人気店ということで、以前は開店と同時に訪れ、「悟空セット」を楽しんだ横浜中華街の「悟空茶荘」。
そんなお店が、夜の時間帯に“悟空酒吧(ごくうしゅは)”をスタートしたと聞き、今回は夜の雰囲気を楽しみに行ってきました。
夜の「悟空茶荘」はほの暗くムーディー

日中に訪れたとき、まるで中国を旅しているかのような店内に心が躍った記憶。「夜はどんな雰囲気なんだろう〜」と、今回の訪問をとても楽しみにしていました。
悟空茶荘は、1階が中国茶や食材、雑貨が並ぶショップ、2階がカフェになっています。
バータイム「悟空酒吧(BAR)」の営業は、木・金曜が18時30分から、土曜は19時から。この日は金曜日だったのですが、少し早く18時すぎくらいに到着してしまい、始まるまでの時間は写真を撮りつつあたりをうろうろすることに。
だんだんと夜が訪れる横浜中華街は、人もまばらになりはじめ、にぎやかだった昼の喧騒が少しずつ落ち着いていくのを感じました。

看板も、昼間の茶荘とは違ってしっとりとしたバーの雰囲気。”酒吧”とは中国語でバーのこと。そして2階は、”2楼”になるそう。

この日は、写真をすべて縦で撮ってしまったので、横に切り取るとお店の良さが伝わりきらないかもしれないのが悔しい。
実際の店内には、ゆったりくつろげるソファー席と落ち着いたテーブル席があり、中国雑貨がずらり。まるで本場の茶芸館に迷い込んだかのような異国感にあふれています。

3人で訪れたので、お店の方が「ソファ席に移りますか」と声をかけてくださったのですが、3人ともこの窓際の席の雰囲気がとても気に入り、そのまま腰を落ち着けることにしました。
さて、私たちは18時30分のオープンまであたりをウロウロしてから入店しましたが、すでにお客さんが!どうやらカフェタイムから続けて過ごしている方たちでした。
てっきり18時30分までお店は休憩中かと思っていた……。
時間が経つにつれて外は暗くなり、店内のほの暗さが際立っていきます。その移ろいとともに、空間全体がぐっとムーディーに。
そして、バータイムにもおひとりさまで訪れる人が多いことに驚きました。こんなおしゃれなバーで、ひとりで一杯なんてかっこいい。

でこぼこした窓ガラスがレトロな雰囲気でおしゃれです。
私はちょうどお誕生日席に座っていたので、テーブルの両側に座る友人たちを正面から眺められる位置でした。そこで撮った一枚の写真は、まるで映画のワンシーンのよう。
中国茶カフェらしいお酒があって楽しい

台湾クラフトビール、香港クラフトビール、本日のお茶割り、悟空のジャスミンハイなど、中国茶カフェならではのお酒が揃っていて、メニューを見ているだけでワクワクします。「どれにしようかな」と迷う時間さえも楽しくて、友人とあれこれ相談するのもまた盛り上がりのひとつ。
ふつうに中国茶も用意されているので、お酒が飲めない人でも楽しめますよ。
そしてフードメニューは、お酒に合うおつまみ系から、しめにもぴったりの軽食、デザートまで。小腹を満たすもよし、しっかり〆るもよしと、幅広く楽しめるラインナップになっています。

私はドリンクに、台湾クラフトビールをチョイス。2種類選べて、文旦を使用したものと、ジャスミン系のものがあり、文旦を使用した「秋分」にしました。
ひと口飲むと、柑橘の爽やかな香りがふわっと広がり、軽やかな飲み口。
「悟空茶荘」を訪れる前に、私たちはすでに早めの夜ご飯を済ませていたので、この日は軽めにおつまみを。右側の写真にある手前の豆とジャーキーはお通しです。
注文したのは「炙りほたるいか素干し」と「フレッシュチーズ」。とくに「炙りほたるいか素干し」は自分でライターで炙って食べるスタイルが新鮮で、炙るといちだんと香ばしさを感じます。

いちおしなのが、杏仁豆腐(生姜風味)。やさしい甘さの杏仁にほどよい生姜のアクセント、そしてレモンが加わりさっぱり感が味わえるデザートで、次に訪れたときも「また食べたい!」と大興奮してしまいました。
お店の方の接客やお店の雰囲気も含めて満点!今度は「豆乳担々麺」や「水餃子」で夜ご飯を楽しみつつ、お酒とともにゆったり過ごしたいなと思いました。
住所・アクセス/関連サイト
神奈川県横浜市中区山下町130
JR京浜東北根岸線「石川町駅」北口より徒歩7分
みなとみらい線「元町・中華街駅」中華街口より徒歩7分