夏がくると、どうしてこんなに心がはずむのでしょう。
木陰を抜ける風のひんやりした感触、汗ばむ日に食べるかき氷の冷たさ、ふと耳に届く風鈴の音。
そんな小さな瞬間に、「ああ、夏っていいな」としみじみ感じます。
わたしはどの季節も全力で楽しみますが、とりわけ夏が大好き。
今年も、例年どおり夏じかんを満喫中です。
今日は、そのなかから5つの“わたしの夏の楽しみ方”をおすそわけします。
1. 抹茶かき氷でひんやり幸せ

夏の楽しみのひとつが、抹茶かき氷を食べること。とくに白玉が添えられていると、テンションがぐいっと上がります。
あまりに検索しすぎて、Instagramの虫眼鏡マークを開くと抹茶かき氷の写真ばかりが並ぶほど。アルゴリズムの思惑どおり、それらの写真をタップしてしまいます。
しかしながらInstagramの仕組みはすごいですよね、かき氷のなかでも抹茶かき氷しか出てこないのですから…。

今年の夏はさっそく、等々力渓谷にある「雪月花」へ出かけてきました。
渓谷のふかい緑に囲まれた茅葺き屋根の茶屋で、屋外の木陰に座っていただく抹茶かき氷は格別。
日差しがないだけでもだいぶ過ごしやすく、かき氷を食べ進めるうちに体のなかからすっかりひんやり。屋外にいて暑いどころか涼しいくらいです。
夏の心地よさを大満喫できました。
2. 川辺で味わう、格別なビール

年中ビール派ですが、やっぱり夏は冷えたビールが一段とおいしく感じます。
先日、友人と御岳渓谷遊歩道をゆるハイキングした際に、途中休憩で訪れた「清流ガーデン澤乃井」でビールをいただきました。
同じ東京とは思えない、川のせせらぎと緑に囲まれた空間で飲むビールは、もう最高。

太陽が照りつける暑い日でしたが、木陰や屋根の下に入ると川の水をふくんだ風がひんやりと心地よく、「涼しい〜」「気持ちいい〜」と何度も声に出してしまうくらい、自然の涼しさが感じられました。
3. 一面のひまわりに囲まれて

夏を代表する花といえば、やっぱり黄色いひまわり!ということで、都心から意外と近い「清瀬ひまわりフェスティバル」へ行ってきました。なんと10万本のひまわりが咲くのです。
まだ咲きかけのエリアもありましたが、「全部が咲いたらどれだけ綺麗だろう」と想像するだけで、もう来年の夏が待ち遠しくなります。
一面のひまわり畑を見ると、照りつける太陽の下で「暑い〜」と言いながらも、自然と笑顔になってしまいました。
4. チリンチリン、風鈴の音色に癒される

街を歩いていて、ふと聞こえてくる風鈴の「チリンチリン」という音。一瞬、空気が冷たくなったような涼しさを感じませんか?
あの音を聞くと、脳が「風が吹いてる」と判断し、体感温度を下げるのだとか。笑顔をつくると脳が「楽しい」と感じて本当に楽しくなるのと同じ仕組みなのでしょうか。
涼しさを感じるだけでなく、なんだか心もスーッと落ち着きますが、風鈴の音は「1/fゆらぎ」と呼ばれる心地よいリズムを持っているのだそう。
小川のせせらぎや雨音、炎の揺れなどと同じ、不規則なゆらぎが人の心を癒してくれるのです。
上野公園では、一面に広がる蓮と3,000個もの風鈴が奏でる、まさに日本の夏らしい風景に出会いました。


また、夏のはじまりに訪れた「東京大神宮」では、鈴蘭のかたちをした可愛らしい風鈴が並び、涼しげな音色を奏でていましたよ。
5. 青い海と、海のある街のごちそう

夏は一度くらいは海をみたい!今年ははじめて小田原の御幸の浜へ行ってきました。鎌倉のようなリゾート感はなく、地元の方が訪れる海という感じで落ち着いた雰囲気。
太陽の光にキラキラ反射する水面は、「これぞ夏!」という景色。海でなにをするわけでもないけれど、ザバーンと打ち寄せる波の音を聞いていると、なんだか自然と呼吸が深くなっている感じがしてリラックスできます。

御幸の浜には、映えスポットとして近年注目をあつめる「海へと続くトンネル」もありました。トンネルの向こうに青い海が広がる感じがワクワクさせるスポットです。
変につくりこまれておらず、朴訥(ぼくとつ)とした感じが雰囲気があって映画のワンシーンのようでした。

海のある街を訪れたからには、海鮮料理を食べたい!ということで、人気の「さじるし食堂」で、名物の「半生アジフライ」をいただきました。
こんなに軽やかなアジフライは初めてで、その食感に感動です。