著者の伊藤勇司さんってどんな人?
現在は空間カウンセラーとして活動する、『部屋は自分の心を映す鏡でした。』の著者・伊藤勇司さん。かつては心理学を学びながら引っ越し屋さんで働いていました。たまたま離婚家庭引っ越しを立て続けに請け負い、どの部屋も同じように荒れていたことに驚いたのだそう。それから部屋には自分の心の本当の姿がうつしだされているんじゃないのか?と気づき、部屋と心の関係について研究を深めるうちに、空間心理カウンセラーとして活動するに至りました。
『部屋は自分の心を映す鏡でした。』はどんな本?
いまのアナタの部屋はどんな状態ですか?
部屋の状態は、自分の心の内側をみごとに映し出しています。
だから心の奥にある悩みに目をむけなたら片づけをしていくと、低迷していた仕事や恋愛が一転するケースも珍しくありません。
この本では、心の根本にあるクセに目を向けながら部屋を片付けることで、部屋も心もスッキリし、毎日を好転させていく部屋の活かし方を伝えるものです。
片づけのキホン「捨てる」「磨く」「循環させる」
捨てる
捨てるということは、自分にとって大切なものがわかるようになること。だから、捨てる=いらない手放すではなく、本当に大切なものを見極めると思ってチャレンジしてみる。
磨く
磨くということは、輝きを取り戻すということ。外に向かって注意が散漫になっている心を、自分の内側へと気持ちを向けてくれます。そして、ないものを求めるのではなく、あるものを大切にできるようになります。
循環させる
循環させるということは、命を維持するということ。部屋がどんよりしていると気分も下がりがち。だから朝窓を開けて換気したり、テーブルを少し動かすだけでも空気の流れが変わります。このように部屋を循環させる習慣をもつと、滞っていることがスムーズに流れ出すようになります。
こんな人の部屋は片づいていない!
やりたいこと探しに夢中な人
やりたいこと探しに夢中な人は、外にばかり意識が向くので、部屋が片づかなくなります。自分にはナイと思うからついついモノをためこんでしまう。いらないモノを手放して必要なモノだけを残しましょう。
やせたいのに、やせられない人
やせたいのにやせられない人は、モノを大切に扱っていないということが少なくありません。美をつくる洗面所や、自分の魅せ方を演出するクローゼットを整理することで、美意識が高まり、理想に近づくやすくなります。
理想の相手と出会えないとなげく人
理想の人に出会えないとなげく人は、外に出会いを求めて部屋が放っておかれがち。こだわりの強さから出会いを狭めてしまっている人が多く、掃除するのに抵抗感のあるトイレを磨くことで、自分のこだわりが外れやすくなります。またお風呂場の掃除、床の片づけも重要。
さいごに
『部屋は自分の心を映す鏡でした。』には実際に、チャンスが巡って来た!出会いがうまれた!などの実話エピソードも付け加えられているので、片づけのやる気もアップします。部屋が片づいていない人は心に悩みや焦りがある人が多い、だったら部屋を片付けることで、そんな悩みや焦りともおさらばして、毎日を楽しく過ごして行きたいですね。