出世の階段を、休まずに上まで登る!

出世の階段は、「86段ある階段を休まずに上まで登ると出世のご利益がある」と言われており、ビジネス街だけあって、平日にはサラリーマンの方が登る姿もみられます。
40度という勾配はなかな急で、ひとつひとつの段に高さもありますから、一度も休まずに上まで登るのは、思った以上にハード!
そして注意点がひとつ!帰りは出世の階段を下りないように気をつけてください。せっかく登って得た運気が逃げて行ってしまうといわれているんです。帰りは、脇にある「女坂」を下ってくださいね。(ちなみに、出世の階段は男坂です。)
さて、この出世の階段のいわれは・・・
愛宕山に咲く満開の梅を目にした家光公が、「梅を馬で取ってこい。」と家臣に命じましたが、急な石段を馬でのぼる勇気のある家臣はいませんでした。家光公がとうとうしびれを切らしそうになったとき、曲垣平九郎(まがきへいくろう)という家臣が馬で石段をのぼり、梅を手折り、馬で石段を下りて来て、家光公に梅を献上したのです。
そして、平九郎は、家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられた、ということです。

ちなみに、池の鯉に餌をあげると金運アップするという噂もあります。
恋愛成就のご利益も

愛宕神社には火の神様である「火産霊命(ホムスビノミコト)」祀られており、燃えるような恋を守護するといわれています。また、過去の恋のネガティブな気持ちや、モヤモヤした気持ちなどを燃やしきってくれるのだそう。
愛宕神社の境内には、とても神聖な空気がながれ、緑も多く、なんだかスッキリとした清々しい気持ちになります。ネガティブな気持ちを断ち切って、気持ちも新たに、恋に仕事にと頑張る力がいただける愛宕神社を、休日に参拝してみてはいかがでしょうか。
住所:東京都港区愛宕一丁目五番三号
アクセス:日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分/銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分/都営三田線「御成門駅」より徒歩8分