夜のジャーナリングで心を整えリセット

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夜のジャーナリングTIMEで心を整える

わたしは以前から日常的にジャーナリングをしていますが、「この時間にやる」と決めていたわけではありません。
頭のなかを整理したいときや、もやもやした気持ちを抱えているとき、ただなんとなく「書きたいな」と思ったときに、ノートを広げる──そんな気ままなスタイルでした。

今日も出先でカフェに入り、ノートを開いてジャーナリングをしたところ、漠然としたもやもやが解消されて、これからの道筋が見えてきました。
ジャーナリングは、そんなふうに「思い立ったときに書ける」柔軟さが魅力でもあります。

けれど最近は、そうした気まぐれなジャーナリングに加えて、夜にジャーナリングをすることを、ひとつの習慣として取り入れるようになりました。

oto

この記事を書いた人:oto

東京を拠点に、明日がちょっと楽しみになるおでかけや日々のヒントを発信。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』(Amazon Kindle総合ランキング2位)をはじめ、6冊を出版。Yahoo!ニュース エキスパートでは「おでかけ記事」を執筆中です。JFN系全国28局ネット「レコレール」に出演し、東京の穴場スポット紹介も。

目次

そもそもジャーナリングとは

ジャーナリングとは、簡単にいえば「頭のなかにあることをノートに書き出す」ことです。きれいにまとめる必要はなく、手を止めずに思いつくままに書いていくのがポイントです。

誰かに悩みを打ち明けていると、話しているうちに自分の気持ちが整理されて、答えが見つかることがありますよね。ジャーナリングもそれと同じで、頭のなかのもやもやを紙に吐き出すことで、自然と整理され、次に進むヒントが見えてきます。

わたしの場合は、仕事をしているデスクではなく、あえてリビングのテーブルでリラックスしながら書くようにしています。少し場所を変えるだけで、気持ちも切り替わりやすくなります。

朝ではなく夜にジャーナリングをはじめた理由

「一日の始まりである朝に書いた方がよさそう」と思う方もいるかもしれません。わたしも以前はそう考えていました。

たしかに朝は頭が冴えていて、アイデアややりたいことが浮かびやすく、前向きな気持ちでジャーナリングができます。いわば、朝のジャーナリングは「未来への準備」

でも実際のわたしは、朝になるとやりたいことがたくさんあり、ジャーナリングよりも仕事や作業をすぐに始めたい気持ちが勝ってしまいます。

一方で夜は、頭も体も疲れていて、考えがネガティブに傾きやすい時間帯。一見すると、ジャーナリングにふさわしくない時間帯のようにも思えます。

ところが実際にやってみると、ネガティブに傾きやすい夜こそ、ジャーナリングに向いていると気づいたのです。

夜は疲れているぶん取り繕いがきかず、本音が出やすい時間。もやもやや不安を紙に吐き出すことで頭が整理され、一日をリセットするのにぴったりでした。

つまり、夜のジャーナリングは「整理と手放し」。安心して眠りにつく準備になり、翌朝を軽やかに迎えられるのです。

夜のジャーナリングで感じた3つの効果

感情のデトックスができる

夜は一日の疲れがたまり、感情も敏感になりやすい時間です。イライラ、不安、焦り……。そうした心のざわつきをノートに書き出す(吐き出す)だけで、気持ちがスーッと落ち着いていくのを感じます。

気持ちよく眠れる

1日の終わりである夜は、さまざまな情報や感情で、頭も心もいっぱいになっています。その状態でベッドに入ると、考え事や気がかりなことがが頭のなかでぐるぐるして、寝たいのに眠れない!なんてことはあるもの。

ジャーナリングですべてを外に出すことで頭がすっきりし、布団に入った瞬間から安心して眠れるようになります。

夜は本音が出やすく自己理解が深まる

夜はリラックスしているからこそ、本音が出やすい時間です。ジャーナリングをしていると、自分でも驚くような本音がポロッと現れることがあります。

「本当はこうしたかったんだ」
「これはやりたくないんだ」

そんな気づきは自己理解を深め、自分の本当の望みに気づかせてくれます。夜のジャーナリングは、自分の心の声を拾う大切な時間でもあるのです。

夜に書くことの意味

夜のジャーナリングは、一日の終わりを気持ちよく締めくくるための小さな儀式のようなもの。

書き出すことで、今日に置いていきたい感情を手放し、眠りを整え、本音と出会う。そんな習慣を積み重ねることで、日々の心のノイズが少しずつ澄んでいきます。

とはいえ、どうしても気が乗らないときは無理に書くことはしません。「やらなきゃ」と思って続けると、かえって負担になってしまいます。心地のいい習慣は、少しくらい休んでも、また自然に戻ってくるものです。

たった数分でも、ノート前にしてペンをもつ時間は、未来の自分を整えるための小さな投資。夜の静けさのなかでペンを走らせるひとときが、翌朝の目覚めを軽やかで明るいものにしてくれます。

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