一度行ってみたいと思っていた横浜にある「里山ガーデン」へ、秋の花を見に行ってきました。というのも、春と秋の、年に2回しか公開されない大花壇なので、タイミングが合わず、今回、初参戦となりました。
中山駅から歩いて「里山ガーデン」へ行ってみた

横浜旭区にある「里山ガーデン」は、「よこはま動物園ズーラシア」に隣接しています。相鉄線「鶴ケ峰駅」・「三ツ境駅」、またはJR横浜線・市営地下鉄「中山駅」からバスで向かうのが一般的ですが、私は歩くのが好きなこともあり、「中山駅」から歩いて行くことにしました。
距離にして約2.3キロ、時間にすると30分ほど。
軽いお散歩気分で出発したのですが、甘く見ていました……!思っていた以上に長いのぼり坂が続くのです。
それでも、Googleマップを頼りに歩いていると「里山ガーデン東入口」という案内板を発見!そのまま矢印の方向へ進んでいくと……。

東入口に到着!趣のある木造の橋の両脇には、秋らしい色合いの花が植えられた鉢植えが並んでいました。「着いたー!」と思わずテンションが上がったのも束の間……。

花がない。すぐに花いっぱいの景色が広がるのかと思っていたので、自然あふれる道が続き、少し不安になりました。「もしかして道を間違えた?」と心配になるほど。
実は、里山ガーデンのメインは「正面入口」で、こちらは「東入口」。東入口から入ると、「森の小径」と呼ばれる自然豊かな散策路がしばらく続いていたのです。

森の小径はそう長くはありませんが、「本当に合ってるのかなぁ?」という不安を抱えながらの道のりは長く感じるもので、ようやく花々が見えたときはほっと一安心。一気にテンションが上がりました。
入園無料だなんて嬉しすぎる!秋の花の楽園

大花壇は順路に沿って見てまわるスタイルなので、人が多くてもすれ違うことが少なく、ゆったりと楽しむことができます。

どこもかしこも秋色をした花々が咲いていて夢見心地です。下から上へのぼっていきながら見学します。

さまざまな色の花が咲きそろい、まるで大きなブーケを広げたような景色が目の前に広がります。

コスモス、マリーゴールド、サルビア、ジニアなど、約100品種、15万本もの花々が咲き誇ります。

いっそう濃い色の花が集まるエリアも。秋は春に比べて、落ち着いたトーンや濃い色合いの花が多く、花の色からも「秋だなぁ」としみじみ感じます。

ゆるやかな坂道をのぼっていると見えてくるのが「花の見晴らしデッキ」。円形の広々としたデッキで、大花壇を一望する景色が楽しめます。

じゃーん!見晴らしデッキからの景色が、上の写真です。花が一面に咲く花畑とは少し違い、あくまで花壇なので、絵画のように模様を描きかながら植えられているのがわかります。

頂上までくると、ベンチがありました。日差しがあるためか座っている人はいませんでしたが、大花壇を見下ろす景色が楽しめます。

カーブを描きながら上にのぼっていき、頂上についたら、大花壇のそでにある坂道を下ります。下る途中ももちろん花々を楽しめ、さんざん撮影したはずなのに、違った角度からの景色が広がり、下る途中でもついスマホのカメラを向けてしまいます。

下りきると、竹林が木陰をつくってくれるベンチがずらりと並んでいます。日差しを遮りながらゆっくりと目の前に広がる花々を眺められる特等席ということで、隙間がないくらいの人が座っていました。
正面入口広場から帰ります

中山駅へ歩いて戻るなら「東入口」のほうが近いのですが、「正面入口広場」の雰囲気も味わいたく、帰りは「正面入口広場」のほうから帰ることにしました。
見晴らしデッキから伸びている、きれいに整備された橋をわたって向かいます。

「大花壇入口」と書かれている場所へ出ます。

こちらは記念撮影スポットとして人気でした。

広場にはキッチンカーも4台ほど出ており、パラソル付きのテーブル席が並んでいます。

総合案内所やギフトショップもあります。ギフトショップには、里山ガーデン関連のお土産だけでなく、横浜のお土産も並んでいました。
中山駅から徒歩10分の「菌カフェ753」でランチ

午前中に「里山ガーデン」を楽しみ、「菌カフェ753」でランチをするスケジュールを組んでいました。何時になるかわからないので予約をせずに訪れましたが入店できました。
静かな住宅街のなか、たくさんの緑が生い茂る庭の先に、一軒の古民家が佇んでいます。

古民家の風情がただよう店内。

窓の感じがノスタルジックですね。

昭和の時代にタイムスリップしたような雰囲気。各テーブルには小さな花のおもてなしも。

さて、「菌カフェ753」では、発酵調味料をつかったお食事がいただけます。私がいただいたのは「一汁五菜」。メイン(お肉orお魚)はプラスでつけることができますが、お野菜をいただきたい気分だったので、メインはつけませんでした。
どのお食事も、「身体によさそう!」という味わい。味はしっかりしていて、なかなか自分では作らないようなお料理たちです。
身体をいたわる食事ができたことで、心も満足しました。