片付けで人生が変わる!?
●子供のころからの夢に気づき、起業した
●会いたいと思っていた人からなぜか連絡がくるようになった
●夫婦仲がなぜかよくなった
●なぜか三キロやせた
こんまりさんのところには、このような嬉しい報告が相次いでいるのだそう。
なぜこのようなことが起こるのか、こんまりさんなりの答えが本には書かれていますが、一言でいうと、片づけをしたことで、「過去に手をつけた」から。人生で何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかが、はっきりわかるようになるのです。
まずは「捨てる」を終わらせる
ここでひとつ、こんまりさん流の発想の転換です。
「捨てるモノを選ぶ」のではなく、「残すモノを選ぶ」のです。
どういったモノを残すかというと・・・触ったときに、ときめくかどうか
持っていて幸せかどうか、持っていて心がときめくかどうかを基準に判断をします。頭で考えるのではなく、感情で。心がときめくモノだけに囲まれた生活をイメージすれば、そこには理想の生活があるのではないでしょうか?
衣類→本類→書類→小物類→思い出の品
スムーズに捨てるための基本の順番は「衣類→本類→書類→小物類→思い出の品」。これは、片づけに半生を捧げて来た、こんまりさんの経験値です。
衣類
まずは家にあるすべての服を「ひとつのこらず」集めて床に並べます。そして一つ一つ触って、ときめくかどうか。オフシーズンの服なら「次の季節にぜひ会いたいか」。
そして誰もがやりがちな「捨てるのはもったいないから部屋着にします」は禁句です!
本類
衣類と同じくすべての本を床に並べます。そして「触った時にときめくか」どうかで残す本を選んでいきますが、本の中身を見てはいけません!
また「いつか読みたいと思っているから」のいつかは来ないのです。買ったときは読みたいと思ったかもしれないが、結局読む必要はなかったと、その本は教えてくれたのです。
本はタイミングが命。出会ったそのときが読むべき「時」なのです。
本は手元にストックしないほうが、情報感度はあがります。
書類
「書類」は全捨てが基本です。
「今使っている」「しばらく必要である」「ずっととっておく」に該当しない書類はすべて捨ててしまいましょう。
小物類
なんとなくとっておかれて、なんとなく収納されて、なんとなくたまっていってしまう小物類は、「なんとなく」ではなく、「ときめくモノ」だけを残す。
思い出の品
過去の思い出より今の自分を大切に。
モノの定位置を決める
すべてのモノの定位置をひとつ残らず決めます。ひとつでも住所の決まらないものがあると、そこから散らかってしまう可能性があるのです。
片づけても片付けてもリバウンドする大きな原因は、そもそものモノの定位置が明確になっていないから。あらゆるモノの定位置さえ決まれば、使ったあとは定位置に戻すだけで、片づいた家をキープできるようになります。
さいごに
自分が持っているモノひとつひとつに対して、迷いなく「大好き!」と思えるモノだけに囲まれた生活、これこそが幸せではないでしょうか。ときめかないモノをただなくすだけで、簡単に心が満たされてしまうのです。