横浜には、大人女子が気軽に楽しめるおでかけスポットやカフェがたくさんあります。歴史ある街並みや海を眺めながら散策したり、歩き疲れたらおしゃれなカフェで休憩したり。そんな過ごし方ができるのが横浜の魅力です。
ここでは、実際に私が訪れて「ここはよかった!」と感じた横浜のおでかけスポットとカフェをご紹介します。リアルな体験をもとにしているので、次のおでかけの参考になればうれしいです。
1. ステンドグラスが美しい「横浜市開港記念会館」

横浜には「横浜三塔」と呼ばれる3つの建物があり、その一つが「横浜市開港記念会館」です。横浜三塔とは、キング(神奈川県庁)、クイーン(横浜税関)、ジャック(横浜市開港記念会館)の3つ。
横浜市開港記念会館は、ネオ・ルネサンス様式を基調としたデザインに、赤レンガと白い花崗岩のコントラストが美し建物で、横浜開港50周年を記念して、大正6年(1917年)に開館しました。

講堂や会議室が見学できるのは毎月15日のみですが、それ以外の日でも廊下や階段、美しいステンドグラスは無料で見学OK!とくに2階ホールの3枚のステンドグラスは必見です。
横浜港の開港や交易をテーマに描かれたステンドグラスは、中央に「鳳凰とハマ菱」、左手に「呉越同舟」、右手に「箱根越え」。色鮮やかなステンドグラスと、奥に見える操舵輪のようなデザインの窓ガラスが横浜らしさを物語っています。

2階へつづく踊り場にあるバラ窓も美しく見惚れてしまいます。この大きな窓があるおかげで光が入り、暗くならないのだそう。絶好のフォトスポットです。

講堂や会議室も見学したい場合は15日に訪れてみてください。解説を聞きながら見学することもできます。
重厚な木の梁やレトロな装飾を間近で見られるのは貴重な体験。大正時代の面影を色濃く残しながら、今も市民の集会やイベントの場として使われているのも魅力です。
横浜市開港記念会館
横浜市中区本町1-6
公式サイト
2. 「横浜港 大さん橋国際客船ターミナル」は写真映え抜群

横浜市開港記念会館から徒歩10分ほどの場所にある「横浜港 大さん橋国際客船ターミナル」は、飛鳥Ⅱをはじめ、国内や海外の大型客船が寄港する客船ターミナルです。
屋上広場が24時間開放されており、波をイメージしたゆるやかな曲線を描くデザインが、写真映えスポットとしても人気。ちなみに「くじらのせなか」と呼ばれています。
なかでも映えるのが、ウッドデッキから「大さん橋ホール」の入り口を眺める景色です。ドアから異次元にワープしそうな、近未来的な眺めでワクワクします。

「king」「Qween」「Jack」が描かれた景観ガイドを見下ろす景色も、横浜らしさを感じさせるアングル。「横浜三塔」を同時に見られるスポットです。

横浜港 大さん橋国際客船ターミナルからは、みなとみらいらしい景色が眺められるのも魅力。無料で開放されているので、ぜひ訪れてみてください。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 屋上広場
神奈川県横浜市中区海岸通り1-1-4
公式サイト
3. 無料の展望スポット!「オークウッドスイーツ横浜46階」

横浜の高層展望台は有料のところが多いなか、「オークウッドスイーツ横浜」はなんと無料!といっても、展望台というより、ホテル(サービスアパートメント)の展望フロアという感じです。
1階のエレベーターから46階まで直通。宿泊していなくても無料で入館できます。

46階にはホテルのレセプションやレストラン、フィットネスクラブなどが入っており、それ以外の場所からぐるっと360度、みなとみらいの絶景を眺めることができます。
横浜でもっとも高い建物である「横浜ランドマークタワー」をはじめ、これだけの景色が無料で楽しめるなら、訪れて損はないのではないでしょうか。

展望フロアにはカフェ「Le Cafe」もあります。少々お値段は張りますが、絶景を眺められる穴場のカフェです。
オークウッドスイーツ横浜46階 展望フロア
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2
4. 「横濱媽祖廟」でご縁を願う

横浜中華街にある「横濱媽祖廟(よこはままそびょう)」は、縁結びの神様「月下老人(げっかろうじん)」をお祀りしており、女性を中心に人気を集めているお寺。
縁結びと言っても男女の縁だけでなく、仕事や人間関係などのご縁も含まれます。実際に私の周りでも「参拝したあとに仕事運が上昇した」という声が多く、ちなみに私自身もそのひとり。
中国の伝統様式を色濃く取り入れており、極彩色の龍や鳳凰、細やかな彫刻が施されたきらびやかな外観はとても目を惹き、写真映えするスポットとしても人気です。
参拝方法は日本とは大きく異なり、5本の大きなお線香を、5つの神様にお供えしていきます。お寺の方がお参りの仕方を教えてくださるので、初めてでも安心して参拝できます。
横浜中華街で食べ歩き楽しみながら、媽祖廟に立ち寄れば、より中国旅行気分を味わえるはず。
横濱媽祖廟
神奈川県横浜市中区山下町136
5. イギリスを訪れた気分の「港の見える丘公園」

