調布市「実篤公園」で小さな自然浴。竹林も湧水池もある

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実篤公園

ふらりと、調布市にある「実篤公園」へ行ってきました。京王線「仙川駅」からてくてく歩くこと10分ほど。「つつじヶ丘駅」からも10分くらいです。

oto

この記事を書いた人:oto

東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ、6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポット紹介も。

目次

作家・武者小路実篤が晩年を過ごした邸宅と庭園

実篤公園
入口

実篤公園は、名前から察しがつく通り、作家の武者小路実篤が70歳から晩年の20年間を過ごした邸宅と庭園を、公園として公開しているものです。無料で入園できます。

実篤公園

公園の説明や案内図が、本の形になっていて面白いです。

説明書きによれば、子どもの頃から「水のある所に住みたい」という願いを、昭和30年の暮れに叶えたとのこと。子どもの頃の夢を叶えた場所だなんて、なんだかロマンがあって素敵ですね。

実篤公園

最初は舗装された道がつづきますが、しばらくすると、いよいよ自然豊かな公園が姿を現します。

あまりに自然豊かで散歩のつもりがハイキング気分

実篤公園

いきなり自然のなかに放り出された感じがします。

実篤公園

小さいけれど、水源である湧水池を見つけました!うっかりすると見落としてしまいそうです……。あまりにも透明度が高くてじっと見入ってしまいます。

実篤公園

湧水池のすぐ近くに、湧水を水源とする「上の池」。ほこりに覆われているように見えるのは「ヒカリモ」だそう。趣のあるあずまやが池にせり出しています。

実篤公園

いざ、あずまやへ!冒険心がくすぐられます。

実篤公園

小さなあずまやですが、ちゃんとテーブルも設置されています。なんだかアマゾンを訪れたようです。

実篤公園

さらに歩みを進めると、木々に囲まれた「旧実篤邸」があります。青もみじが美しいということは、秋には邸宅から真っ赤な紅葉を眺められるのですね。

実篤公園

旧実篤邸の玄関のほうへ回ってみました。見学できるのは土日祝の午前11時〜午後3時。昭和30年12月、実篤が70歳のときに移り住み、昭和51年に亡くなるまでの20年間を、夫人と二人で過ごした邸宅だそう。国の登録有形文化財に指定されています。

実篤公園

地下通路を通ると、目の前には青々とした竹林が現れました!砂利も敷き詰められており、一転して日本庭園を訪れたような趣へと移り変わりました。

実篤公園

近くに佇む、武者小路実篤の銅像と竹林を一緒に撮影しました。

実篤公園

竹林の小径を歩きながら上を見上げると、青もみじ!秋には竹林と紅葉が楽しめるのかと思うと、またその時期に訪れたくなります。

実篤公園

竹林の間から「下の池」を撮影。鯉も泳いでいました。

実篤公園

竹林の小径を通りながら「下の池」をぐるりと周遊する途中、大きなあずまやがありました。

実篤公園

せっかくなので、あずまやでひと休みすることに。

実篤公園

あずまやの中はとても広々としていて、池や豊かな緑を眺めるようにベンチが設置されています。日差しも遮られ、涼しいです。

実篤公園

あずまやを出て歩くと、池、その向こうに竹林を眺めるようにベンチが置かれています。

実篤公園

さらに歩くと木道が整備された、菖蒲園。菖蒲園のすぐ近くに、武者小路実篤の銅像が立っており、これでぐるっと一周した感じです。

実篤公園

さらに先へ進みましょう。この、別世界へワープしそうなトンネルを抜けると……。

武者小路実篤記念館

武者小路実篤記念館がありました。作品や資料が展示されており、実篤の人物像や創作活動により深く触れることができます。

おわりに

実篤公園

公園の広さは約5,000平方メートルと、そんなに大きくはありません。しかしながら、上から下りながら園内を散策している途中、湧水池や竹林、あずまや、トンネル、旧実篤邸など、さまざまな景色に出会えて冒険心がくすぐられます。

武者小路実篤は、ここでどんなことを考えながら、思いながら庭園を散歩していたのだろう。そんな想像をめぐらせる時間もまた、この公園ならではの楽しみ方かもしれません。

住所・アクセス/関連サイト

東京都調布市若葉町1-23-20

京王線「仙川駅」または「つつじヶ丘駅」より徒歩10分

「実篤公園」公式サイト

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