1日たった5分でも、続ければ変わる

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1日たった5分でも続ければ変わる

6冊目の著書のタイトルが、そのままズバリ『今日をととのえ明日を変える5分間の小さな魔法』ですが、私自身つい最近、1日5分、10分という短い時間でも、続ければちゃんと変わることを改めて実感する出来事があったので、こうして書くことにしました。

oto

この記事を書いた人:oto

東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ、6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポット紹介も。

目次

1日たった5分でも気づいたら変わってた

私はYouTubeを使って筋トレをしています。だいたい5分前後で完結する動画を選んでやっていますが、その中でも数ヶ月前から繰り返し行っているのが「プランク」を含むトレーニングです。

ランニングのときにブレない走りができたらいいなぁと始めました。(こんなふうに語るほど、速いわけではありませんが……)

そしてつい先日、日常生活のふとしたときに「あれ?私、体幹めっちゃ強くなってる!」と気づいたのです。もともと体幹はあまり強くなく……片足立ちも苦手でしたが、気づいたら、以前よりブレない自分がいました。

「1日5分でも、続けていれば知らないうちに変わっているんだなぁ」と改めて思わされた出来事でした。

1日5分と言っても、毎日やるわけではありません。週に4日くらいで、時々、週3日になることもあります。毎日やることを義務化していないから、こうして気楽に続けられて、気づいたら結果につながったのだと思います。

5分くらいなら続けられそうな気がする

自分を変えたいとか、人生を変えたいと思ったとき。「早く結果が欲しい!」と思うほど、最初から大きなことをやろうとしてしまいがちです。しかし、それが続かなくて終わってしまうことも少なくありません。

「急がば回れ」ということわざもあるように、実際に人を変えるのは、派手な挑戦より小さな日々の積み重ねだったりします。

「夜に30分筋トレするぞ!」と決めても、夜になると「あぁ、30分もやりたくない……」と、だんだん億劫になる。そんな経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、大きな目標があって筋トレの優先順位が高いなら、自然とがんばれると思います。むしろ「頑張っている」という感覚もなく、楽しんで筋トレに取り組めるでしょう。

しかし、続けることを目標にするなら、5分、10分くらいの短い時間がちょうどいい。5分ならちょっとした時間にもできるし、「今日はやりたくないな」と思っても、「たった5分なら」と自分を動かせます。たとえサボっても、また次の日からやろうと思えたりします。

人は「これくらいならできそう」と思えると、動ける生き物。逆に「30分やらなきゃ」「完璧にやらなきゃ」と考えると、脳がブレーキをかけることがあります。

ハードルの低さは、行動スイッチを押してくれるのです。

小さくても「やる」ことが大切な理由

私たちの脳は省エネ思考です。だから、エネルギーを使わなくて済む、ラクなことが好きです。

一方で、「始める」ことにはぐっと力が必要です。エネルギーを使うので、なかなか重たい腰が上がらない、なんてことが起きます。

片付けをしようと思っても、やる気スイッチが入らなくて、なんとなくスマホを手に取り動画を見続けてしまう……。そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。

しかし、一度取り掛かれば、そのあとはスルスルと片付けられてしまうものですよね。

だから、まずは小さくても「行動する」というハードルを超えることが、自分を変える上で大切になってきます。そんなとき、1日1時間とか、30分とか……それで続くならいいけれど、そうじゃないなら「5分」だけでいいから小さく始めてみることにこそ意味があります。

また、習慣化の研究では「小さな達成感」が継続の原動力になることがわかっています。

「今日も5分できた」「今日も5分やった」という実感は、自己肯定感を少しずつ育て、新しいことにも挑戦しやすくなります。

この好循環が「小さな5分を続ける人」と「やめてしまう人」の分かれ道になるのです。

おすすめの5分間の使い方

5分間を使ってできることとして、私がおすすめしたいことの一つが、一日の終わりに、ペンを持ってノートを広げて書く時間です。

今日の気づきや、あった出来事の中で良かったことを書いてもいいし、ジャーナリングのように頭の中を自由に書き出してもOK!

日々に追われていると、ただ流れるままに過ごしてしまいがちですが、こうして5分間だけでも立ち止まり、自分と向き合う時間を持つことで、自分との信頼関係も育っていきます。

そして、自分の心ともつながることで、知らず知らずのうちに押し込めていた気持ちや、本当は大切にしたい思いに気づけるようになります。

小さな気づきの積み重ねが、自分を深く理解することにつながり、迷いが減ったり、人生の舵を自分でしっかり握れるようになっていきます。

おわりに──スマホを触っていればあっという間に過ぎる5分間

5分というのは本当に小さな時間です。スマホを触っていたらあっという間に過ぎてしまう時間ですよね。

しかし、そんなわずか5分間でも、積み重ねれば大きな時間になり、気づいたときには変わっているもの。ゆるやかに変わるから、変わっていることにも気づきにくいかもしれません。だけど、確かに前には進んでいるし、何もやらなければ、その変化すら訪れないのです。

必ず毎日やらなくてもいいし、今日できなかったら、明日やればいい。明日もできなければ、また明後日からでいい。5分という小さな単位だからこそ、休みながらでも続けられます。

未来の自分は、今日の5分の積み重ねでつくられていきます。そう思うと、今日の5分を未来の自分にプレゼントしたくなりませんか?

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