春と秋のバラが見頃を迎える季節にぜひ訪れたいのが、横浜・山手の高台にある「港の見える丘公園」。その名のとおり、ベイブリッジをはじめ港の景色を見渡せる、横浜らしい眺めが楽しめる公園です。
横浜を代表するバラの名所として知られ、園内には3つのローズガーデンがあります。なかでも「イングリッシュローズの庭」は、海外の雰囲気たっぷり。イギリス館(旧英国総領事公邸)を背景に英国風の庭園が広がり、まるでイギリスの田園にある邸宅を訪れたような気分に。

ここが横浜であることを忘れてしまいそうな、美しい英国風の景色が広がります。これだけの規模のバラ園が無料で楽しめるなんて嬉しいかぎり。

3つのローズガーデンのひとつ「バラとカスケードの庭」には、山手111番館があります。こちらの建物にはカフェ「カフェ・ザ・ローズ」があり、テラス席でバラが咲き誇る庭を眺めながらゆったりとしたカフェタイムを楽しめます。
港の見える丘公園
神奈川県横浜市中区山手町114
公式サイト
6. 無料!春と秋の2回公開される花の楽園「里山ガーデン」

「里山ガーデン」があるのは旭区。横浜といっても観光スポットが集中するみなとみらいや横浜駅周辺からは少し離れますが、一度は行ってみて損はないスポットです。
横浜市最大級の規模を誇る約10,000平方メートルの大花壇に、季節の花が咲き誇り、まるで楽園という言葉がぴったり当てはまるような景色が広がります。

どこもかしこも花!順路に沿って、下から上へゆるやかな坂道をのぼっていくスタイルです。そのため、前からやってくる人とすれ違うことも少なく、人が多くても比較的ゆっくり楽しめます。

正面入口広場にはキッチンカーも出店し、パラソル付きのテーブル席もあります。そのほか、総合案内所やギフトショップ、物販のブースがあり、イベント気分で楽しめます。
里山ガーデン
神奈川県横浜市旭区上白根町1425-4
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7. 「Shiseido Kitchen Lab」で薬膳ランチ

みなとみらい線「新高島駅」すぐ、JRほか「横浜駅」からも歩いて10分ほどの場所にある「資生堂グローバルイノベーションセンター」が、2025年1月に1階と2階をリニューアル。1階にカフェ「Shiseido Kitchen Lab」がオープンしました。
資生堂が手がける薬膳カフェで、天井が高く開放的。大きな窓から緑を眺めながら食事ができ、大人女子の横浜ランチにぴったりです。

カフェでは薬膳研究を専門とする研究員が監修した食事を提供。BEAUY YAKUZENプレート(お魚)は、メインとデリ4種、ご飯、スープ、そして食前に飲むお茶が配置されています。
メニューには、それぞれの料理にどういった薬膳効果が期待できるのかが記載されているので、ランチをしながら健康意識を高めることができるのも魅力。

ランチのあとはぜひ館内を見学してみてください。1階の大きなスクリーンには、見るだけで美しくなれるという映像が流れています。
そして2階は資生堂のミュージアムになっており、美容に関心のある方には興味をひく展示となっています。
Shiseido Kitchen Lab
神奈川県横浜市西区高島1-2-11
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8. 「ハーバーズムーン本店」で焼きたての横濱ハーバーを食べる

横浜を代表する洋菓子のひとつ「横濱ハーバー」。カステラ生地の中に、刻んだ栗と自家製の栗あんが入っているマロンケーキ「ダブルマロン」は、世代を問わず人気の定番土産です。
大さん橋通りにある「ハーバーズムーン 本店」は、横濱ハーバーを製造販売している株式会社ありあけの旗艦店で、白と青が印象的な外観は、港町・横浜らしい爽やかなデザイン。

店内はショップスペースとカフェスペースがあり、カフェは赤煉瓦仕様の壁をもちいたクラシカルな内装。異国情緒がただよい、ゆったりと過ごす時間は横浜気分をさらに盛り上げてくれます。

こちらのカフェを訪れたら、ぜひ味わってほしいのが「焼きたての横浜ハーバー」。私がいただいたのは定番の「焼きたてハーバー ダブルマロン」です。ほんのり温かい状態で提供され、口に入れるとやさしい甘さと栗の風味が広がります。後からやってくるつぶつぶとした栗の食感も心地よく、長年愛され続けてきた理由に思わず納得。
ハーバーズムーン本店
神奈川県横浜市中区日本大通36
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9. 悟空茶荘で中国気分のティータイム

横浜中華街にある人気の中国茶専門店「悟空茶荘」。1階は中国茶や茶器、お菓子、雑貨が並ぶショップ、2階はカフェになっていて、階段を上がるとまるで本場の茶芸館に迷い込んだかのような空間が広がります。
落ち着いた雰囲気の中で過ごす時間は、ちょっとした中国旅行気分。中華街散策の合間にほっとひと息つくのにぴったりです。

お茶メニューはもちろん、デザートや軽食も豊富で、どれにしようか迷ってしまうほど。なかでもおすすめは、店名のついた「悟空セット」。
ミニ肉まん(またはミニあんまん)に加え、ドライフルーツや中華風カステラといったおやつがセットになっていて、ブランチやちょっとした休憩にぴったりです。程よいボリュームで、小腹を満たすにはちょうどいい内容。
さらに、ティータイムを盛り上げてくれるのが中国らしい食器の数々。異国情緒たっぷりで写真映えも抜群です。可愛らしさと本格感がほどよく調和し、異国にトリップしたような時間を過ごせます。
悟空茶荘
横浜市中区山下町130
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