東京および近郊で、花の少ない冬の時期だからこそ訪れたい、彩り豊かな花スポットをご紹介します。寒さのなかで凛と咲く花々は、ひときわ存在感があり、季節の移ろいを感じさせてくれます。
1. 羽根木公園(梅ヶ丘)

小田急線「梅ヶ丘駅」から徒歩約4分ほどの場所にある「羽根木公園」の梅林は、都内有数の梅の名所です。園内には紅梅がおよそ280本、白梅がおよそ390本、あわせて約670本が植えられており、品種は約60種類にのぼります。
そのため、12月中旬から3月上旬頃まで、開花時期の異なる梅が次々と咲き継いでいくため、長い期間にわたって梅の花を楽しめるのも大きな魅力です。

もう一つの大きな見どころが、梅林から富士山が見えること。ビュースポットには案内が出ているので、訪れた際はぜひ探してみてください。
上の写真にも富士山が映っていますが、わかりますでしょうか?肉眼で見ると、けっこう大きく見えて感動してしまいます。
羽根木公園
東京都世田谷区代田4-38-52
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2. 亀戸中央公園(亀戸)

JR「亀戸駅」から徒歩約10分、東武亀戸線「亀戸水神駅」からは徒歩約2分の場所にある「亀戸中央公園」は、都内屈指のサザンカの名所です。
亀戸中央公園がある江東区の区の花も、まさにサザンカなのだそう。
園内全体に約4,000本ものサザンカの木が植えられていますが、とくに集まっているのが、C地区にある「サザンカコーナー」です。
亀戸中央公園は、A地区、B地区、C地区にわかれています。

白、ピンク、赤と、色とりどりサザンカが咲き誇る様子は、写真だけを見ると冬の季節とは思えないような華やかさです。
現存する園芸品種は約300にもなるというサザンカですが、亀戸中央公園には約50品種のサザンカの木が植えられているそうです。品種によって咲く時期が異なるため、晩秋から2月、3月ごろまで長く楽しめます。
亀戸中央公園
東京都江東区亀戸8・9丁目
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3. 府中市郷土の森博物館(分倍河原)

「府中市郷土の森博物館」は名前に”森”とついているように、森一帯を博物館として公開しています。
園内の一角に「ロウバイの小径」があり、例年1月にはきれいな黄色をしたロウバイが咲き誇り、楽しませてくれます。
「ロウバイの小径」は全長180mに、約130本が植栽。小径というだけあり、こじんまりとしていますが、歩いているとロウバイの甘い香りが鼻をかすめます。

また、園内には梅園もあり、毎年「郷土の森 梅まつり」が開催されるほどの名所です。上の写真は1月に撮影したものなので咲いている花数は少ないですが、梅園には約120種1,300本の梅が植えられているそうです。
府中市郷土の森博物館
東京都府中市南町6-32
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4. 葛西臨海公園

JR京葉線「葛西臨海公園駅」からすぐの場所にある「葛西臨海公園」は、面積は約78万平方メートル(東京ドーム約17個分)と広大。園内には大観覧車や水族園、鳥類園など、さまざまなレジャー施設がそろっています。
例年1月下旬ごろから見頃を迎えるのが水仙です。植えられているのは日本水仙で、水仙の名所として知られる静岡県下田市や福井県福井市、千葉県鋸南町、兵庫県洲本市から集められた水仙が咲き誇ります。

水仙花壇が広がるのは、「ダイヤと花の大観覧車」のすぐ近く。あまりに距離が近いため、水仙と観覧車を一緒に撮影するのは難しいですが、ここだけの景色なので、ぜひ撮影してみてください。
この観覧車は高さ117mを誇り、日本で2番目の高さ。間近で見上げると、圧倒される迫力があります。観覧車に乗って、水仙を見下ろす風景を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
葛西臨海公園
東京都江戸川区臨海町六丁目
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5. 上野東照宮ぼたん苑(上野)

上野恩賜公園内にある「上野東照宮ぼたん苑」では、毎年、春と冬に牡丹を楽しむことができます。冬ぼたんが見られるのは、例年1月1日から2月下旬ごろまで。会期中は無休で開苑しています。
40品種160株の冬ぼたんが咲き誇り、その規模は関東最大級といわれています。
冬ならではの楽しみが、ゆきんこのようでかわいい「わらぼっち」。そして、雪が降った翌日などに訪れると、白い雪のなかで咲くぼたんが楽しめます。

また、美しい紅梅と一緒にぼたんを楽しめるのも大きな魅力です。五重塔を借景にした風景にも、日本らしい趣を感じます。
上野東照宮ぼたん苑 冬ぼたん
東京都台東区上野公園9-88
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6. 皇居東御苑(竹橋)

1月中旬に訪れたときの写真なので、よく咲いていませんが、皇居東御苑には「梅林坂」と呼ばれる梅の名所があり、毎年2月には梅で彩られます。
梅林坂は本丸と二の丸を結ぶ坂で、1478年(文明10年)に太田道灌が天神社を祀り、あわせて数百株の梅の木を植えたことから、「梅林坂(ばいりんざか)」と呼ばれるようになったと伝えられています。
その数は50本、70本ともいわれ、ゆったりとした坂道に沿って梅が連なる光景は風情があります。

石垣と梅のコラボレーションが楽しめるのも「皇居東御苑」ならではの風景です。
皇居東御苑
東京都千代田区千代田1-1
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7. 吾妻山公園(二宮)

神奈川県中郡二宮町にある、標高136.2メートルの吾妻山。公園として整備されており「吾妻山公園」と呼ばれています。
山頂に広がる展望台からは、毎年1〜2月にかけて菜の花畑の絶景を楽しむことができます。菜の花の数はおよそ6万株!
まさに「天空の菜の花畑」という言葉がぴったりで、見頃を迎える時期には大勢の人が訪れます。

菜の花畑が広がる場所からは、相模湾を一望する絶景が楽しめるだけでなく、大きな富士山を眺めることができ、国土交通省「関東の富士見100景」にも選出されています。
黄色い菜の花ごしに大きな富士山が見える景色には、思わず感動してしまいます。
吾妻山公園
神奈川県中郡二宮町山西1084
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8. 宝戒寺(鎌倉)

鎌倉には四季折々の花が境内を彩る「花寺」がいくつかあり、その中のひとつが「宝戒寺」です。とくに有名なのは秋の萩で、通称「はぎ寺」と呼ばれるほどです。
そして冬には椿が楽しめます。鎌倉でも有数の椿の名所で、11月末〜3月まで時期をずらしながら咲きます。100種類以上もの椿があるそうですよ。

タイミングがあえば、梅も一緒に楽しめます。とくに枝垂れ梅が有名で、例年2月中旬ごろから見頃を迎えるそうです。
宝戒寺
鎌倉市小町3-5-22
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