土の森博物館の萩

可憐な紫の花を咲かせる萩が細くしなやかに枝垂れ、トンネルを歩いていると少女になった気分。なんだか夢心地です。

府中市郷土の森博物館

園内には小川も流れていて気持ちがいいです。清々しい青もみじを見つけると、「きれいだなぁ」とうっとりすると同時に「紅葉したらどんな景色が見られるのだろう」と妄想してしまいます。

郷土の森博物館 彼岸花

そしていよいよ、園内で最も多くの彼岸花が咲く、大階段の上に広がる梅林へ!右を見ても左を見ても、真っ赤な彼岸花が咲いています。

郷土の森博物館 彼岸花

どこまでも果てしなくつづく真っ赤な絨毯!東京でこんなにたくさんの彼岸花が咲き誇る景色が見られるなんて、感動しかありません。まさに「燃えるような」という表現がぴたりと当てはまるように、力強く咲いています。

郷土の森博物館 彼岸花

どこを切り取っても似たような写真になってしまいますが、とにもかくにも視界の先々に、梅の木の下を縫うように彼岸花が咲き誇っています。

平日とはいえ、見ごろを迎えて多くの人が訪れていましたが、彼岸花が咲くエリアが広いので撮影待ちになることもなく、ゆったりと写真を楽しめました。

府中市郷土の森博物館 彼岸花

「ロウバイの小径」の近くにも、ちらほらと彼岸花が咲いています。

府中市郷土の森博物館 彼岸花

この辺りでは、赤と白の彼岸花が楽しめました。

平次のおうどんでランチ

郷土の森博物館

彼岸花をひと通り見終えたあとは、園内にあるお食事処「平次のおうどん」でランチをしました。旧田中家住宅で営業しているうどんと甘味のお店で、2025年2月1日にオープンしたようです。

郷土の森博物館

店内は古民家カフェのような落ち着いた雰囲気で、カウンター席のほか、畳の部屋にテーブルが置かれた席もあります。

私がいただいたのは「天ぷらうどん(冷)」。太いうどんはコシがしっかりとしていて食べ応え抜群。天ぷらも想像以上に豪華で、さつまいもやえび、なすに加えて、白身魚(たぶん…)まで盛られていました。

お昼時は待つこともありますが、回転が早いので思ったよりスムーズに入店できそうです。

一度は見ておいて損はナシ!

府中市郷土の森博物館 彼岸花

府中市郷土の森博物館は入園料300円が必要です。「わざわざお金を払うほどかな?」と思う方もいるかもしれません。けれど、大階段を上がった先に広がる一面の彼岸花を目にした瞬間、その迷いは一気になくなりました。

真っ赤な花がどこまでも続く光景は、写真で見る以上に迫力満点!心から「あぁ、来てよかった」と思いました。

この日は彼岸花を満喫したあとにランチをいただき、さらに園内に点在する歴史的な建物も巡ってきましたが、その様子は、また改めてご紹介しようと思います。

住所・アクセス/関連サイト

東京都府中市南町6-32

武蔵野線・南武線「府中本町駅」より20分
京王線・南武線「分倍河原駅」より20分
西武多摩川線「是政駅」より20分
※バスでのアクセスも可能です。

「府中市郷土の森博物館」公式サイト

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